こんにちは。
仕事にしても1日の中のルーチンワークにしても、大きく2つに分かれます。
「好きなこと」と「嫌いなこと」
(当たり前でしょ!)
そう、当たり前なんです。
好きなことはどんどんやっていきたいし、嫌いなことはなるべくやらないで済ませたいというのが、人の当たり前の心理なのです。
ただ嫌いだからという理由でやらないでいると、単なる「わがまま坊や」と言われかねません。社会の中で生きていくには、嫌いなこともやらなければいけないのです。
好きなこと、嫌いなことって具体的に何があるでしょうか
よく自分のプロフィールに好きなことって記載する欄がありますよね。だいたい自分の欄には、食べること、音楽を聴くことなんて書いてあります。いわゆる趣味と同じ扱いです。でも嫌いなことって書くことはまずありませんし、そういうことを書く欄を見たことがありません。
では嫌いなことってなんでしょう。自分の場合は、
片づけ、断捨離、ダイエット、運動、、、
仕事は基本的には好きな部類に入りますが、疲れているときにはもういいやっ思ってしまいます。
こうみると、嫌いなことって「やらされている感」「やらなければいけない感」が強いですね。
でも片づけの中でも、皿洗いとか洗濯とかはどうでしょう。好きではないですが、そんなに嫌いでもないんです。だから、やるにあたりそれほど苦に感じません。
たぶんそれは終わりがあるからなんじゃないでしょうか。
目の前の皿を洗ってしまえばおしまい、山になっている洗濯物を洗濯機の中に突っ込んでしまえばおしまい、そして干してしまえばおしまい。
終わりがイメージできていれば、やり始めるのもつらいとはあまり思いません。そして、さらにはその終わりのイメージはいいものなんでしょう。
シンクの中がピカピカであったり、床に洗濯物が一切なくスペースができたりなんていうイメージです。
終わりのないことはどうでしょう
その一方で終わりのないことは、本当に嫌いです。手をつけようと思っても終わりが見えてきません。この汚い部屋をきれいにしようと思っても、一体いつになったら終わるんだろう。ダイエットしようと思って、食事制限したり運動をしたりすることが必要だとわかっていてもどれだけ頑張ればいいのだろう。そしていったん部屋が少しきれいになったり、体重が少し減ったりしても、その後もその努力を続けなければいけないということを考えるとウンザリしてしまいます。終わりがなく、そして終わったときのイメージがない、むしろその後も続くというあまりよくない感じがあります。時間的に悪いことが永遠に続くというような、、、そんな感じがあるものは当然やりたくないでしょう。
ものごとをやる順番は
自分の場合はそうなると、1日の中でも1週間の中でも物事をやる順番は
①嫌いなけれども終わりのあること
②好きなこと
そして、最後に来るべき「終わりのない嫌いなこと(継続性を要すること)」はやらないこともあります。そのうちにやろうという考えで、早いうちに手をつけることはありません。
これが今までの失敗の原因の1つだったのです。
嫌いなことで締め切りのあるもの
もちろん嫌いなことで締め切りのあることは、いざ本当にやらなければいけないときになって、やっと重い腰をあげてやり始めます。おそらくやらずに済まそうと思っても、やらなかったときのイメージが悪すぎるからです。
この文書を今日中に作成しないと上司に怒られるとか、今日提出しないと1年間やってきたことも含めてダメになってしまうとかその類です。当然ぎりぎりになって焦りながらやるので、内容的にはお粗末です。毎回思います。
もう少し早くから手をつければよかったなって。
嫌いなことで近々締め切りのないもの
そしてもう一つの締め切りのないことは、本当に必要だなって感じるようになるのはだいぶ後になってからになります。だから、今やらなくていいや、明日でいいやと思ってしまうのです。
・今日も食べ過ぎたけど、明日からダイエットしよう!
・ちょっと部屋が汚れたけど、今片づけるのは面倒だからそのうち時間を見つけて整理しよう!
・ゴミ箱がいっぱいになってるけど、うちの相方が捨ててくれるでしょう!
これはうちのある日の洗面所のゴミ箱です。
(ごはん中の方すみません。もちろん、この後私が捨てました)
当然相方がきれい好きで、このようなことが許せないタイプの人間だったらいいのです。でもうちは、相方も嫌なことは後回しにするタイプなんです。
(私からのアドバイスです。パートナーと一緒に生活することを考えるときは、このことを十分理解してから一緒になりましょう!!)
