たーさんブログ

自分の人生を再構築したがっているおっさんのつぶやき

入院生活で感じた贅沢

こんにちは。

入院生活は5日目に突入。

退院は週明けになりそうと言われました。

うれしい反面、あと3日もあることを考えるとうんざり。

 

幸いにも、悪い病変をとってしまえば、一応今回のミッションはコンプリート。

あとは巻かれたガーゼがはずれないように注意すればいい。

もし、ガーゼが不注意ではずれてしまって感染でもしたら、完全にOMG(オー・マイ・ガット)。

 

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うれしいことに 今朝からシャワー解禁に。

(やったー!)

とにかく、体の汗を流したいわ、頭を洗いたいわで、ここ数日で一番うれしい。

たしかに、昨日話題になったボディシートもよかったけど

シャワーに比べたら全然爽快感が違いますよね。

 

傷の上に透明な防水シールを貼って、そして一浴び。

数日ぶりに頭も洗えて気分は最高。

本当はシャンプー2度洗いしたかったんだけど、傷口が濡れてしまわないか心配で

早々に出てきてしまいましたが、

それでも地獄から這い戻ってきたような感じです。

(残念ながら、湯舟に浸かっていないので天国とまではいきませんが)

 

それにしても、この入院生活で思ったことは、

入院をすると、普段の生活が大部分制限されてしまうということでした。

ただでさえ、病気になって不自由が出ていたのに、さらにです。

 

服を着替えたりとか、入浴をしたりとかはもちろん、

仕事も趣味も、好きなものを食べたりすることも制限されてしまいます。

朝6時には起こされ、夜9時には電気を消されてしまいます。

回診とか検温とか、あと検査があるので、その時間には病室にいることが

原則となっています。

(なんか監獄につかまっているみたい)

 

だから、時々脱走する患者がいるみたいです。

検査に呼ばれる時間になっても病室にいない。

だいたい1時間くらい後になって戻ってきて、

話を聞くと1階の喫茶店でずっと時間をつぶしていたとのこと。

だいたい1回でもこういうことがあると、要注意人物としてブラックリスト

載ってしまいます。

その人が出ていこうとすると、スタッフが追いかけてきて注意をするのです。

そして、それでも言うことをきかない人は、最終的にベッドの横にセンサーマットをつけられてしまいます。

センサーマットは患者がベッドから降りて踏んだ瞬間に、ナースステーションでアラームが鳴り、スタッフがかけつけるというものです。

おそらく、それをつけられている人は残念ながら頭の病気と思われています。

(本当に頭の病気かそうでないのか、真意はわかりませんが)

 

だから、自分の場合はナーステーションの前を通ってコンビニまで行くときは、

思い切りの笑顔で看護師さんに挨拶します。気づいてくれるように。

(キモい人と思われているかもしれません?!)

 

さて、こんな生活が今日で5日目。

こんな状況でも、一応生活できています。

家での生活とはガラリと変わって不自由ですが...

 

今までどんだけ贅沢してきたことか。

それでも、多少制限されているだけですごく不自由に感じてしまうのは、

ほしいものがお金を出せば何でもそろう時代に生まれたせいでしょうか。

 

でも、よくよく考えると、平均寿命が短かった昔と比べると、

今の自分はまだ贅沢なのかもしれません。

がんが不治の病だった時代なら、たぶん自分の人生に絶望していたでしょう。

でも、こうして病変をとってしまえば終わり、後は画像を撮って経過をみましょうと

言われて、元の生活に戻れる自分はなんて贅沢なんだろう。

 

 

そんな幸せ感をかみしめながら、今ブログを書いてします。