たーさんブログ

自分の人生を再構築したがっているおっさんのつぶやき

テレビでのスポーツ中継とスポーツニュースの大切さ~あの頃はよかったよ~

こんにちは。

 

いよいよ来年2020年はオリンピックイヤーですね。

 

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たぶん東京の局所では盛り上がっているんでしょうけど、自分のまわりではまだ時期尚早なのか、オリンピックの話題もなければマスコットキャラクターの名前さえ知らない人が大半です。

みなさんは、マスコットキャラクターの名前を知っていますか?

2体いることも、恥ずかしいかな、つい先日知りました。

青い方が「ミライトワ」、ピンクの方が「ソメイティ」と言うらしいです。

ミライトワ」について

東京2020オリンピックマスコットは、大会エンブレムと同じ藍色の市松模様を頭部とボディにあしらっています。コンセプトは温故知新。温故知新とは日本の伝統的なことわざで、昔のことをよく学び、そこから新しい知識や道理を得ることを言います。そのコンセプト通り、伝統を重んじる古風な面と最先端の情報に精通する鋭い面をあわせ持っています。正義感が強く、運動神経もバツグン。特技はどんな場所にも瞬間移動できることです。

<名前の由来>
ミライトワという名前は、「未来」と「永遠(とわ)」というふたつの言葉を結びつけて生まれました。名前に込められたのは、素晴らしい未来を永遠にという願い。東京2020大会を通じて、世界の人々の心に、希望に満ちた未来をいつまでも輝かせます。
             東京2020ホームページより引用

ソメイティ」について

東京2020パラリンピックマスコットは、桜の触角と超能力を持つクールなキャラクター。顔の両サイドにある桜の触角でテレパシーを送受信しています。また、市松模様のマントで空を飛ぶことができます。普段は物静かですが、いざとなると誰よりもパワフル。超人的パワーを発揮するパラリンピックアスリートを体現する存在です。凛とした内面の強さと自然を愛する優しさをあわせ持っています。超能力を使って石や風と話したり、見るだけで物を動かすこともできます。

<名前の由来>
ソメイティという名前は、桜を代表する「ソメイヨシノ」と非常に力強いという意味の「so mighty」から生まれました。桜の触角を持ち、驚きの強さを見せるソメイティ東京2020大会を通じて、桜を愛でる日本の心とパラリンピックアスリートの素晴らしさを印象づけます。
             東京2020ホームページより引用 

 

さて、 オリンピックに対する盛り上がりはどうなのでしょうか?

私が肌で感じた限りでは、現時点ではいまいちのような気がします。

みなさんのまわりではどうですか?

 

どうしても東京開催ということで盛り上がりの中心は東京にあって、それ以外の地域では伸び悩んでいるようです。

地方に住んでいる高齢者にとっては、蚊帳の外的な感覚なのでしょう。東京でも、最近の若者のスポーツ離れの影響もあって、一部の種目以外はワールドカップほど熱くはならないような気がします。

オリンピック招致の際に、日本国民はオリンピック開催をこれだけ熱狂的に待ち望んでいますとアピールしていましたね。しかし、いざ蓋を開けてみたらスタジアムは空席が目立って、競技も盛り上がらないなんていう可能性もあります。そういうことがあってはいけないと、今政府は躍起になって盛り上げようと企業とともに、策を練っているところでしょう。

もちろん、選手個人は今代表の座をつかもうとものすごい努力をされているのは十分承知していますし、晴れて代表の座をつかんでその努力の結果、メダルをとったり入賞したりしたら、それはものすごい嬉しいことだと思います。

みなさんも当然喜ぶでしょう。

 

しかし、昔と比べてみても、極端な話1964年開催の東京オリンピックと比べてみても、確実に盛り上がり方は少ないと思います。

 

その原因はどこにあるのでしょう?

 

ネットやゲームをはじめ、今や私たちの楽しみ方は多様になっています。スポーツ観戦が数限りある娯楽の一つということではなくなってきました。

 

しかし、それは結果論なのかもしれません。

やはり、テレビで観る機会が減ったことが大きな理由だと、自分なりに思っています。

 

古くは電気屋のテレビの前で、大相撲をみたりプロレスをみたりして、町で人とあってもその話題ばかりの時代がありました。その後プロ野球中継が始まって、王、長嶋時代になって人々はテレビの普及とともに家で観戦することを楽しむようになってきます。プロレスも力道山以降、ジャイアント馬場アントニオ猪木、ブッチャーやタイガージェットシンなどの人気選手が出てきました。子どもたちも空き地で野球をしたり、学校の教室でプロレスの技を掛け合ったりしているのが当たり前の毎日でした。

1990年代はじめにJリーグがスタートして、野球かサッカーかという時代になってから、少子化の上に野球からサッカーに移る子がいたりして、それぞれのスポーツの競技人口もそれほど伸びなくなります。しかし、まだ中継があったころはよかったのです。

 