そしてこういうことに対して本当に必要だなって気づいたときには、
・重度の糖尿病になっていたり
・部屋から出るのにクレーン車が必要なくらいに体重が増えていたり
あるいは
・ゴミの山から虫が発生したり
・近所にゴミ屋敷と言われたり
しているんでしょう。そこでやっと締め切りがあることに気づきます。
でも、そのときにはもう遅いんです、当たり前ですが。
*もちろん、そこで気づけばいいのでしょうけど、ほんとに大変な人は今度は見て見ぬふりをするらしいです。あるいはその状態を無理やり好きにもっていってしまうらしいんです。
ではそのような事態にならないためにはどうすればいいのでしょうか
悪いイメージを持つことは必要ですが、そんなこと毎日考えていられません。
・ごはんを食べるたびに壊疽した足の指のことを考えるなんてできますか?
・コンビニで食べ物を選んでいるときに、自分の目が失明したらどんなになるかなんて想像できますか?
・部屋で過ごしているときに、ゴミ袋から大量のゴキブリが発生したときのことを考えられますか?
・寝ているときに、何匹ものコバエが口の中に入ってきていることをイメージできますか?
そんなことを考える毎日なんて、おかしいでしょう。気が狂いそうです。
そんな毎日はいやです。
ではいったいどうすれば、、、?
嫌なことに必ず終わりをつくればいいのです。
そして
その後に楽しいことがあるようにすればいいのです。
断捨離であれば、今日は本棚の1ブロックだけを整理整頓しよう。それ以上はやらないし、それだけをなんとか頑張るという感じです。
*そのためにブロック分けされている本棚を買いました
そして、そこにできたスペースに好きな本を置いたりしてみたり、素敵な置物を置いたりしてショーウィンドーみたいにディスプレイしてみたりしようとなんて思い描いてみます。
おお、がんばれそうです。
その積み重ねで、部屋がきれいになればいいじゃないですか。実際にやってみると、少しずつ部屋がきれいになるので、終わりのイメージもつきやすくなります。そうすると自然に先にそれをやってしまおうという気にもなるもんです。
ダイエットはどうでしょう。実際これはまだ効果がいまいちです。終わりの設定の仕方が悪いのでしょう。そしてその都度の楽しいイメージがまだできていません。
おそらく終わりの設定の仕方が、1週間で1kg減らすみたいな感じで結果が出るのが先になってしまうからだと思います。たとえ、結果が出るのを最短で翌日に体重300g減っていることをめざすにしても、その経過が具体的でなければやはり難しいですし、結構がんばったつもりでもあまり体重が減らなかった場合の期待裏切り感というのはつらいものです。
やはり経過で目に見えて効果がでていることがわかればいいのでしょう。
その日の食事の経過で、ごはんをいつもの半分に減らすとかみたいな感じです。ただいつものというのはあいまいですね。
だからレコーディングダイエットとか糖質のように数値で表せるものが効果あるのでしょう。今日はこれとこれを食べたから、合計の糖質の数値が60g未満だから、たぶん明日の体重はこれくらいだろうって予測がつきますね。
またおそらく体が目に見えてやせて、筋肉がついてくればそこから先は拍車がかかると思います。
問題はそうなるまでどうするかです。
1つの大きな課題ですね。
もしいやいやで仕事をやっている場合も同じ
さて、そう考えるといやいやでやっている仕事についても同じことが言えるのではないでしょうか。仕事の嫌いな部分もきちんと終わりを作っておけば、その後だらだらと効率の悪い仕事をしなくてもいいし、終わりを作っておけば今日はここまで先にやってしまおうという気になります。早めに手をつけて行けば、締め切りぎりぎりになってからの残業なんて必要ないんです。
時間管理マトリクスにおけるやるべき第2領域に当てはめてしまうんです。
日ごろから時間を作って、少しずつ手をつけておくことが重要です。当たり前のことが当たり前にできない、だからいろいろと工夫していくしかないのでしょう。
さて、今日も1か月後のプレゼンの発表スライドを30分ほどがんばって作ろうっと。
以上たーさんでした(終)