こんにちは。
昨日5月4日に聖地ハマスタこと横浜スタジアムに行ってきました!
ゴールデンウィークの真っ只中で、中華街やら山下公園やらで絶対に人混みの激しいそんなとこになぜ行ったのでしょうか?
答えはこれ!
「秦基博 10th Anniversary LIVE AT YOKOHAMA STADIUM」
シンガーソングライター秦基博さんのデビュー10周年記念のライブがハマスタで行われたのでした。
真っ青に晴れ渡った空の下、横浜ベイスターズのカラーである青のユニホームを着た人々がスタジアムから中華街まであちこちに。その背中には「HATA」と背番号「10」(10周年記念!)がプリントされており、すでに開場前のスタジアム周辺はちょっとした盛り上がりをみせておりました。
15時開場でしたが、自分たちが入場したのは16時半すぎ。それでもまだまだ日がサンサンと照っており、1塁側内野席に座っていると西日がまぶしすぎ!日焼けしたくない人たちは、これも「HATA MOTOHIRO」とプリントされたタオルをみんな頭からかぶって日よけをしていました。
17時ちょうどに野球の試合さながらにウグイス嬢のコールでバンドメンバーが入場。ドラムとギターが女性だったのでびっくりしましたが、これがまたかっこよかった!
そして真打のコール!
「4番、ピッチャー、、、失礼いたしました。ボーカル、ギター、秦基博」
と茶目っ気たっぷりのアナウンスとともに秦基博さんが登場。人で埋め尽くされたスタジアムをゆっくり見回して、1曲目「今日もきっと」からスタート。
1曲目は全く予想していませんでした。挨拶も短めに「SEA」、「キミ、メグル、ボク」と演奏が進み、4曲目に5月3日にシングルカットされたばかりの「Girl」を演奏。
アルバム「Signed POP」に収録されているこのさわやかな曲を、ドラマの主題歌として満を持してシングルカットし、晴れ渡る空の下でのびのびと歌ってくれました。「虹が消えた日」の後は、秦さんとピアノの2人で「水彩の月」。やっぱりという感じで、ピアノの前奏からすでに私は涙モード。
(第一部中盤で涙腺がユルユルとは、歳をとったのかな)
話せなかったことがたくさんあるんだ
言葉じゃ足りなくて
僕は君へのこの想いにかわる明日を
あてもなく空に探しているよ
そんな歌詞にあふれ出た涙も、この太陽のもとではすぐに乾いてしまいました。
引き続きバンドのメンバーと夏らしい「プール」、ベイスターズの「青」を空に向かって歌い上げ、そしてストリングスと合流しての「Halation」と続きます。ポップな「花咲きポプラ」で日が落ちて寒くなった客席を立たせて躍らせ、
さらに「スミレ」ではベイスターズのマスコットとともに振付のレッスンから入って、リリーフカーでグラウンドを一周する大サービス!
今朝のZIPでも早速やっていましたが、2万5000人との「スミレダンス」は一体感があって最高でした。
冷え込んできた体もこれで温まり、「スプリングハズカム」に続いて「言ノ葉」ストリングスバージョン、そして第一部最後は私も好きな「水無月」。これはみんなで歌おうということで、オーロラビジョンに歌詞が出てくるサービス付き。
完全に日が落ちた第二部は、19時ちょうどに照明が灯った中で秦さん一人が登場。まだ休憩から戻ってきつつあるお客さんがいる中で、いきなり「アイ」。バンドがあってもその歌声は半端なかったが、アコギ一本になったところでの秦さん独特ののびやかな歌声は完全に天まで届いていました。「シンクロ」をアコースティックバージョンでやったときはやはり鳥肌、「Sally」「嘘」と美声を余すところなくスタジアム中に響かせて、空に光る星たちもそれに呼応しているようでした。「(タイトルはわかりませんが)CMの曲」で一人ひとりの物語を奏でてくれました。自分ひとりだけでなく、たくさんの人にサポートされて私たちの幸せは成り立っているんだなってことをしみじみ認識。
(みんな、ありがとう)
「Dear Mr. Tomorrow」に続いて、ストリングスがまた合流して、好きな「風景」。そして元気の出る「グッバイ・アイザック」では外野席にプロジェクションマッピングで幻想的な映像とともにスタジアムを盛り上げて、5月の夜空の下少し寒さを感じるようになった私たちもまた少し体が温まってきました。「Q&A」、「透明だった世界」そして「朝が来る前に」。この夢のような世界、時間にも終わりが来るのかと思うと、少し寂しくなったりもします。
そんな中での「ひまわりの約束」は圧巻でした。
「みんなと歌いたい曲」と秦さんが声をかけて、出だしが始まったら外野席一面にひまわり畑がマッピングで映し出され、そしてサビの部分は2万4999人の大合唱。不覚にも私は号泣してしまい、歌えませんでした!!
(どうしてこんな優しい詩が書けるんだろうか)
(こんな気持ち、あっても言葉として表現できないよな)
感動、感動、感動!
そして第二部最後に「鱗(うろこ)」。自分の日ごろのひねくれてへそ曲がりな世界観はまっすぐになり、洗い立ての白いTシャツのようにきれいに清められました。
(この曲、やっぱいいなあ)
アンコールにもこたえてくれて、野球選手が夢だったことを語った後に、「月に向かって打て」。ハマスタでのライブだからこそのこの歌。
そして、今のこの世の中だからこそ大切なことは何かということに気づかされた「70億のピース」。アリーナもスタンドもスマホのライトをつけて、みんなが手を挙げた瞬間に広がった光景は忘れられません。たとえ先の見えない未来が目の前にあっても、世界中の一人ひとりが心に明かりを灯して寄り添えば、大きな希望の光になり足元を照らしてくれる、そんな幻想的な光景でした。
第一部はステージからボールを打ち込んだり、自分の小中学校時代のおちゃらけた写真を見せたりとサービス精神旺盛な面もみせた一方で、第二部ではハマスタでライブができるようになるまで裏方さんが日夜徹してステージを組み上げていく映像を流したり、そして寒さを気遣って何度もステージから「寒くない?大丈夫?」って声をかけてくれたり、本当に秦さんの優しさと人柄の良さがあふれて伝わってきました。何度も私たちに「ありがとう」って言ってくれたけど、歌で私たちの心を癒してくれた秦さんに、私たちこそ「ありがとう」と言いたい。
帰り道、階段のところで待機している大勢の裏方さんを見つけ、思わず心の中で「素敵な夜を、ありがとう」って叫んでしまいました。
ありがとう
いい言葉だな、、、
自分の今まで行ったライブの中でもBEST 3に入るものすごくいいライブでした。
素敵な夜を、ありがとう!!
*勝手に余韻に浸ってすみませんでした。
以上たーさんでした(終)(また泣けてきた、、、)