こんにちは。
お正月が明けて、この緩んだ気持ちとたるんだ体型をどうにかしようと引き締めにかかろうという矢先に、、、
新年会シーズンが始まります。
別に1週間前に職場で顔を合せたばかりなわけだから、特別に何か催しものをしなければいけないわけではないのですが、そこはなんか雰囲気的な決まりがあるわけで。
強制参加ではないので、別に簡単な言い訳で参加しなければいけないんですが、私の性格上断るわけにもいかず。
そして行ったら行ったで、相変わらずのサービス精神旺盛なところを全面に押し出して飲んで食ってバカやって盛り上げてしまうんですよね。
20年前から全然成長していないところです。
そんな私に部下たちは何の威厳も感じていないので、たぶん誘いやすいんでしょうね。
(とほほ)
ところで、こういう会のときにはどうしても食事の時間が遅くなってしまいます。
以前にも書きましたが、遅い食事ほど気をつけなければいけません。
このときはダイエット、つまり体重をいかに増やさないかということで書いています(拙い文章ですみません)。
今回朝活の一環で
牧田善二先生の「医者が教える食事術~最強の教科書~」(ダイヤモンド社)を読んでみました。読んでみたというか勉強したというのが正確な言い方でしょうか。
決して難しいことを書いてあるわけではなく、日ごろの日常生活上簡単に実践できることを教えてくれています。前回書いた記事も、牧田先生の本を参考に自分の拙い知識を混ぜて書かせていただきました。
((お断り)私も一応医療従事者ですので)
大原則は、「血糖値さえ気をつければ体重は増えない」ということ。
「体重を増やすのは脂肪摂取である」という誤った考えを払拭し、「肥満は糖質の過剰摂取によるもの」ということを最新の論文を織り交ぜて説明してくれています。
その中で健康にいい食品ということで挙げられているものがあります。
世の中にこれだけジャンクなものがコンビニやスーパーの棚に並んでいるので、本当に健康にいい食べ物はどれなのか、どれもこれも疑ってしまうところが実際のところではないでしょうか。
手軽に、あるいは安上がりに健康になれるといううたい文句で売られている食品がどんなものなのか。おそらく大部分の人たちが、その成分、さらには科学的根拠(エビデンスと言います)について深く追求せずに買いあさってしまっているのではないでしょうか。
さて、新年会シーズンの暴飲暴食に備えて、健康にいい食品がどれなのか、ある程度分かっていればたまたま(?)暴飲暴食してもそんなに健康を損なうことはないのではないかと考えています。
(おいおい、暴飲暴食自体が問題だろうよ!)
- オリーブオイル:これはエキストラバージンオリーブオイルに限ります。さすがにこれを暴飲するのは気持ち悪くなるだけです。例えばフランスパンに少し塗ってお洒落にいただくというのでもいいじゃないですか。糖質の吸収を遅らせるので、血糖値の上昇を抑えてくれます。テレビで速水もこみちさんが、やや高い位置からこれでもかという感じでオリーブオイルを料理にかけていますが、あれはまさに理にかなっているのです。正直それを知らなかった私は、「絶対この人動脈硬化で早死にするな」なんて内緒で思っていました。(すみませんでした)
- ナッツ:どこかの国に「ナッツ姫」なんて呼ばれていた方がいましたが、そんなことはどうでもよいのです。私もナッツは好きです。早く飲み会会場に着きすぎたので、その前にちょっと0次会ということで一人でバーになんて洒落込むことがありますが、そういうときもサイドメニューとしてナッツを頼みます。スーパーでも大きな袋でナッツを売っていますが、如何せん値段が高いんです。だから、爆食いはできず、一つの袋を大事に大事に食べています。気をつけなければいけないのは塩分過多になりやすいこと。私は無塩のものをチョイスしています。あと本で注意していたのは、原産国をチェックすること。場所によっては包装がいい加減でカビが生えていたりすることもあるそうです。
