たーさんブログ

自分の人生を再構築したがっているおっさんのつぶやき

この歳で最近体調が悪いのは、全部男性ホルモンが減っているからなんだ!

こんにちは。

「休みの日もゴロゴロしていてはいけない」
と、久々に街中をぶらついていたたーさんです。
 
 結局、行きつけの本屋で本を物色していたわけですが、そしたら気になる本がありました。 

「なぜ一流の男は精力が強いのか?~男性ホルモン力を上げれば人生が変わる~」

(なんか最近こういう本ばかり読んでいる気がする)

んで、内容は非常にわかりやすく、あっという間に読んでしまいましたが、簡単に言うと、

40代を過ぎてからの体の不調に、男性ホルモンが大いに絡んでいる
ということです。
(簡単に言い過ぎかもしれませんが、、、)

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男性ホルモン減少による体の弊害

具体的には40代過ぎてからのいわゆる中年のぽっこりお腹、筋力の衰えてきたやせた腕や足といった見た目だけでなく、意欲・集中力の低下、やる気のなさ、記憶力・注意力の衰え、疲れやすい体質など、ありとあらゆる体の不調は男性ホルモンの減少による可能性が高いということです。
よくよく考えてみると、これらすべて自分の場合は30代後半から当てはまるような気がします。
(俺はそんな時分から病気だったのか!?)
 
自分だけではない、周りに同僚も同じようなことを口々に言っています。
「最近階段を上るだけで疲れる」
「信号が点滅したら、もう走るのも面倒」
「ビールの飲み過ぎで腹がでてきた」
「物忘れが多くて、数歩歩いただけで何をするか忘れてしまう」
これって、年だからとか運動不足とかのせいにしていたけど、
実はそれだけではないらしいのです。

そもそも男性ホルモンの減少って何? 

というわけで、もう少し掘り下げてみようともう1冊本を買ってみました。 

「ホルモン力が人生を変える」

泌尿器科の偉い先生が書いた本です。

それによるとメンズヘルスという分野において、今若い人の間でもテストステロンという男性ホルモンが少なくなっていることが問題となっているとされているらしいのです。
テストステロンは10代後半から20代をピークに分泌されて、40代を過ぎてくると徐々に減少してきます。大部分は精巣で合成されるが、実はそれ以外にも筋肉や脂肪、脳の海馬でも作られています。通常は加齢に伴い、筋肉や海馬での合成が減少して体内でのテストステロン濃度が減ってくるのですが、特に先進国の働き盛りのビジネスマンを中心にテストステロンが正常濃度範囲よりも減少していることがわかってきました。
いわゆる「テストステロン減少した状態」で、
LOH(late-onset hypogonadism)syndrome(加齢男性性腺機能低下症候群)
という診断名がついています。
米国での調査では、60歳代で19%、70歳代で28%、80歳代で49%いると報告されております。
(多いのか少ないのか?)
同じの米国のボストンでの研究でも、加齢に伴うテストステロンの低下は、疾病を持っている人の方が持っていない人よりもその値が低いとされており、また1987年の調査と比べると1997年の調査での値の方が下がってきていると報告されています。
つまりテストステロンの低下が何らかの病気を誘発している可能性があり、また環境、食生活なども影響しているということのようです。
なんと早い人では30歳代より値の異常は指摘されており、最近はそのような人が増えてきているらしい。
「女性の閉経(女性ホルモンの減少)の男性バージョンみたいなものか」
まさにそのとおりで、
いわゆる「男性の更年期障害ということ!

テストステロン(男性ホルモン)ってどんな働きをするの? 

では、テストステロン減少は人の体にどのような影響を与えるのでしょうか。
テストステロンの働きには大きく分けると、次の3つがあります。
・身体機能
・精神機能
・性機能
具体的にあげると
身体機能としては
  • 筋肉量および筋力の維持
  • 骨密度の維持、骨の脆弱化を防ぐ
  • 内臓脂肪が体につくのを防ぐ
  • 動脈硬化が起きやすくなる
  • 造血作用
精神機能としては
  • 活力(意欲)、集中力、記憶力の維持
  • 抑うつ状態になるのを防ぐ
  • 良質な睡眠に導く

