たーさんブログ

自分の人生を再構築したがっているおっさんのつぶやき

自分の目で見たものだけを信じるべし

 

こんにちは。

蒸し暑い夏がきらいです。

 

唐突ですが、刑事ドラマのシチュエーションで、ベテラン刑事が若手に向かって

「情報は足で稼ぐもんだぞ!」

「地道に聞き込み捜査し、張り込みをやって正しい手掛かりを得るんだ!」

と説教している場面がありますね。

 

「事件は会議室で起きてるんじゃない!現場で起きてるんだ!」

なんていう名言もありました。

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要するに、人から聞いた噂やネットで簡単に得られる情報を100%信用してはならない。正しい情報、真実をゲットしたいのであれば、必ず自分でその場に足を運んで自分の目で確かめる必要があるということなんです。

あるいは図書館で新聞や書籍から情報を仕入れるというのでも構いません。

(ただ最近の新聞情報は純粋に情報を伝えているのは日経新聞だけで、その他の新聞はどうも私情が入ってしまって情報に偏りがある。日経だけはスピード重視ではなく、きちんと裏付けをとってから記事にするので情報としては少し遅れてしまうんだそうです。まあ、これもある雑誌関係の方の話なんですが。)

 

先日フジテレビの社長の記者会見がありました

 

ミス連発でフジ社長「返す言葉ない」 危機意識の徹底を誓う

 

 フジテレビが28日、都内で定例社長会見を開いた。朝の情報番組「とくダネ!」の27日放送分で、一般男性のインタビューを誤って医師法違反の容疑者として放送してしまうなどミスが続いていることについて、根本的に問題点があるのではないかと指摘を受けた宮内正喜社長は「根本的に悪いのではと言われると返す言葉がない」と回答した。

 フジテレビでは、今回の「とくダネ!」の件以外にも、5月に人気番組の「ワイドナショー」が映画監督の宮崎駿氏の発言として紹介した引退宣言集が実はネットユーザーの創作したものだった騒動や、「ノンストップ!」が氷菓ガリガリ君」の実在しない新味のコラージュ画像を紹介してしまうなどといったミスが続出。今月7日の定例社長会見で、宮内社長が「情報の真偽であるとか、数字の精査は今一つ慎重にやってもらいたいと現場に指示をした」と説明していた。

 今後について、社長は「意識改革を、(従来の意識が)間違っているのであればしていく。しつこく、しつこく各現場でやっていくにつきると思います」と語った。「ネットの情報を裏どりもせずオンエアで使うことも、基本の基本をきちんと現場の末端まで徹底させるのが一番最初の仕事ではないかなと思っています」と説明した。

 

要するに「嘘」の情報が公共電波を使って拡散されてしまったのです。おそらく制作の段階で情報の裏をとらずに、そのまま信じ込んで発信してしまったのでしょう。膨大な情報がはびこる現状で、スピード性が求められ、締め切りが迫る中でどうしてもその手間を端折りたくなるのはわかります。ただそれによる代償としては、テレビ局自体の信用問題という大きなものがあります。

 

こういったことにより人の命に関わることもあります。

みなさん、ご存じのように医療の現場でも電子カルテが普及して、病棟から全然遠いところで仕事をしていても、電子カルテの端末から患者の情報を出し入れすることができます。またPHSを使って現場に足を運ばなくても現場にいる人とやり取りができます。

だからと言って、その場にとどまって画面とにらめっこして、PHSが鳴るのを待てば言いわけというわけではありません。

 

昔の職場で一度研修医がやらかしたことがありました。

「患者が震えているんですけど、どうしましょう」

という報告を看護師からもらったので、彼は当直室から動かずにPHS

「これから熱が上がるかもしれないので、体を少し温めてあげてください。

熱が上がったら体を冷やすようにしましょう。」

ということを指示しました。そばの電子カルテの記載には数時間前まで「異常なし」とあったそうです。もちろん熱が上がることにより震え(shivering)であれば、この指示で問題はありませんでした。

数分後に見回っていたベテランの看護師が「熱が上がることによる震え」ではなく「けいれん」だということを確認しました。すぐに連絡を聞いて研修医は当直室から飛び出したのは言うまでもありません。

頭のCTを撮ったら脳出血を起こしていました。もちろんすぐに治療を開始しましたし、おそらく最初の報告で行動を起こしたとしたとしても病状経過は同じだったと思われます。

ただ問題は、最初の報告を聞いて自ら患者のそばに行って、単なる「震え」なのか「けいれん」なのか確認せず、電子カルテの過去の情報を鵜呑みにしてしまった研修医の行動にあります。

このように自分でその場に足を運んで目でみて事実を確認しないと、場合によっては取返しのつかないようなことになってしまいます。

 

大量の情報が垂れ流され、どれが本当の情報なのかわからなくなってきている現在、自分にとってどの情報が必要で、その出どころがどこからなのか、果たして正しい情報なのかということは閲覧している我々もきちんと把握する必要があるんだなと思います。

 

と言いながら、このブログも書いている自分の顔を出していないので、みなさんにどこまで信用されているかわかりませんが、、、

(ただ以前に別のところで記事を書いていたときに、うざい投稿が相次いだので、今は敢えて顔出しを控えさせていただいております。)

(もちろん、顔を出すほどの内容のものを書いているわけでもないので)

 

以上たーさんでした(終)