こんにちは。
年末の忘年会シーズンが終わって、”脱・正月太り”体制のたーさんです。
人生には山があれば谷もある
人生何事も順調満帆に事が運ぶわけではありません。「山あり谷あり」で、つらいこともあれば、その後に楽しいことが待っているというのが、一般に言われる常であります。
ただ時に、谷があっても、その後にまた谷があった場合、あるいはその谷が奈落の底だった場合にどうしていいか困ることがあります。どうしていいか困って、友達や家族に相談できる状態ならまだしもいいと思いますが、
・訳あって自分ひとりで解決しなければいけない場合
・相談できる人が身近にいなかった場合
・相談できる人がそばにいるのに、その人の存在にすら気づかないくらい追い詰められている場合
結果、打開策が一切見つからず、どうしていいかわからず、一人モンモンと悩んでしまい、ほかの大事なことに手をつけることもできずに、無駄に時間だけが非情にも流れていく、そんな経験をみなさんはしたことがありますか?
こんなとき、目の前にリセットボタンがあったら、ためらわず押していませんか?
みなさんにも
「もううんざりだ。もう一度やり直したい」
と思うことってあると思います。
そんなとき、かつて茶の間のテレビに接続してあったファミコンの赤いリセットボタンが恋しくなることってありませんか?
(世代がバレバレや!)
自分が自信をもって相対した相手に予想外あるいは予想以上にコテンパンにやられて、形勢不利とみるや、赤いボタンに手が延びてしまう、そして再度セーブパスワードを打ち込むと、目の前には無傷の自分の分身が立っているわけです。
(リアルにはそんなことはあるわけないし、一部では命の尊さを分かっていないなんて批判がでたりもしましたよね。)
リセットしたいという気持ちは危険?
40代のいいおっさんになって、いまだにリセットボタンを押そうとする子どもじみた考えはまともでしょうか。
危険な考えといえば、「自ら命を絶つ」というのはある意味リセットボタンを押すということと同じになるのでしょう。
ただ残念ながらリセットボタンとしては確実ではありますが、この世に再び生き返ることはできません。
(来世を信じていれば話は別ですが、、、。いや、別ではない!)
いやいや、これまでの人生の積み重ねを考えると、よくよくそこまで深刻な問題ではないし、まだまだやりたいことがこの体であるので、命を絶つという発想はお粗末すぎです。
考え方を変えると、大切なのは、
リセットボタンを押すという行動は、この場合何かを終わらせて0(ゼロ)にするということだけではなく、
0から新しく始めていく、つまりリスタートの意味
なのです。
リセットボタンを押さないと、、、
・1日の最後にお風呂に入って体を洗う
・毎日新しい下着をつけて服を着て出かけます
・新しいプロジェクトを始めるときは、新しいノートにメモをとります
これって一種のリセットですよね。
当然リセットをしていないと気分よくありませんし、自分も周囲も不快な気持ちになることもあります。
ちょっとしたストレスやイライラをどこかで発散することは、精神的にも肉体的にも非常に大切なことです。これもやはりリセットしないと、いつまでも心や体の中にたまっていってしまいます。
最終的には、悪い方向に爆発することもあったりします。
「気分転換」「リフレッシュ」なんて言葉があります。
これらはちょっとしたリセットと同じなんだと思います。
・新しく鞄を買い変えた
・携帯の機種変更をした
・髪型を変えてみた
なんていうのは、今までのものを変えて、新しい状態で始めようということです。
新しくすることで気分が変わり、それをきっかけに自分のモチベーションをあげていこうなんていうことって、みなさんにもあるでしょう。
ストレスをためるあるいはイライラをつのらせることを続けていると、仕事にも勉強にも、健康にもそして家族をはじめとする身の回り人たちにも悪い影響を与えます。
人生の全部をリセットしなくても、
ほんの一部をリセットするプチリセットみたいなものをするのでもありなんだと思います。
普段からプチリセットボタンを押す方法を身につけて、そして1日の終わりでも週末でもプチリセットボタンを押すことが必要なのです。
