こんにちは。
昨日MXテレビの番組内でスマホ中毒についてやっていました。
スマホの使い過ぎで、脳が疲労するという話題について話していたのです。
某アナウンサーの中学1年の息子さんに、スマホを買い与えたところ、
夜中の2時3時までスマホをいじり続け、睡眠不足のまま学校に行くようになってしまったそうです。
それ以来、すぐにキレやすくなり、母親に対して「うるせえなあ」とか急に言葉遣いが悪くなったそうです。
まあ、全部スマホのせいにはしていませんでした。
ちょうど反抗期に入りかけのころで、睡眠不足もあって(間接的にはスマホが悪いのですが)、そういう状態になったのかもしれませんとしながらも、スマホもやはり直接原因になっている可能性も否めないと主張していました。
そこで言っていたスマホに伴う脳の疲労より出てくる症状としては、
・キレやすくなる
・睡眠不足
以外にも
・物覚えが悪くなる
・頭の中で情報の整理ができない、考えがまとまらない
・人とコミュニケーションがとれない
・イライラ感がおさまらない
・周囲のことが気にならなくなる、空気が読めない
・うつ症状
・ボーっとしていることが多くなる
・食欲低下、過食になる
などの項目が挙がっていました。
たしかにスマホは便利です。
わからないことがあれば、すぐにググって調べることができます。また最新のニュースにも、すぐにアクセスできます。
最近はSNSをやって、仲間どうしで情報を共有したり、新しい仲間を見つけたりというようなコミュニケーションツールとして利用することも一般化してきました。
スマホ1台で仕事がほぼできてしまうので、オフィスに行かずにノマドワーキングを行い、稼いでいる人も珍しくありません。
しかし、それだけ便利なツールだからこそ、そこに依存してしまう私たちがいるのも事実です。いまや、スマホがないと生きていけないとまで言う若者がでてきているそうです。
若者だけではありません。
シニア向けの女性誌を発行する「ハルメク」が、中高年のスマホ事情をアンケート調査したところ、利用者は年々増加しているとの結果が出ていました。
2018年7~8月に55~74歳の女性読者461人を対象に実施した調査では、スマホ保有率は67.7%に上り、パソコン42.7%、ガラケー30.8%、タブレット21.0%と2位以下を大きく引き離していました。ちなみに調査を開始した2011年は0で、2014年以降急増しています。
もちろん、若者のようにスマホの機能を使いこなせている人もいますが少数派(12.2%)で、たいていの人は写真や動画撮影程度。アプリをダウンロードするのも恐る恐るという声もあったとのことでした。
実際中年の自分も果たしてスマホの機能のどれだけを普段から使いこなせているのか。
そもそも基本である電話としての機能での使い方はあまりしていません。
ニュースや言葉の検索、LINEなどのコミュニケーションツール、あとはTwitterなどの情報発信(全然少ないですけど)、メモ機能、音楽を聴くという感じでしょうか?
ただ明らかにポケベルやガラケー時代と比べると、画面をちょくちょくチェックすることが増えているような気がします。下手すると5分に1度スマホ画面を見ているかもしれません。
これは自分だけに限ったことではないと思います。
かつては電車に乗ると、ジャンプやマガジンなどの漫画誌を読んでいるか寝ているかしている人が大多数でした。いまや、寝ている人以外はスマホをいじってゲームしたりしている人がほとんどです。
昨日もMXテレビ内であまりにも電車内でスマホ画面しか見ていない人が多いので、全裸で乗ってもだれも気づかないんじゃないかというボケに、総ツッコミが入っていましたけど(笑)。
最近自分でも我慢することができなくなったなあと感じます。せっかちなのか、すぐに結果が出ないと、イライラするその閾値が下がったように思います。
また頭の中で考えがなかなかまとまりません。常にスマホの画面がちらついて、邪魔をしてきます。自分の汚くごった返している机の上のような感じで、情報が整理されていないのです。
ひょっとしたら、片づけができない人ってスマホ中毒の人が多いのかもしれませんね。
うちの相方も同様です。自分以上にスマホを見続けており、片づけができない人です。逆の意味で、そういった家事をしたくないからスマホに逃げているのかもしれませんが(笑)。
あと視力が急に落ちてきていることや目が疲れやすくてシバシバしていることも、スマホを始めてからですし、イヤホンで音楽を聴いていることも多いせいか耳も遠くなったように思います。
姿勢も常に下を向いているせいか、猫背がさらにひどくなり、先日は首が痛いのでMRIを撮ったところ、頚椎椎間板ヘルニアと診断されてしまいました。いわゆる「スマホ首」というのでしょうか?
