こんにちは。
ゴールデンウィークも終わり、仕事という現実世界に無理矢理引き戻されて、仕方なく毎日のルーチンワークに勤しんでおります。
ゴールデンウィークに自分の時間があれだけたっぷりあったはずなのに、つい時間を贅沢につかってしまい、結局まとめてやりたかったことは何も完遂できませんでした。
唯一、棚の断捨離が少しだけ進んだだけでも、多少の達成感を得ることができ、せめてもの心の救いでした。
ゴールデンウィークに限らず、普段の休日でも「いかに有効に過ごすか」という記事を目にすることがあります。仕事での時間活用法ならわかりますが、休日の過ごし方までスタンダードがあったりマニュアルがあったりするんでしょうか。
「そんなの自分で決めたいもんです。」
なんて言っている私の場合は、休日を布団にもぐりこんで過ごしたり、朝からテレビの前にすわりっぱなしという状況がときどきありました。なんともったいない。結局偉そうなことを言ったわりには、ちっとも時間を有効利用できていないのです。
時間の管理というのはビジネスマンにとっての永遠のテーマであります。1日を有意義に過ごせなければ、その積み重ねである一生を有意義に終えることもできないでしょう。
「人生の大半を占める仕事の時間を充実させることも大事だし、その合間にある休みを有効に過ごすことも重要である」と、うちの上司はときどき言います。「だから週末に職場に顔を出す必要がないように平日はしっかり働きなさい、そして平日は残業せずに定時にあがれるように、仕事時間内で一生懸命に働きなさい」とよく言っております。もっともな話ですが、ヘタレな私にとって、”その一瞬一瞬目の前のタスクに全力を尽くす”というようなことはなかなかできることではありません。
どうしてもマラソン同様にゴールがどれほど先にあるかを考えてしまうと、ペース配分という言い訳のもと、少しだけ手を抜こうとしている自分がいます。手を抜くと中味がその分薄くなってしまうと同時に結局タスク処理に予定以上に時間がかかってしまいます。結果後ろに後ろにと予定がどんどんずれていってしまいます。辻褄を合わせようと、仕事の資料を家に持ち帰り、そこで続きをしようとするも容赦ない邪魔が入ることは容易に想像がつくでしょう。そしてそれが週末にずれ込むと、仕事と家族サービス、自分のしたいことの3つの間で優先順位をつけることになり、結局自分のしたいことは最下位で選ばれずやれずというのがいつものパターンとなります。
以前「7つの習慣」の「時間管理マトリクス」について言及しました。その中で、うまい時間の使い方は緊急でなく重要なものを頑張ってこなそうというものでした。当然緊急で重要なものはやらなければいけないのですが、そういったものはなるべく作らないようにして、可能であれば人に任せることも選択肢となります。とにかく緊急でないけど重要なこと、つまり自分に投資することだけを優先的にやるというのが鉄則だそうです。
さて今回の本題に入りたいと思います。では休日をどのように過ごすべきなのか?やはりマトリクスに照らし合わせると、一番いけないのはずっと寝ている、ずっとテレビを観ているということになるんでしょうね。これは緊急でもないし、重要でもないこと(第4領域)に当たります。
緊急だけども重要でないこと(第3領域)として考えると、私の場合は休みの日の朝のルーチンワークがそれにあたります。では、それは何でしょうか?
家事です。シンクにたまったお皿を洗う、床に落ちている服を洗濯機に放り込んで洗う、逆に乾燥機の中で乾いてるきれいな衣類をたたむ、布団を干す、ベッドマットにレイコップをかける、朝ごはんのパンを買いに行く等々。
自分のためにはあまり役に立ちませんが、家族のためには非常に役に立ちます。ある意味家族に感謝されて良好な人間関係を築くという意味では、第2領域に当たるのかもしれないと思ってしまいます。しかし実際のところは、いい汗かいて家族に感謝されて一見充実した時間を過ごしたように錯覚しますが、これで満足してしまってはいけません。
緊急であり重要なこと(第1領域)は前述したように持ち帰った仕事の資料がそれにあたります。次週の職場でのプレゼンの準備や締め切り間近の会議の報告書、目前に迫った講演会の発表原稿などです。でもよくよく考えて見てください。もう少し前から、少しずつ手をつけていれば、せっかくの休みを焦って潰さなくていいはずです。用意周到に計画し準備をしておけば、休みをもう少しノンビリ過ごせるはずです。この「用意周到に計画し準備する」というのは第2領域にあたります。緊急でないけど重要なことです。
言い換えれば、第2領域に時間を割いておけば、それだけ第1領域タスクは減り、そこに時間をとられることは避けられるのです。
いかに先を見越して計画と準備を進めていくか、そして毎日いかに少しでもそのタスクにとりかかれるかということが大事なのです。
そういう視点で、休日をどのように過ごすか考えてみればいいのです。とりあえず締め切りある仕事はすぐに片付けなくてはいけません。第1領域のタスクについては逃げることはできないのです。ただそれをいかに短時間で終わらせるかというのがポイントです。
第3領域の仕事については、じっくり考える必要のないタスクばかりです。つまり、これらはルーチンワークに落とし込んでしまえばいいのです。私の場合は朝起きたとき、一番頭がさえているときに行うのでたしかにもったいないのですが、ただあとで第2領域の活動に没頭できるように先にやってしまいます。
そして第4領域については言わずもがなです。やらないに越したことはないのですが、息抜きは必要です。大事なことは、これも短時間で済ますことです。たしかに息抜くと、次のステップにフレッシュな状態で取りかかれます。でもつい時間を贅沢に使ってしまうので、最近タイマーを買いました。時間を決めて息抜きをすると、そして次にやるべきことが決まっているとわりとしっかりできるもんです。
さて、どのように過ごそうか?まだ決まっていないので、次回に書いてみたいと思います。
以上、この記事を電車の中でスマホで大部分書いたたーさんでした(終)