たーさんブログ

自分の人生を再構築したがっているおっさんのつぶやき

ブロガーは死亡率が高いかもよ?!~座って生活していると何が不健康なのか?~

こんにちは。

 

知っていましたか?

アメリカの疫学の研究で、123,216人の生活を14年間追いかけた結果、1日に6時間以上座って過ごした男性は、座っている時間を3時間以内に抑えている男性より17%死亡率が高かった。女性の場合では34%も高かった。

そして、この死亡率の上昇は、喫煙習慣や肥満、運動量に関係がない。

 

つまり、人間は動物なので、動いているべき生き物なのであり、一定の場所に座りとどまって過ごす生き物ではないのです。

様々な仕事がより専門的になり、コンピューター回線やSNSの発展により、1日のうちに長時間座ってキーボードを打ったり、書類を作成したり、電話でやりとりしたりすることが多くなってきています。

そのために、自分たちの体に少しずつ異変が起きており、それに長い間気づかないで過ごしてしまっているのです。

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これから、体の後ろ半分、前半分、そして全身と3つに分けて、座ってばかりいることが起こす考えられる悪いことを挙げていきます。

当然これらは年齢が上がれば上がるほど、より重篤になっていきます。

 

まずは後ろ半分、つまり背骨を含めた背中部分について、

 

・臀部から太ももの後ろ側には体重負荷がかかり、筋肉が圧迫されています。これにより腰痛や坐骨神経痛になりやすくなります。

 

・自然と姿勢は前かがみになり、背中は丸くなってきて背中の筋肉は伸ばされっぱなしになります。これにより腰痛や背部痛になります。

 

体幹よりも頭と首は前に出るようになり、猫背も影響して頭頚部の筋肉は緊張しっぱなしになります。肩こりやそれによる頭痛の原因です。また頚肩腕症候群といって激しい肩こりによりその中を走る神経が圧迫されてめまいや手のしびれを起こす病態も起こり得ます。

 

これらが体の後ろ半分で考えられることです。

 では体の前半分についてはどうでしょう。

 

・上半身が前傾しているということから、腹部に圧がかかり、腸の蠕動運動が悪くなります。これは体全体を動かしていないことも影響しています。その結果、便秘になりやすいし、便が長時間腸に留まることにより腸内細菌のバランスが崩れたりして、逆に下痢をしやすくなったりします。

 

・胃十二指腸部分での圧迫により、胃に入った食べ物がそこから先の腸に流れにくくなりますので、胃酸とともに逆流して食道に炎症(逆流性食道炎)を起こしたりします。

 

・胃や腸が蠕動運動の悪化によりガスや便で膨張していることから、腹腔(胃や腸が入っている部屋)の上壁にあたる横隔膜を圧迫し、呼吸が浅くなっています。肺活量の低下等により酸素不足に陥ると脳をはじめあらゆる臓器の機能が低下します。

 

・同様に腹腔の下部が圧迫されると、膀胱が圧迫刺激されて排尿の回数が増えて何度もトイレに行きたくなったり(頻尿)、膀胱炎になりやすくなったりします。

 

・動きの悪いところには脂肪がつきやすい(逆に筋肉は萎縮)ことから、皮下脂肪、内臓脂肪が増加してお腹周りがたるんできます。つまり肥満に陥ります。

 

 

 

さて最後に全身状態について書いてみます。

 

・使っている筋肉が極端に減るので、使っていない筋肉がどんどん衰えていきます。筋肉の衰えに伴い、その筋肉が支えている関節の動きがスムーズでなくなるので関節炎や関節の変形を起こすようになります。つまり、関節が腫れたり痛くなったりするのです。また筋肉での糖分の取り込みが減るので、糖尿病になりやすくなります。

 

・筋肉が減少するので、それを栄養する末梢血管も減少したり狭くなったりします。つまり、末梢循環が悪くなるのでむくんだり冷えたりするようになるのです。特に動かしていない腰から下については、足がむくんだり冷え性になったりして影響が著明です。また末梢を循環すべき血液が中枢、つまり心臓や頭に集中することになるので血圧が上がりやすくなります(高血圧)。そこから、脳卒中や心臓の病気に発展していくのです。

 

・循環が滞ることから、血液中の老廃物が動脈内に溜まりやすくなり、動脈硬化を起こしやすくなります。これも脳卒中や心疾患(心筋梗塞など)に大きく影響してきます。

 

・さらには、脳の血液循環が悪くなると認知症になりやすいということがわかっています。逆に歩いている人ほど、認知症になりにくいというデータがあります。

 

・動かない生活をして、さらに日光を浴びていないと、体内でカルシウムを取り込むためのビタミンD3が作られない上に背骨への刺激も少なくなるので、骨粗しょう症やそれに伴う骨折が生じる可能性が高くなります。

 

このようにに座ってばかりいる生活が、これだけ自分の体に悪さをしていることがわかっているのです。

会社通勤に電車を使っているので、その移動でまだ体を動かしている方だと思いますが、それが車移動中心の生活になってしまうと、本当に将来危険な状況になる可能性があります。

 

そして、さらに重要なことはこの引用の最後の文章。

そして、この死亡率の上昇は、喫煙習慣や肥満、運動量に関係がない。

 つまり、喫煙もしていないし、太ってもいないような人でもそういう状態になるということです。もちろん、喫煙や肥満自体も死亡率を上げますが、普段から健康に気を遣っているような人でも仕事でデスクワーク中心だとそのような状況になり得るということです。

毎朝走っていますよ、なんていう人もいると思いますが、運動量に関係ないのです。

朝走っていても、日中職場で机に張り付いていればダメなんだということですね。

仕事の合間に休憩をして歩きましょう!

 

こうしてブログを書いたりするのに、すでに1時間近くかかっていますので、このまま座り続けるとそれだけですでに死にやすくなるのです。

そのうちに

「ブロガーの死亡率は高い」

なんていう説が立証される日が来るのかもしれませんwww。

 

というわけで、今年は体をより動かしていこうということを目標にがんばっていこうと思います。

 

以上たーさんでした(終)