スマホ使用数年でいろいろと悪影響が出始めていることを考えると、成長の大事な時期にいる子どもたちにスマホやタブレットを使わせるのもどうかと思ってしまいますよね。
子育てツールとしてというよりは、子どもに静かに黙っていてほしいという子守代わりに使っていることが世間では多いようです。我が家も、その例外ではありません。
ファミレスでさえ、走りまわったり大声で叫んだりするのでなかなか行けなかったのですが、YouTubeを見せたりマインクラフトをやらせたりするようになって、静かにしてくれるようになりました。そういう意味ではいいのですが、その代わりにご飯を食べなくなり、時間制限できずに家に帰ってからもスマホやタブレットを離さなくなってしまいました。取り上げるとわめきちらし、床の上に寝転んで渡されるまで泣き騒ぎます。
いつか記事にもしましたが、夜中まで見続けてものすごいクマを目の下に作って学校に行ったこともありました。
YouTuberの中には言葉遣いの悪い人もいるらしく、その人の影響か悪い言葉を平気で発するようになってしまいました。小学校1年の息子を叱ろうとした瞬間に、「うるせえ、暴力じじい!」って言われたときは正直ショックでした。
それ以来、タブレットは隠してしまい、親も子どもたちの前ではスマホをいじるのをやめるようにしています。以来、癇癪をおこすことは減ってきており、物を投げたりすることも少なくなってきていました。相変わらず、会話はマインクラフトというゲームの話ばかりで、学校の話とかしてくれませんが。
小児科医会の方では、スマホやタブレットの使い過ぎが子どもにとってよくないと、さかんに警鐘を鳴らしています。
https://www.jpa-web.org/dcms_media/other/sumahonojikan_161215_poster.pdf
あのスティーブ・ジョブズでさえ、自分の子どもには一切スマホやタブレットを与えなかったそうです。「男が背中をまるめて、小さな画面を見ているのは、カッコ悪いぞ」という表向きの言い方をしていますが、脳への悪影響をおそらく知っていたのでしょう。代わりに、家族で食事のときに集まって、今日1日の報告会のようなことをやっていたようです。食事のときでさえ、スマホをいじっていたら食事を楽しめない以外にも会話もなくなってしまいますからね。
一時期タブレットで勉強するなら、うちの子どももやるかなと思い、「ス〇イ〇ゼミ」をやらせたことがありました。字を書くのも専用ペンみたいなのを使って、タブレット上でやるのですが、とにかく順番にクリアして勉強を進めていかなければいけないので、簡単なところでは常に子どもはイライラしっぱなしでした。親が目を離すと、YouTubeを見てたりして、結局はあまりはかどらずにやめてしまいました。
最新のツールでの勉強というのは、一見いいように言われていますが、やはり基本である国語、算数などの主要科目は、書いて読んで声に出して覚えるという昔ながらの方法(アナログ形式)がいいように思います。そして、それとは別にプログラミングなどは時間制限を徹底してやる必要があると思います。
ゴールデンウイーク中も1日ではありましたが、山梨の方まで足をのばして、新緑の中で川遊びをさせました。まだ水は冷たかったのですが、でも川でダムを作ったりして笑顔ではしゃぎまわっている子どもたちの姿をみていたら、こういう機会をもっと増やさないといけないと実感しました。
子どもがスマホ中毒にならないためにも、親がスマホをできるだけ使わないようにするべきだし、もっと子どものために時間を作って一緒に遊んだり自然と触れ合ったりする機会を作らないといけないのだと痛感しています。
ちなみに前述のアナウンサーは、息子さんに向かって「俺はお前を変な人間にしたくない」と訴え、スマホの時間を制限したそうです。この「俺は~」の部分で、この人いいお父さんだなって思ってしまいました。それ以来、息子さんの暴言は減ったようです。よかったですよね。
世の中はどんどん変わっていって、便利になってきています、しかし、怖いのは便利に慣れてしまうと、私たちはもう後戻りできないようになってしまっているところです。
かつては家の留守電ランプが点滅していないと心配になってきたり、ポケベルの音が鳴っていないのに鳴っているように感じたり、ガラケーを家に忘れてきたために30分かけて道を引き返したりと、どんどん新たな依存症が増えてきました。そしていまやスマホについては、かつて以上に依存度が強くなっています。
正直、いまや相方との会話も、同じ家の別の部屋にいるのに本人のとこまで行かずに、スマホのメッセージで行っているという我が家はどうなの?
スマホをいじる習慣をなくしていこうということをこれからもがんばっていこうと思います。
以上たーさんでした。終わりです。
長文でしたが、読んでいただきありがとうございました。,