こんにちは。
最近走るようにしています。
もちろん、健康のためです。
この歳になると、健康でいることが当たり前ではなくなってきます。
実際に自分と同じくらいの年齢で、救急車で病院に運ばれて入院したり、手術したりしている人がいるんです。
つらい出来事でした
先日、同じ病院の仕事仲間が脳出血で入院しました。歳は私の2つ下です。
彼は、毎日埼玉の自宅から都内の病院まで1時間の電車通勤をしていました。行きも帰りもとにかく電車が混んでいて、通勤だけで「もう疲れた」って言っているときがありました。それでも仕事熱心で、疲れていても「逆に仕事をしていないと心配」と言っていた典型的なワーカーホリックでした。
忙しくて寝れない救急の当直業務をこなし、先輩、後輩との飲み会にも大概付き合っていたそうです。
体型は、私と同様にいわゆる中年太りで、血圧が高くて健康診断でひっかかっていたそうですが、自身が循環器科の医者だったもので、自分は大丈夫と高をくくっていたのでしょう。
その朝当直室で倒れているところを、呼びにいった看護師さんが見つけたらしいのです。あれから1か月あまり経ちますが、奥さんの話では職場復帰は五分五分とのことでした。
私も同じ道をたどるのか
一度彼も含めて数人で飲んだ時に、「この中で誰が最初に病気で入院するか」なんて悪い冗談を言いあったことがありました。
7人で飲んでいて、いっせいに該当する人を指で差したところ、私を差した人が3人、彼を差した人は4人でした。彼と私は、当然お互いを差していました。爆笑に包まれたその宴会の席で、その理由として彼を差した人たちが挙げたのは体重差でした。
身長がほぼ同じでしたが、彼は私より体重が6kg重かったのです。
この6kgという体重差が彼と私の運命を分けたのでしょうか?
医者の不養生
もちろん、それだけではないと思います。
無理な通勤、睡眠不足、暴飲暴食、仕事上の想像を絶するストレスの量、自分の健康への過信...
医者の不養生の最たるものでした。
結果、そのようなことになってしまったのは、ある意味仕方のないことなのかもしれません。
私たちは24、25歳で医師免許をとり、以後第一線(たぶん?)でバリバリに働き、おそらく自分たちの今の状態を立ち止まって省みることはなく、ただ前進あるのみでした。30歳を過ぎても、40歳を過ぎても、ひたすら同じペースで毎日仕事を片っ端からこなしていました。世間では、アラサーだのアラフォーだのって、自分の気持ちの変化や体の衰えをなんとなく気にするようでありますが、自分たちの場合はいつまでも心身ともに30代前半という気持ちでやっていました。気持ちさえいつもしっかり持っていれば、体は無理が効くからと勘違いしていたのでしょう。
まわりの人は言います。
自分のお腹がぽっこり出てくると、
「おじさん、腹出てますよ」って。
自分が指示出したのに、すっかり忘れてしまうと、
「あれ、もう認知ですか?」って。
飲み会の席で午前0時すぎて、まぶたがトロンとしてくると
「歳ですねえ、もうおねむの時間ですか?」って。
まわりの人は私が中年であることを、年齢だけからではなく見た目や行動ですでに把握しているんです。残念ながら、気づいていないのは自分だけ。
そして、まわりから指摘されても、否定し続けています。
気持ちが勘違いしているんです。
そして、その結果、老いていく体に対して何もしないのです。
体重がどんどん増えていくのに、ダイエットにまじめに取り組まない。
健康診断ではっきりと数値で異常が出ているのに、食事とお酒のコントロールをしない。
体が疲れているのに、睡眠をまともにとらず、無理に仕事を続ける
歳をとって衰えていく自分がいるのを、どこかで認めたくないのでしょう。
ならば、素直にみんなの言い分を認めて、老けていく自分を受け入れろっていうのか。
それは何かはき違えています。
歳をとるのは仕方がないとしても、気持ちや体を元気に保つように努力することが大切なのです。
何ができますか?
まずは運動をすること。
しっかり睡眠をとること。
無理に仕事は続けずにきっちり休みをとること
健康診断、人間ドックを欠かさず、自分の体のことをきちんと把握すること
食生活のコントロールをしっかりすること
ほかにもあるでしょうか?
人生100年計画なんて言います。
これは、あくまでも健康であることが前提です。
いくらお金があっても、いくら立派な肩書があっても、健康でなくては意味がありません。
自分の夢をかなえようとするとするならば、まずはその土台となる健康な体と健全な精神、そしてしっかり働く脳を養うことが重要。
だから、最近歩いているんです。
以上たーさんでした(終)
今日も読んでいただきありがとうございました。
ポチッとよろしくお願いします。