たーさんブログ

自分の人生を再構築したがっているおっさんのつぶやき

木村拓哉さんのドラマ「A LIFE~愛しき人~」を見て

こんにちは。

普段は子どもにチャンネル権をとられており、ディズニー関係のアニメしか見る機会がないのですが、昨日は子どもが早々と疲れて寝てしまったので、久々にドラマなんぞ見てしまいました。

日曜劇場「A LIFE~愛しき人~」(TBS系)

木村拓哉さん主演のドラマで、昨年の後半からいろんな意味で話題になっていましたね。自分としても、今回はフジテレビ系ではなく、"ドラマのTBS"なのでやはり期待するものがありました。期待しすぎて裏切られるパターンもありますので、大きな期待はしませんが、、、

初回の簡単なあらすじ(録画してこれから見るという人は読み飛ばしてください)

あらすじは簡単に言うと

アメリカで活躍する外科医・沖田一光(木村拓哉さん)が、かつて勤めていた檀上病院院長(柄本明さん)の心臓の手術をするために戻ってきました。もともと院長の娘で内科医の深冬(竹内結子さん)は沖田と恋人どうしでしたが、今は檀上病院副院長で沖田の幼馴染でもある檀上壮大(浅野忠信さん)と結婚していました。実は10年前に、壮大は恋敵である沖田を深冬から離すために、沖田をアメリカに追いやった張本人なので、戻ってくることに対して内心複雑でした。

院長の手術はいったんはうまくいくも、その後容体急変し低酸素脳症になってしまいます。誰もが手術の失敗を責める中で、沖田は一生懸命に策を考えて2度目の手術を成功させ、院長は意識を取り戻しました。

ところが今度は深冬が脳腫瘍であるとわかり、壮大は沖田に手術を頼むことにして、アメリカに帰ろうとすると沖田を病院に引き留めました。

というところが、第1話までのあらすじです。

ほかのキャストとしては、第1外科部長役に及川光博さん、若手外科医役に松山ケンイチさん、手術部看護師に木村文乃さん、顧問弁護士に菜々緒さんと豪華な俳優陣がまわりを固めています。

 

今回のドラマのポイント(テーマ)は

・外科医としてのキムタクの腕

・キムタク、竹内結子浅野忠信との三角関係

・院長、副院長、第一外科部長とキムタクとの権力争い

・キムタクに若手外科医、手術部看護師との人間関係

・患者とのトラブルで苦悩する医師

となるのでしょうか。

外科医としてのキムタクの腕

大門未知子のように天才外科医という設定ではなく、こつこつ努力して技術を身につけてきた職業肌の外科医という設定だそうです。ドラマの中でも6000件執刀してきたと言っておりました。手術における出血量が非常に少ないことがそれを裏付けているのでしょうか。

一つ一つの手術についてかなり詳細な手術記録を書いたり、手術の前準備の段階で大量の論文を読んだりしているところは当然努力家である証であります。

そこからくる自信の表れなのでしょうか。キムタクらしい演技で、控えめで謙虚な医師像ではなく、自信満々の自己主張型ドクターを演じております。海外でもまれてきたということが、容易に想像つくような感じです。

(なんとなくイラッとするところもあります)

大門先生のようにミスをしないスーパードクターではなく、初回から手術失敗と騒がれてしまいます。再手術でうまくリカバリーしていきますが、院長が何の後遺症もなく回復しているのはやはりドラマだからなのでしょうか。

それと「絶対」とか自信満々に「大丈夫」とかいう言葉は、やはりリアルさを出すのであれば言わない方がよかったかもしれません。

キムタク、竹内結子浅野忠信との三角関係

院長、副院長、第一外科部長とキムタクとの権力争い

正直このドラマがそっちに流れていくと、つまらないドラマになりそうです。

多少は色恋沙汰はあってもいいのかもしれませんが、メインになってしまうと医療ドラマでなくてもいいわけですから。

権力争いは「白い巨塔」で、すでにおなかいっぱいって感じです。ましてや、大学病院ではなく一病院の中での権力争いなんて大したことはないと思います。

過去の恋人や権力争いなんかではなく純粋に患者と向き合う医師という設定で、最後までやってほしいというのが願いです。

キムタクに若手外科医、手術部看護師との人間関係

沖田先生の仕事ぶりをみて、そしてそれと正反対の第一外科部長の行動をみて苦悩しているのが松山ケンイチさん演じる若手医師です。若手はトラブルに巻き込まれたくないので安全策に走る傾向がある一方、向上心のある者は上の先生の努力の跡をみて学んでいきます。その将来ある若手外科医をいい感じで演じています。

手術部の看護師役の木村文乃さんは最初から沖田先生の味方ですね。重くなる空気の中で、さわやかな印象を与えています。

ただ膨大な量の論文を調べてもってきたり、沖田先生が言えないような手術法をすぐに言ってしまうところは、少し行き過ぎ感がありました。もちろん、実は以前医者だったなんて衝撃的な過去があったりしたら、話は別ですが。

(んなわけないでしょ)

患者とのトラブルで苦悩する医師

誰かが手術がうまくいかなかったりしてトラブルになったときに、沖田先生が豊富な経験を活かして再度手術をして乗り切っていくなんて方向にいくことも考えられます。第2話の予告を見ていると、そんな匂いがしてきます。

顧問弁護士(菜々緒さん)の存在も、その方向に行きそうだからなのかもしれません。

ただそればかりだと、この病院は危険な病院だというレッテルが貼られてしまいますよね。心臓血管外科という分野なので、そういったトラブルのリスクは高いのですが、さすがにそればかりでは日曜日の夜に重くなりすぎます。元気に月曜から仕事をするためには、明るい話題もほしいものですよね。

 

さて今後どういう展開になっていくか、楽しみであります。初回視聴率が14.2%と、出だしはまあまあだと思います。ただ今までの医療ドラマと似たような感じであれば、いくら木村拓哉さんが主演と言えども飽きられてしまいます。

脚本の出来が非常に重要になっていくでしょう。

とりあえず自分は第2話を見る予定です。

 

昨日のドラマについて好き勝手書いてしまいました。

以上、少し救急関連の仕事をしていたたーさんでした(終)