- 大豆:大豆の中に含まれているイソフラボンにAGE(終末糖化産物)を下げる働きがあります。このAGE(Advanced Glycation End Products)とは(以下AGE測定推進協会のHPより抜粋)、「タンパク質と糖が加熱されてできた物質」のことで、強い毒性を持ち、老化を進める原因物質のことです。AGEが血管に蓄積すると心筋梗塞や脳梗塞、骨に蓄積すると骨粗しょう症、目に蓄積すると白内障の一因となり、AGEは皮膚などの美容の領域のみならず、全身の健康に影響を及ぼしています。ということで、大豆食品の豆腐や納豆などは毎日食べても損はしません。もし牛乳を毎日飲んでいるのであれば、豆乳に切り替えてみるのもいいでしょう。ただし、プレーンにしないと糖質を摂取してしまいます。
- チーズ:これも健康にいいのですが、落とし穴が。加工されているプロセスチーズは糖質制限としては効果的ですが、加工の際に余計な添加物(リン酸塩)が入ってしまいます。これはあまり体によくありません。ですので、ナチュラルチーズを選択するのが正解です。糖質制限ダイエットをしていたときに、6Pチーズを馬鹿みたいに食べていましたが、あれはよくなかったんですね。やはり、きちんとチーズ専門店に行って、ナチュラルチーズを買うべし。
- コーヒー:コーヒーはブラックに限ります。それも缶コーヒーではありません。缶コーヒーのブラックを一度器に移して飲もうと思ったことがありましたが、その色は明らかなにコーヒーというよりはコーヒーっぽい水といった感じでした。それ以来、缶コーヒーはあまり飲まなくなりました。お金も130円とは言え、塵も積もればで結構馬鹿にならないもんです。
- キノコや海藻:これらは食物繊維が豊富です。よくコンビニとかに1日分の野菜とかいうことを書いた野菜ジュースが売られていますが、あの中には肝心の食物繊維は少ししか入っていないらしいのです。健康にいいから毎日1本とか言って飲んでも、糖質ばかり摂取してしまい、食物繊維は全然足りないんですね。要は、1日分の野菜のエキスは入っていても、必ずしも食物繊維などの栄養素のことを言っているわけではないということです。ところで、食物繊維がなんで大事かというと、食物繊維が豊富だと胃での消化に時間がかかるので、その後に摂取した糖質の吸収を遅らせるからです。「ベジファースト」とはそういうところから提唱されており、同様にキノコや海藻も食物繊維豊富な食品としてできるだけ食事の最初に食べましょう。サラダを最初に食べたうえで、わかめやなめこの味噌汁を飲む、あるいは海藻の酢の物の小鉢に手をつけるなんてことは体にいいのです。食物繊維は大腸がんの予防になり、腸内細菌のバランスをととのえるので、是非ともこれも毎日摂取したいと思います。
- 酢:酸っぱいのが私は大好きです。家族はそうでもないので、一時期「マルカン酢」がマイ酢といった感じで食卓に置いてありました。焼きそばや皿うどんを食べるときは、これでもかという感じで酢を回しかけていました。当初は酢を積極的に摂取すると、体が軟らかくなるということで使っていました。しかし、酢の効果としてはそれだけでなく、血糖・血圧を下げる、AGEを下げる効果があるのです。海藻の酢の物なんて、すばらしいではありませんか。
- ワイン:赤ワインはポリフェノールがたくさん入っているので抗酸化作用があります。酸化していくというのは、私たちの体がどんどん錆びていくイメージです。これを防ぐ効果があるのです。動物性の脂肪をお肉やバターなどから大量に摂っているフランス人が心疾患などの病気にかかる率が低いのは、赤ワインをよく飲んでいるからだと説明する「フレンチ・パラドックス」という概念があります。一方白ワインはやせる効果があります。つまり、血糖が上がらないのです。ただし、甘口のワインは避けて辛口を選ぶようにしましょう。
こう考えると、新年会だけでなくどんな飲み会でも普段の食事でもきちんとメニューを選んで食べる、そして飲むことがいかに大事かということがわかります。
と言いながら、昨日の新年会で白ワインを馬鹿のみしてしまいました。
んで、気づいたら、、、
ラーメン屋のカウンターで半分手をつけたどんぶりを前に寝ていました。
(あほか)
今朝の血糖値は177mg/dL!
(なにやってんだ、俺は!)
以上たーさんでした(終)