こんにちは。
もう若くないのですが、気持ちは若くもちましょう。
今日もよろしくお願いします。
「よいイメージをもつ」
これってすごく大事なんですよね。
スポーツ選手などが、試合に勝ったときのイメージを思い浮かべる練習を常に行っているというのを聞いたことがあるでしょう。よいイメージをもつことにより、自然と体も心もそのイメージに近い動きをとろうとします。
実際に、バスケットのフリースローの練習でそのことが証明されています。
オーストラリアの心理学者、アラン・リチャードソンの実験です。
学生を3つのグループに分けて、
1つ目のグループは20日間毎日フリースローの練習をさせました。
2つ目のグループは最初の日と20日目の2日間だけフリースローの練習をしさせました。
3つ目のグループは2つ目のグループと同様に最初と最後の日だけ練習をさせるのですが、異なるのはその間はフリースローが入るイメージトレーニングを続けるのです。
結果、1つ目のグループは練習前よりも24%もフリースローの成功率が上がりました。もちろん、2つ目のグループの成功率はほとんど上がりませんでした。
さて、3つ目のグループはどうだったでしょうか?
実はフリースローの成功率は練習前と比べて23%も上昇したのです。つまり、毎日練習していたグループとほとんど変わらないのです。
イメージトレーニングをするだけで実際の練習とほぼ同じくらいの効果があることが示されたのです。
これが当てはまるのは、スポーツの世界だけかというとそうではなく、ギターやピアノなどの楽器でも同様の結果を示すことが分かっています。
ただ楽器の場合は、実際に複雑で、より具体的に楽器の形、重さなどをイメージする必要があります。ギターでも弦の太さや張った感じをしっかりと具体的にイメージしていかなくてはなりません。そのために、ある程度は実際に楽器に触り慣れておく必要はあるのでしょう。
さて、イメージトレーニングの重要性は、ダイエットでも当てはまるのだそうです。
自分の目標とする体型を具体的に頭に思い浮かべるのだそうです。
単に
「やせたい」
「おなかまわりをスッキリさせたい」
という目標ではダメです。
より具体的に目標を掲げる必要があります。
でも否定的なイメージでは効果はあまりないのだそうです。
「体重100kgからの脱出」
「10kg減量する」
このように宣言しても、ダイエット効果は少ないのだそうです。
これは、本人の頭の中には、自分の体重100kgのイメージがしっかりと浮かんでおり、その太ったイメージを自然とめざしてしまうために、結局どこかで食べてしまうからだそうです。
大事なことは、肯定的なイメージをもつこと。
つまり、
「体重90kgにする」
と唱えながら、頭に90kgになった自分の体つきを想像するのです。
その体重になったときに、どのような服を着てみるとか、いかに俊敏になっているとかを考えてみるのです。いったい、自分は何ができるようになるのか、自分は何をしたいのかということも含めてイメージするのです。
さらに大事なことは以前に締め切り時間の話をしましたが、きちんと期限を設けなければいけません。
要するに、漠然と「やせたい」ではなく、
「5月1日までに体重90kgになっている」
というように期限と肯定的な目標をセットでつくることが大切なのです。
一般に人の頭の中で形成されている悪いイメージはだいたい7回くらい良いイメージにさらされないと、入れ替わらないとされています。
ですので、毎日、
「5月1日までに体重90kgになっている」
をノートに書きまくるのです。だいたい15回くらいでいいらしいのです。PCやスマホではだめです。手書きでノートに書きまくり、頭の中にインプットしていくのです。
もちろん、最初のうちはなんの効果もないかもしれません。しかし、そのうちに何らかの変化が自分の体に起きてくるでしょう。
常に頭の中で、その文章が巡り巡っていれば、
気づいたら、コンビニでお菓子を買わなくなっていた
気づいたら、ジュースを飲もうという気がなくなっていた
気づいたら、エレベーターよりも階段を使うようになっていた
気づいたら、タクシーに乗らずに歩くようになっていた
などなど、このような生活の変化が生じてくるのです。
自分も今10項目程度、毎日自分に暗示をかけています。
果たして効果があるのでしょうか?
以上たーさんでした(終わり)