たーさんブログ

自分の人生を再構築したがっているおっさんのつぶやき

河合美智子さんが脳出血で闘病生活を送っていたことを知って、自分も怖くなってきた

こんにちは。

正月が過ぎても、まだまだ休み癖が治らないたーさんです。

今年もすでに何日か過ぎておりますが、いっこうに自分のしたいことができていません。自分のしたいように自由に時間が使えるようになるのはいつのことやら。

 

さて、昨日Yahooニュースをみてたら、こんなニュースが。

headlines.yahoo.co.jp

一瞬、誰だっけって思いましたが、「オーロラ輝子」のキーワードで思い出しました。

NHKの朝の連ドラ「ふたりっ子」で、その役名で出演していましたよね。

連続テレビ小説ふたりっ子

この連ドラは、私が学生時代に放送されていて、結構はまっていましたね。そのために授業をさぼっていたこともあったくらいでした。

たしか、主人公の双子の姉妹役の幼少期をマナカナでおなじみの三倉茉奈さんと佳奈さんが演じており、成長してからは姉を菊池麻衣子さんと妹は岩崎ひろみさんが演じておりましたっけ。

妹の方が将棋に打ち込んでプロ棋士をめざしていくという話でしたが、それに影響をうけて私も詰将棋の本を買いあさって勉強したのを覚えています。

(当時まだ元気だった祖父に将棋を挑んで、一度も勝てなかったのを覚えています)

(そして、ドラマが終わってから飽きてしまいましたけど)

妹の将棋のライバルでもあり、一時期は結婚もした森山史郎役に内野聖陽さんも出演していました。このころからいい俳優だなという印象がありましたね。その後もいろいろとドラマ(NHK大河ドラマ風林火山」、テレビ朝日「臨場」など)や舞台、映画に幅広く出演していることから、やはり実力はあるのでしょう。好きな俳優の一人です。

オーロラ輝子

さて、肝心の「オーロラ輝子」はたしか姉妹のお父さん(段田安則さん)がストーカー的な追っかけをやっていて、ついには付き人になってさらに不倫してしまうというような設定だったと思います。結局は輝子の方から別れを切り出して、家族のもとに戻るんですけど。一方の輝子はその後病気で倒れて死んでしまうという悲しい役で、そのときに歌った「夫婦みち」が、実際発売されて紅白にも河合美智子さんは「オーロラ輝子」として出演していましたね。

 

今になって調べてみて、「オーロラ輝子」が壮絶な悲しい人生を送る登場人物であったのに、あまりその印象が残っていないのはなぜだろうと考えると、自分としては「ハウスさかなかな」のCMのイメージの方が強いからかもしれません。ブラウン管いっぱいに笑顔が広がり、その笑う印象が強く、この子誰だろうって当時中学生だった私は分からず(インターネットがなかった?)、ドラマを見てはじめて知ったというのがありました。


1985年CM 積水 タカラ 河合美智子 ハウス

(上の動画で3つ目のCMです)

(その前のタカラカンチューハイのジョン・トラボルタも懐かしいですが)

脳出血で闘病中

その河合美智子さんが脳出血を発症されていたなんてびっくりしました。昨年の夏、つまり本人が47歳のときに発症されたということになります。私とあまり変わらない年齢だったので、少し怖くなりました。

先ほどのCMの印象から「健康」というイメージがずっとあったので、不摂生している私が発症するならばまだイメージとして納得いくのかもしれませんが、、、

リハビリ病院を退院されて、舞台挨拶に向けてがんばっておられるとのことですので、ぜひ元気な姿をみせてほしいです。

脳出血というのは

少し専門的な話になりますが、脳出血はよく知られているくも膜下出血とは異なり、同じ頭の中でも”脳の中”の血管が破けて出血する病気です。

くも膜下出血は主に脳の表面近くを走行する動脈血管にできた動脈瘤というコブが破裂して起こる病気です。その血管はくも膜という脳を包む膜の下を走行しており、出血した血液もその下に広がっていくことから、そう呼ばれています。

脳出血の場合は脳の中での出血ですので、出血してもその周りに脳組織自体が存在しているので、脳全体に出血が広がることがありません。また出血の勢いが弱ければ、脳が圧迫して止血してくれるので出血量が少なくて済むこともあります。当然、出血の勢いが強ければ、出血量は広範囲におよび命を落とすことになります。

その一方で、出血の範囲が少量でも出血した部分周囲の脳組織にダメージを与えるので、脳のどこに出血するかによって手足の麻痺や言語障害が強く後遺症を残すことがあります。幸いにも脳の重要な機能の場所からはずれて出血した場合には、出血して間もなくして脳が腫れてくるので(脳浮腫)その間は症状が出現しますが、その後腫れが治まってくると脳が圧迫から解放されて症状が軽減してくることもあります。

 

ニュースを読むと、右の手足の麻痺と言語障害が最初に症状として出ているので、普通は左側の脳に出血したと考えます。右利きの人は大部分の人が左の脳に言語中枢がありますし、手足の症状は障害を起こした脳の反対側の症状が出現します。

出血がまさに手足の神経のところや言語中枢のところにピンポイントで出血した場合には重い後遺症を残していたであろうと推測できますが、幸いにもそこから少しはずれていたのだと思います。

 

脳出血の場合は診断がついたらすぐに出血の勢いを止めることが重要ですので、血圧を下げることが大切になります。そして、出血が止まりやすいように、もしサラサラの薬を飲んでいたら薬の種類によっては拮抗薬がありますので投与し、さらに止血剤を使います。(薬の手帳は大事です)

病院での早急に適切な処置を行ってもらうことも大切ですが、発症した当時、近くに人がおり、その方がすぐに救急車を呼んでくれたというのも後遺症が比較的軽くて済んだ要因です。脳出血が広がる前に処置することが可能だったからです。

脳出血の予防としては、高血圧の治療と普段の生活習慣の改善が大事

自分もそろそろ病気発症のリスクが高くなる年になってきたので、今患っている高血圧も注意しなければいけないし、「そのうち動脈硬化がひどくなるとサラサラの薬を始めるからね」と医者に言われているので、そうならないように普段から食事をはじめとして生活を改善しなければいけないな、とあらためて思いました。

 

河合美智子さんには今後もリハビリを含めてがんばってほしいなと思います。

というわけで、救急関連の仕事を少しかじったことがあるたーさんでした(終)