こんにちは。
ちょっと前まで「疲労負債」により、朝夕通勤のせっかくのスキマ時間も寝てしまっていました。がんばって、連続したその30~40分間を有効に使おうとしても、気づいたらうたた寝タイム。
意外にスキマ時間をしっかり埋めようとすると疲れるもんですね。やはり、脳を休める時間というのが必要なことに気づきました。
寝るしかないじゃん!
生活に少し余裕をもたせるために「空白」が大切ということを以前勉強して記事にしました。
ダイエットにしても、断捨離をするにしても、時間管理をするにしても「空白」を作っておくことが大事なのです。物事を考える上でもいろんなことでいっぱいいっぱいの脳で考えるよりも、休めて余裕のある脳で考えた方が効率がいいのは当然のこと。
脳の中にも「空白」を作る、いったん「空っぽ」にしてしまった方がいいと最近本で読みました。
・ストレスが軽減されて、仕事の効率、生産性が上がる
・感情のコントロールができるようになり、感情的な判断ミスをしなくなる
・思いやりの気持ちが育ち、チームワークが向上する
・アイデアが湧く脳になり、創造力が高まる
脳の中に「空白」を作ることで、このような良いことがあるのです。
脳に休憩をさせることという意味で、最近は「瞑想」を行うことがいろいろな場面で取り入れられていますね。
アップルのスティーブ・ジョブス氏も、フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ氏も瞑想を普段の生活に取り入れています。
最近とくに有名な話としては、あのグーグル社が能力開発プログラムとして採用したことで、日本でもいくつかの大手会社が勤務時間中にはじめたようです。「マインドフルネス」という違った言い方し、グーグル社内で開発されたプログラムは「Search Inside yourself(SIY)」と名付けられています。
グーグル社で開発されたSIYのやり方は、セミナーや本に書かれているので参考にしていただければと思います。
①リラックスする姿勢になる
②目をつぶる
③鼻で深呼吸をする
④自分の呼吸を意識する
⑤雑念が湧いたらそれを払いのける
再度呼吸に注意を向ける
ざっとまとめると「瞑想」のやり方とはこんなもんなんでしょう。
スキマ時間に5~10分程度でも十分ですし、もっと極めたい方はアロマとか焚いて長めにやってもいいみたいです。
脳の活性化につながるこの作業は、実はそれだけではなく肩こりや頭痛、腰痛などの改善にもつながるとのことです。不安や不眠などの精神的に困難な状況を改善に導き、免疫系の働きの向上などに対しても効果があります。
要するに日々のストレスが原因となり得ることに対して、「瞑想」は効果があるということです。
不安や恐怖症を取り除く薬に「ベンゾジアゼピン系抗不安薬」に分類される薬の中に「デパス」「エチゾラム」といった薬がありますが、それは抗不安薬として使用されるだけではなく、不眠の患者が眠れるように用いたり、肩こりや筋緊張性頭痛の患者に投与したりもします。
ただこの薬は依存性が高く、ある一定期間内服し続けていると、極端にはそれなしでは過ごせなくなってしまう危険な薬でもあります。
そんな危ない薬に手を出すことはせずに、「瞑想」の習慣をつけることで改善できる方がよっぽど健康的です。
さて、最近朝起きて10分程度ですが、「瞑想」するようになりました。起きた時の仕事に対する焦りのようなモヤモヤ感がなくなり、その後に今日1日の「タスクリスト」がすんなり書き上げられるようになりました。不思議と気持ちよく朝の時間を活用することができるようになり、玄関の扉を気持ちよく開けることができるようになりました。仕事場で午前中の仕事が終わって午後の仕事に取り掛かるときも、また帰宅して夕食後に夜のタスクに取り掛かるときも、少しの時間「瞑想」します。今まではなんとなく仕事をはじめて眠気が襲ってきたりして中途半端終わったり、気づいたらネットサーフィンをやったりスマホをいじっていたりしていたのが、不思議に減ったように思います。
数か月前にベルギーから来たお客さんを東京案内している際に、地下鉄に乗ったときに言われました。
「日本人が電車の中で何人も寝ているのを見ると、よっぽど忙しく働いているんだね。」
私はニヤッとしながら答えました。
「一部は寝ているかもしれないが、大半は来る時に備えて瞑想しているんだよ」って。
その夫婦は目を丸くしてうなずいていました。
「日本ってすごい国ですね!」
以上たーさんでした。(終)