たーさんブログ

自分の人生を再構築したがっているおっさんのつぶやき

盛り上がるオリンピック~もう少し金メダルがほしいけど~

こんにちは。

オリンピック、連日のメダル獲得に盛り上がっていますね。

新聞でもトップは羽生くんの金メダルだったり、小平選手の金メダルだったりするわけで、日本の大部分の人がオリンピックに注目しているようです。

小平選手のレースの瞬間視聴率は34%強だったことから考えると、フジの月9は当然、朝の連ドラや大河ドラマよりも多くの人がオリンピックを見ていたことになります。

これだけの人がその選手に注目し、メダルをとった瞬間に一緒に盛り上がって幸せを感じることができたわけです。

 

 「君が代」なんてめったに歌わないのに、表彰式の瞬間だけはなぜか口ずさんでしまいます。

 

正直夏と冬2年おきにこれだけ日本が盛り上がれるのであれば、もっと選手にメダルをとらせてあげればいいのにと思ってしまいます。

もっとメダルをとれば、もっと我々庶民は気分よく仕事もできるし、幸福感を味わうことができるんだろうな。

 

ただここ数日いろいろと新聞やテレビの報道をみていると、そう簡単にはメダルをとることができない現状があるようです。

もちろん、ものすごい天才でちょっとの練習ですぐに強くなるような選手だったらいいわけなんですが、そんなわけない。

練習の質、練習の環境、遠征などの費用など、メダル大国と言われる国々と比較するとだいぶ日本は遅れをとっているようです。

練習の質こそ、科学が発達してコンピューターでしっかり分析して効率のいい練習ができるようになってきていますが、それでもそのように分析してくれるのにかかる費用はなかなか支出できるもんではありません。

それ以前に、きちんとした練習場所がなく学生と一緒にトレーニングしたり、遠征費用を捻出ができないのでバイトしたり、親が貯金を崩したりしているのが現状だそうです。

そんな状況では試合に集中できるわけありません。人に借りができてしまうためにものすごいプレッシャーを感じたりして、コンディションが悪くなったりするわけです。より本番に近い練習なんかもできるわけがなく、全く勝手の違った状況でオリンピックに挑むことになるのです。

 

 

 

小平選手の場合は信州大を卒業してまだ無名だった頃に、スポンサーとなる企業がなく、あの相沢病院が手を挙げてくれたので今の彼女があります。病院スタッフとして雇用したことで、オランダでのトレーニングの際には長期出張扱いにして1000万円もの遠征費を出してくれたわけです。

それゆえに彼女はこのオリンピックでレースに集中できて、見事に金メダルをとることができたのです。

これは決して、そのときに手を挙げなかった企業が悪いわけではありません。

企業にとっても、まずは自分のところでいかに利益出すかということを第一に考えなければいけないので、勝てるかどうか保証のないアスリートにいきなり大金を出すことなんてできません。

 

正直なところ、「国は何をやっているんだ」と申し上げたい。

海外はこのようにアスリートに対して、積極的に練習場所や資金の援助をしています。それゆえに、格差はなく層の厚い選手布陣ができるのです。

だから、どの競技においてもメダル候補は存在するのでしょう。

 

日本にもスポーツ庁はありますが、果たして一体何を我々のためにしているのだろうか?

自国開催のオリンピックがもう少しで開催されるのに、いつになったら政府はアスリートのために様々な支援を行ってくれるのだろうか?

 

素人ながら、今回そんなことを思ってしまいました。

以上たーさんでした(終)