例年、お正月は仕事があるとき以外は田舎に帰ったりしていたのだが、今年に限ってはあまり出歩かないようにしようと思う。
まさに寝正月を実践しているこの2日間。
寝正月と言えば、酒を飲みながらテレビで駅伝でも観ながら、横になっているイメージだが、最近はあまりテレビを観ることが少ない。
というか子どもたちがゲームするのにテレビを占拠してしまっているために、仕方なく自分の書斎に閉じこもっていることが多い。
(別の意味での引きこもりである、ははは)
というわけで、今年の正月は、読書に精を出すことにした。
時代に伴う読書の変化
読書離れというものが、若い世代だけでなく自分のような中年にまで広がってきていると聞いたことがある。
読んでいるとした人でも、月に1冊、多くて2冊程度らしい。
情報を得るのならば、スマホで十分ということなのだろう。
また読書をするにしても、その形態自体に変化が出てきており、電子書籍なるものが普及してきている。
たしかに電子書籍は、手軽だし便利である。
何冊の本をいっぺんに持ち歩くことができるので、ちょっとしたスキマ時間に数ページ読み進めることもできるし、乱読をしたい人はもちろん辞書替わりに調べものをすぐに行うこともできる。
しかし、なんとなく味気ない感じがするのは私だけだろうか?
本来の読書の楽しさ
ただ本来の読書というものは、紙で作られた本を手にもってページをめくりながら、文字を追うというもの。
そして、読んだ本を一度でおしまいにしてしまうのは惜しいもので、思い立ったら本棚から取り出して、繰り返しページをめくっては読み返すことがやはり楽しい。
本を手にとったときのあの重量感と、ページをめくるときのワクワク感。
そういったものは電子書籍では味わえない。
また本屋や図書館に本を探しに行くちょっとした高揚感も、画面をスワイプしているだけでは味わえないものである。
本の表紙、そして巻いてある帯の一言一言、横に置いてあるPOPに書いてある趣向を凝らした文章。
こういったものに引き付けられて、その本を手にとりページをめくる。
出だしの文章を読み、目次を自分の目でとらえてみる。
気になるページを開いて少し文章を読み進めてみると、本と自分との相性がなんとなくわかる。
「よし、読んでみよう」
という意識を明確にして、会計にもって行く。
この一連の作業がなかなか面白い。
本を読むことのメリット
本を読むことのメリットは
知識を増やすだけではない。
語彙を増やすだけでもない。
世の中のいろんなシチュエーションについて学ぶことができるし、その場合における人の感情を思いやることもできる。
相手との間を感じるようになれるのだ。
体一つしかないので、本を読むことで新たな体験をすることもできる。
その結果、自分の世界観、価値観を形成することができる。
自分の不完全さを見つめることで、自分自身を知ることができ、誰にでも欠けている部分があるということを気づける。
そして、そこに深い根っこを張って、さらに読書を積み重ねることで、心の成長を遂げることができるのだ。
なんか偉そうなことを書いてしまったが、やはり読書は大切だ。
月10冊、年間100冊以上をまず目標にしてみよう。