ただし、テストステロン減少による性機能の減退ではなく、実際にうつ病であることもあるので、この症状の場合には血清中のテストステロンの濃度測定が必須になります。

性機能としては
  • 性欲・性活動の維持、勃起機能
男性ホルモンという用語のイメージとして、テストステロンが減少することにより性欲が落ちて、生殖機能も低下して男性不妊となるのは容易に想像がつくと思います。
 
もう少し症状と結び付けてみると、身体機能においては筋肉量および筋力が減少することで、体が疲れやすくなったり、歩いていてつまづきやすくなったり転倒しやすくなったりします。筋肉量が減ると基礎代謝量(何もしなくても消費するカロリー量)が落ちることで、内臓脂肪がつきやすくなって肥満になりやすくなります。骨密度がさがって骨が脆くなることを骨粗鬆症といい、そのために骨折しやすくなります。
皮下脂肪だけでなく内臓脂肪がつきやすくなるのは、運動不足や上記のような基礎代謝量の低下だけでなく、ホルモン減少の影響により体に内臓脂肪がつきやすくなってしまうのです。動脈硬化が促進されることで、心臓や脳の血管にダメージが起きやすくなり、その結果心筋梗塞脳梗塞脳出血にかかりやすくなります。
 
精神機能においては、40代でうつ症状っぽい状態であればテストステロン低下を疑いましょうと言われています。
 
自分の場合も、
この体型、そしてやる気ない毎日も、全部テストステロン低下のせいじゃないの?
とは限りませんが、その可能性はあるようです。
 

ではどうやったら、テストステロン濃度をあげられるのか?

・運動刺激
「にわとりが先か、卵が先か」わかりませんが、
テストステロン低下により筋肉量が減少→筋肉内でのテストステロン産生量が減少→さらに筋肉量が減少、、、
という悪循環が成り立っています。ということは、
筋肉を鍛えて筋肉量を増やせばいい
のです。
たくましい筋骨隆々の男性は、いかにも男性ホルモンが多いというイメージってわかりますよね。
・ストレスを減らす
ストレスは交感神経優位の状態(いわゆる戦闘状態)の持続、緊張の連続を導きます。一方、テストステロンの分泌はその真逆の副交感神経優位の状態と密接に関連しています。ストレスを減らして、つまりリラックスできる状態を作ることが必要なのです。
体のリラックスとして、ストレッチをしたりヨガをしたり、また心のリラックスとして瞑想をしたり、音楽を聴いたりすることが大事なのです。
 
同じような考えで
・良質の睡眠をしっかりとる
ことも重要。睡眠は副交感神経優位の状態で、その間に男性ホルモンは産生されやすくなります。特に午後10時から午前1時までのことを「ゴールデンタイム」と言いますが、この間にしっかり寝ることが大切なのです。
良質な睡眠を妨げる寝る前のブルーライト(パソコンやスマホ、テレビ)イビキのひどい睡眠時無呼吸症候群は除かなければいけません。
きちんと寝るのであれば、一時的に睡眠導入剤を用いることもいいのではないかと思います。
・気持ちのいいことを経験する
美味しい食事を食べる、好きな人と同じ時間を過ごすなど気持ちがいいと自覚できることが、男性ホルモンの分泌を促します。
また仕事や勉強で何かうまくことが運ぶと、その結果自分に自信を持てるようになり、さらに新たなことをしよう、新たな目標を定めようという意欲が高まったり冒険心の芽生えにつながったりします。これが実は男性ホルモン濃度の上昇を導くのですが、これを「ウィナーズ・イフェクト」と言います。
・みんなで力を合わせるようにする
みんなで何かを成し遂げるという集団行動も、一人で一匹オオカミのように行動するより、男性ホルモンの分泌上昇を促し、その結果判断力、記憶力、注意力のアップとつながります。通常、朝方の男性ホルモン濃度は夕方よりも高いのですが、そこにさらに職場での朝礼や朝のラジオ体操などの集団行動を加えることで、さらに濃度をアップさせて、仕事の成果をあげられるような効果を期待しています。
 
というわけで、最近男性ホルモン関係の本を読み漁っております。
「どんな食べ物がいいのか」
とか
「男性ホルモンの多い人ほど、年収が高いのはなぜか」
とか、まだまだいろいろと書いてあって、まとめきれないのでまた次の機会に書きたいと思います。
 
以下はこれからまだ読もうとしている本です。以上、「朝立ちがないこと」を真剣に悩んでいるたーさんでした(終)