みなさま、明けましておめでとうございます
今年はどんな年にしたいですか?
さて、世の中の流れが一気に変わり、全く今までの通常が通じなかった2020年が終わり、今年2021年はそのままの流れを継承するのか、あるいはそこからガラッと変わった世界になるのか、正直なんとも言えないだろう。
ちなみに四柱推命的には、今年の3月で世の中が大きく変化するらしいけど、これがどういう方向性なのか全然わからない。
(知り合いの人に聞いた話)
大晦日に急に増えた
コロナ禍において、昨年大晦日の感染者数が1300人以上となった。
一応これでも医療従事者なので、この数には大きな驚かなったし、むしろまだまだ検査数が増えれば、その数も増えるだろうと思っている。
検査数がそれだけ多ければ、正直欧米並みの感染者数までいかなくても、かなり多いことは予想できるだろう。
もちろん、感染者数が増えても、そのまま重症者数、死亡者数が増えるとは限らない。
マスコミのあおりをそのまま受けてしまうのは危険である。
ただ、その一方で自分たちが感染しなくても、濃厚接触者になってしまった場合は、2週間出勤停止となるので、その間予定手術は延期になってしまうし、緊急の多い病棟はカツカツになってしまう。当然家族とも一緒にいられないので、結局は別宅に寝泊まりすることになる。
(別宅と言っても、変な意味合いの家ではない。自分のように遠距離通勤している場合は、仕事で夜遅くなることがザラにあるので、職場の近くに部屋を借りているのだ)
世の中いろんな意見がありますが
感染者数が増えても、単なる風邪レベルだからと主張するグループもある。
一方、これが2週間後の重症者の数に繋がるだろうし、重症者数が増えると医療崩壊につながるという意見もある。
「勝負の3週間」なんて、政府が叫んでいたこともあった。
みんなバラバラなことを言っているし、肝心のトップが如何せんしっかり分かっていないのか、あるいは分かっていないフリをしているのか、とにかく国民みんながどうしていいか困ってしまっているのが現状だ。
大事なのは感染しても重症者を出さないようにすることと経済をまわすこと
一医療従事者の立場からすると、かかっても無症状でいることが多い若い世代にとっては前者の考え方でよくて(風邪レベルというのは極端だが)、感染に気を付けていれば、何も外出を避けるようなことはしなくていいのではないかと考える。
ただし、大事なことはこの場合の感染に気を付けるというのは、うつるとうつすの両方を意味する。
だから、高齢者や病気持ちの人と一緒に生活している人は、十分に気を付けるべきだ。
ただそう言った心配をする必要がなく、一人でもくもくと食事をするのであれば、外食は大いにしたらいいと思う。
一方で、高齢者や基礎疾患を持っている人は、とにかく感染させられることに気を配って行動することが大事であり、当たり前だが不要不急の外出はしない方がいい。
ただし、必要な外出、急ぐ外出は十分に気を付けてしていただければいいと考える。
コロナが怖いから高血圧の薬をもらいに来ない患者さんが時々いるが、それはこの寒い冬非常に危険なのでやめてほしい。
脳卒中になる可能性がある。
今は病院によっては、電話対応もやっていたりして、処方箋を近くの薬局に送ることもできたりするので、ホームページや電話で問い合わせてみてほしい。
常に念頭においていてほしいこと
とにかく、やるべきことは
・手洗い
・うがい
・マスクの着用
・頻回の手指消毒
・無用に顔を触らない
・密にならない、密を避ける
というところ。
自分も含めて基礎疾患のある人は要注意だ。
こんなことで人生を狂わせてはいけない。
基礎疾患とは
ちなみに基礎疾患については意外に知らない人が多い。
手術や入院が必要な病気だけではない。
それらの原因となり得る高血圧、糖尿病、高脂血症などの生活習慣病をさす。
だから、内科などのかかりつけ医より何らかの薬を処方されている場合、高い確率で基礎疾患を持っていると考えてほしい。
その場合、絶対に不要不急の外出は差し控えることが大事。
とにかく気をつけて
今日は東京都の感染者数は783人。
昨日よりも減ったと喜んではいけない。
お正月で検査数が少ないだけなのだから。
心配なのは、夜のニュースで元旦の初詣の人数が例年より減っていると報じているところ。
おそらく
「じゃあ、明日も空いているだろうから初詣に行こう」
という人もいるような気がする。
その結果、すごいことになっているかもしれない。
密な場所は、とにかく避けてほしい。
自分の場合、去年一年間は居酒屋に行けなかった。
行きつけのお店がつぶれていなければいいけど。
正直オリンピックは...