こんにちは。
先日、幼稚園の先生と話す機会がありました。
話の内容は、「片づける」ということについてでした。
うちの子は、年中です。もうそろそろ自分で散らかしたおもちゃを片づけてもいい歳なのです。なのに、今は私が夜遅くにリビングの床に落ちたおもちゃを拾い集めて、翌日にまた散らかってしまうことの繰り返し。
(はああ、、、(ため息))
どのようにしたら、自分で片づけるようになるのか
という質問を先生にしてみました。
先生の考え方としては、
①片づけるということは、基本的にはおもちゃを決まった場所(元の場所)に戻す
つまり、そのためにはおもちゃの定位置を決めておく必要があるということ。
ある程度の年齢になると、名札を貼っていなくても、どこに何を置いておくかということはわかるようになってくるのですが、小さい子どもの場合はそのおもちゃに関連するシールを貼っておいたりするといいようです。
次に大事なのは、
②その定位置以外に置かないこと
つまり、収納できない量のおもちゃを持たないことだそうです。なんでもお金で買えてしまう、特におじいさん、おばあさんは孫の可愛さあまりに結構買い与えてしまうことが多いようです。
(ちょっと偏見が入っていますかね?)
当然収納スペースに入らないことで、どこにしまっていいかわからない、そして出しっぱなしになるということになります。
ここで問題はもう一つ。買い与えることが多くなるほど、子どもはもらうことのありがたみを忘れ、おもちゃ一つ一つへの愛着が薄れてしまうんだそうです。そうすると、大事にしまっておこうという気持ちが生まれてこないということになります。
③自分のテリトリーをはっきりさせること
うちもそうですが、兄弟がいるとやはり自分の縄張りに相手が入ってくるのを非常に嫌がります。当然自分の遊び場は自分が守るという意識があるのか、そこに兄弟が入ってこようものならば全力で追い出しにかかります。
うちの子どもの場合、寝室でも自分の寝る場所はしっかり布団を丁寧に敷くのですが、他人のベッドメイキングは一切やりません。
なんと、先日は私のベッドの上でせんべいを食べやがって、「何で俺の布団の上で食ってるんだ?」って怒ったら、「自分のベッドが汚れるから!」という口答え。
(、、、(あ然))
ですので、自分のスペースで遊ぶということを認識させ、リビングなどの共有スペースでは遊ばない、もしくは遊んでも、その後しっかり片づける癖をつけさせることが必要なのです。
子ども部屋を与えるということまでは、まだまだ難しいと思いますが、本人が使う机といすを置いといて、その周りは自分のスペースだよと教えることもいいかもしれない。
(なるほど)
④勉強机を買うか、リビングの食卓で勉強させるか
最近、リビングで勉強すると効率があがり、成績もよくなるなんて話がありましたね。
リビングで勉強すると、親とのコミュニケーションが保たれ、分からないところはすぐにみてあげられるというメリットがあります。また狭い学習机よりも、広々と使えて参考書なども多く置けるということもいいところの一つです。
ただ集中力を養うという意味では、どうしても他人がいると気が散ってしまいます。もともと子どもの集中できる時間は短いので、その短い時間でもテレビの音や話声で妨害されてしまうのは非常にもったいない。
一方、勉強机についてもデメリット、メリットがあります。リビングのように気軽に座れる場ではないので、なかなか勉強机に向かうことが小さい子どもには難しいようです。勉強机に向かう時間が特別に嫌な時間になってしまう可能性があります。
メリットとしては、狭い机の上でいかに要領よく勉強するかということを学べることです。筆記用具、ノート、参考書を出してしまうとスペースをとられるので、普段から机の上をきれいにしていなければいけません。先生の意見としては、世の中の机の上をきれいにできない方々の中には、小さい頃に自分の机を片づけるという習慣がなかった人もかなりいるのでは、とのことです。
当然そういう人たちは、「出す」→「使う」→「しまう」の当たり前のサイクルが身についていないわけです。この場合、「使う」時間はその物が定位置にある時間と比べると短くなければいけません。
この習慣が身についていると、仕事の上でも「仕事を受ける」→「処理する」→「提出する」というサイクルも当たり前のように短時間でこなせるようになるらしいのでは。もちろん、この「処理する」という時間の中に「机の上の山から書類を探す」などという作業は含まれていません。
自分の机が与えられても片づけられない、書類の山ができてしまい仕事ができなくなりそうな人の場合は、会議室などの大きなテーブル、共有スペースで仕事をするようにして、嫌でも整理整頓しなければいけないような状況にするか、もしくは誰かに片づけてもらえるようないい身分でなければいけないのでしょう。
ちなみに最近では、リビングに勉強机を置くというのも流行りだそうです。
いろんなことを勉強させられた先生との立ち話でした。気づいたら、横で聞いていたお父さんと思わず目を合わせて、「うんうん」とうなづきあっていました。
たまに幼稚園に子どもを迎えに行くと、先生とこんな有意義な会話をすることもできるんだな。
以上たーさんでした(終)