問題はそこからです。

バブルのせいか、その後の不景気のせいか、遊び場だった空き地にはマンションが建ったり駐車場になったりしました。道路でボールを蹴って遊んでいた子たちは危険だからということで、みんな家の中で遊ぶようになっていきました。そして、同じくしてそのころからテレビゲームが普及しだして、完全に子どもたちは家の中に閉じこもるようになっていったのです。

子どもたちにゲームでテレビを占拠され、お父さんは不景気のせいか残業でなかなか早い時間帯に家に帰れないことから、自然とプロ野球中継の視聴率は下がり、子どもたちも野球を積極的に見ることがなくなったので、実際にスタジアムから足が遠のくようになってきます。

自分が小さかったころは、下校途中とかに小林繁阪神)の投げ方とか、西本聖(巨人)の投げ方とかプラスチックボールを投げながら真似をしていましたよね。今はそういう子があまりいないように思います。みんな、DSとかニンテンドースイッチとかでゲームしながら帰っていますもん。

プロ野球もサッカーもテレビなどのメディアがいかに積極的に放送するか、だと思います。視聴率が落ちたから中継しない、プロ野球ニュースも時間を短縮する、かと言って海外のようにサッカーをしっかり中継することもしない。もちろん、BSとかスカパーとかではやっていますが、地上波でやらないとやっぱ盛り上がりませんよ。

先日も記事に書きましたが、85年のバース、掛布、岡田のバックスクリーン3連発。夕食が終わってテレビの前に座っていた父親が、バースが3ラン打って阪神が逆転した瞬間にリビングで大声で「いったぞ」って叫んだのを今も覚えています。先に子供部屋を飛び出していった弟が、今度は掛布のホームランで父親とともにすごい盛り上がりを見せ、宿題をしていた自分のところに走ってきて

「すごいぞ、早くテレビ、テレビ!」

少し遅れてテレビを観た自分の目には岡田のバックスクリーンへの一発と巨人槇原投手の完全に飲み込まれた顔が。

「うわー、こんなのってあるんだ」

その後もテレビでリプレイを見て、ものすごい奇跡をリアルタイムで見ることができた喜びをかみしめながら、夜のスポーツニュースはザッピングしまくり。そして、翌朝のニュースでもトーストをほおばりながら、テレビのチャンネルをガチャガチャまわしてその場面を探していたのを今でも覚えています。

 

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スタジアムに行かなくても気軽にテレビで中継をみて、時に奇跡のような喜びの瞬間を目に焼き付けることができることは、もうなかなかできなくなってしまいました。

 

大洋ファンの父親と阪神ファンの自分、そして巨人ファンだった弟で食卓を囲んで、試合の評論をすることもなくなりました。

正直テレビの野球中継のおかげで、家族も友達とも一緒に楽しむことがいっぱいありました。

中学の修学旅行中、勝てば近鉄の優勝だったダブルヘッダーの最終試合で、ロッテ高沢に同点ホームランを打たれて万事休したその夜、旅館での食事がまるでお葬式のような雰囲気だったのは今でも記憶にあります。移動中のバスの中でバスガイドさんに頼んでテレビをつけてもらい、そして旅館についてからもどの部屋でもテレビに貼りついて、野球をしらないやつまでもが最後には泣いていたんです。この話は、今でも同窓会で必ず話題になります。

 

あの当時は、学生だったからかもしれませんが、そういった熱い試合に普段から接していたので、体育の授業でバレーボールとかサッカーとかでもみんな熱くなってやっていたように思います。種目が違っても、みんな燃えていました。

 

歳の差もあまり関係なかったように思います。道路で近所に住んでいる子とやっていたプラバット(プラスチックバット)野球に、通りかかったおじさんが、

「俺も打たせてくれ」

と言って、中日谷沢のバッティングフォームの真似しながら、同級生が投げた球に全力で振ってものすごい空振りしたことがありました。

(後で聞いても、みんな知らない人でした(笑))

 

 

この当時に、もしオリンピックが決まっていたら、ものすごく盛り上がったかもしれません。テレビの向こうで選手が私たちに熱い戦いを見せ、それに憧れをもった子どもたちが空き地で真似ながら遊び、テレビでの共通の話題をもって大人や子どもが同じ立場で触れあえる、そんな時代だったら、、、

こういう時代はもう戻ってこないのでしょうか?

野球中継がない今、果たして子どもが自分に「キャッチボールを一緒にやろう」と言ってくれるのかどうか、心配です。

仕事でつらかった1日も、ビールを開けながら、プロ野球ニュースの「今日のホームラン」のコーナーを見れば、嫌なことはふっとんでいたと思います。

テレビで大事なのは視聴率だけではないと思います。

それ以上にテレビのスポーツ中継、スポーツニュースは重要な役割を果たしていたと思うのですが。

 

長々と書いてしまいました。

以上たーさんでした(終わり)

 

今日もお疲れ様でした。

明日からまた頑張りましょう!

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