大きなリセットボタンを押す
転職は、ある意味大きなリセットボタンです。まったく毛色の違う会社に入って、自分のキャリアを積みなおす、身のまわりの人脈を作り直すなど、いわゆる新しいスタートです。前の仕事と全く違った業種であれば、うまくいけば今までの自分の積み重ねたタワーのとなりにもう一つ新しい自分のタワーを作るような感じになります。
もちろん、今までの経験、知識を活かして、さらにタワーを高く積み上げることもできるでしょう。
重要なことは気持ちを新しく持つことができるということです。
これまでの一人暮らしをリセットしたいのなら、同棲生活、あるいは結婚ということになるでしょう。ただし、この場合は自分ひとりのリセットボタンではなく、相手も同じようにボタンを押すことになるので、まさにゲームでいう「二人協力プレイ」になるのではないでしょうか。
相手がいる場合は、なかなか一方的にリセットボタンを押すことができません。ですので、十分な話し合いなどの段取りが必要になりますし、その分何かとイライラなどがたまりやすいのです。
リセットボタンを押したはずなのに、ボタンを押す以前の過去のことを持ち出されることもあります。
リセットボタンを押して、大きく自分が変わるか、気分転換程度で終わってしまうか
日常生活においては、ダイエットや断捨離なども、ある意味リセットボタンです。
ただダイエットのように苦行を強いるリセット方法もあれば、先に述べた時間をあまり必要としない簡単なプチリセットボタンを押す方法もあります。
容易にリセットボタンを押せる場合は、その効果も数日もしくは数週間程度な気がします。それは簡単だからです。
普段のちょっとしたストレスを発散するためにはプチリセットで十分です。生活をがらりと変える必要はありません。
その一方で、
・数か月間ダイエットをして20kg近く体重を落とした
・がんばって大学受験をして希望校に合格できた
・転職して新しい事業をはじめてみた
こんなときはリセット効果として大きく生活が変わりますし、長期にわたって持続します。これが大きなリセットボタンのメリットです。
これには、もう一つ大きなメリットがあります。リセットの過程もしくはその前の過去に得た知識(ノウハウ)も一緒についてくるということです。
・ダイエット中に覚えた筋トレの仕方や食生活のノウハウ
・受験勉強で得た知識や身につけた規則正しい生活習慣、勉強する癖
・今までの仕事のキャリアや経験、そして人脈
ゲームにおけるセーブパスワードのようなもので、全くのゼロからのスタートではないので、ある一定レベルの基本はすでに備わっているのです。
その一方で、大きなリセットボタンを押すと、自分の置かれる環境が全く変わることから、あらかじめリセットボタンを押した後にどのようになりたいのか設定をしておかないと、路頭に迷うことになります。これがデメリットです。
・せっかく痩せたのに、運動をはじめて続けていないとまたリバウンドしてしまうし、ダサい服を着ていればただの貧相なおっさんになってしまいます。
・大学に合格したのに、その後(教科書的にも社会的にも人間的にも)勉強しなければ、将来社会に貢献できる人間にはなりませんし、大学に行った意味もありません。
・仕事をやめてその先のことを考えていないと、結局成長できていない自分がそこにいますし、薄っぺらい人生になってしまいます。下手すると仕事をやめたことで、次の職にもつけず、給料もなくなって生活自体が不安定になってしまうこともあります。
大きなリセットボタンは、押すことも大変ですし、押すリスクもそれなりにあります。
ただリセット効果は莫大なものがありますし、その後人生にもたらすいい影響も多大なるものがあります。
明日は元旦です。リセットボタンを押すいいタイミングです。
新しい目標設定をすることも大切ですし、
同時に今の生活において何かリセットする必要があるか考えることも
大切だと思います。
そして普段の生活を楽しく持続させるために、プチリセットする方法を見つけることも目標の一つとしていいでしょう。
それではみなさん、よいお年を。
稚拙な文章ではありますが、この数か月付き合っていただき、みなさまに感謝を申し上げます。
たーさんでした(終)