たーさんブログ

自分の人生を再構築したがっているおっさんのつぶやき

「初めて」について考える~大坂なおみ選手、全豪オープン初優勝、世界ランキング1位おめでとう!~

こんにちは。

 

大坂なおみ選手が全豪オープンで、壮絶な決勝戦を制し初優勝!

これで昨年の全米オープンに続いてグランドスラム2連覇の上、世界ランキング1位にアジア人として初めて立ちました。

ほんとにすごいことですし、うれしいことです。

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何事も初めてのことにおいて、それを成し遂げるということはものすごいプレッシャーがかかります。

元プロテニス選手で世界4位まで上り詰めたことがある伊達公子選手のコメントで、

「全米を勝って1個目の称号を手にした後というのは、普通ものすごいプレッシャーがかかって、そこから2つをとるのはすごく難しい。それをいとも簡単に2つ目を連続して取ってしまったのだから、彼女はすごい。」

そして、こうも続けています。

「メンタル的にはまだまだ成長していかなければいけないし、学ぶべきテクニックはいっぱい残されています。2つ目の優勝を続けざまにとった今となっては、決勝の舞台に立っているのが当たり前のような選手になってほしいですね。」

伊達選手の思いやりのこもった、かつ冷静な目線での言葉だと思います。

この最後の「当たり前」というのが、すごく難しいということを伊達選手はよくわかっているし、大坂選手へのさらなるプレッシャーがかかることを予測し、それを跳ね除けられるような選手として成長してほしいとの期待がこめられていますよね。

 

何事も「初めて」というのはすごいことです。

過去の歴史で残された道を歩くだけでなく、そこから新たな道を開拓して、そしてそれが正しい道かそうでないかわからないなか、ただひたすらに自分を信じて歩み続け、その結果つかむことのできる栄光なのです。

 

「初めて」の人と「2番目以後」の人とでは何が違うのでしょうか?

2番目以後は、「初めて」の人が歩んだ道と同じ道を行けば、容易とは言わないけれどかなりそれに近いところまではたどり着くことができます。

もちろん、それでも綿密な計画と想像を絶するような訓練、精神的重圧があることは間違いありません。しかし、先人がいるということは万一うまくいかないことがあっても、それがなぜうまくいかなかったのかということを先人の例から振り返って修正することができるのです。PDCA回路をガンガンに回せば済むことであり、過去にその道を数十人の人が歩いてすでに踏み固められていたら、より回路の速度を速めることができますし、さらには道が舗装されて何万人もの人が徒歩ではなく車を使って通っているような道は、最初に道なき道を歩む苦労を考えると「屁」ということになります。

 

では「初めて」の人になるためには、何が必要なのでしょうか。

まず綿密な計画は必要でしょう。

おそらく「初めて」の栄光にたどり着くまでの毎日は、基本練習の繰り返しという土台作りから始まって、それに正しいと信じた過去から学んだ知識が加わって肉づけされて、本人の成長を促していくのだと思います。ただし、今までと同じことをやっていては新しいという壁を破ることはできないので、どのように破っていくかということと、進むべきを道を間違えたときにどのように修正していくかということを常に計画立ててやっていかなければいけません。

あとはその計画を信じてひたすら訓練の繰り返し

とにかく行動して、壁をぶち破ろうとトライしてみて、ダメなら反省して修正して再度トライするのです。

PDCAPDCAPDCA、、、

ということですね。

そして、そのスピードをいかに速めるかということが大事になってきます。

速くやればやるほど、時間制限の中で繰り返しトライできる回数が増えるし、同じ目的をもっているライバルたちとの争いを制する可能性が高くなるのです。

もちろん、今挙げたように時間制限(年齢、体力など)あるいはライバルの存在、ねたんで足を引っ張ろうとする嫌な奴といった障害があったり、周囲のものすごい期待という重圧もあります。うまくいかなかったときに折れそうになる心、別の方向にむかっていく誘惑などの精神的な部分での支えも必要になってきます。

「遅すぎた天才」「シルバーメダルコレクター」「周囲につぶされた才能」。

こういった表現はニュースや新聞で何度も目にしてきました。もちろん、こう言われること自体、すごいことなんですけどね。

ただ現時点で最高の位置、つまり道の先頭を走っているわけではないというネガティブな印象がかなり強くあります。彼らには「初めて」の人と違って、何か足りないものがあったのでしょう。

 

 

先頭を走り最高のゴールにたどり着いた者が、同じゴールに向かってもう一度、もう一度と繰り返し達成することができれば、それは「当たり前」ということになります。

しかし当然のことですが、これは「初めての2度目」「初めての3度目」というように、考えようによっては「初めて」のうちの一つであることもあります。

自身としては、最初に歩いた道と同じ道を歩めばいいので、ある程度スピードアップできると思いますが、その分年齢もありますし、周囲からのプレッシャーも大きくなります。やはり大変なことに変わりありません。

 

メジャーリーグに行った野茂英雄選手、セリエに行った三浦知良選手、ノルディックスキーで連覇した荻原健司選手、トリプルアクセルを成功させた伊藤みどり選手、、、

スポーツの領域だけにとどまりません。アップルのスティーブ。ジョブズ氏、アマゾンのジェフ・ベゾス氏、フェイスブックマーク・ザッカーバーグ氏などもそうです。

昔で言えば、エジソンとかもそうですよね。

最初は異端と思われても、先頭を切ってその分野を切り開いたからこそ偉大なのです。そして、それを「当たり前」の領域にまで凌駕することができたのは、さらにすごいことなのです。

 

「初めて」を作り、それを「当たり前」にする。

なんかそういうのをやってみたい!

そういう意味でも、なにか新しいことを発見しようとするという努力は大事なのでしょう。

自分の今年の目標です。

 

大坂選手、おめでとう!!

 

以上たーさんでした(終)