悪い習慣というものは、結構な割合でほぼ無意識に行っていることが多い。
反対に良い習慣というものは、なかなか意識して行動をしないと身につかないものだ。
これが逆であればいいのにと、何度も思った。
このことは、誰でも思い当たったことがあるのではないか。
例えば「健康」というテーマに絞って考えてみると、自分の場合はエスカレーターと階段があった場合に、何も考えなければエスカレーターに乗ってしまう。
喉が渇いていて、冷蔵庫にコーラがあった場合には、飲むだろう。
机の上にキットカットが置いてあったら、当然食べてしまうだろうし、さらに2個目と手をのばすことは容易に想像がつく。
時間が少しあった場合には、すぐに寝ようとする。
要するに、今まで何度も不健康な方の行動をとってしまっていたのだ。
結果、運動不足、暴飲暴食、デブ、糖尿病というレッテルが貼られたわけだ。
では、この場合に健康を意識して行動をしていたらどうなっているだろうか。
つまり、その都度その行動が健康に良いことなのかどうかを考えて、行動にうつすのだ。
健康に良い行動の選択した場合、
エスカレーターではなく階段を上ることを選択するだろう。
喉が渇いても、蛇口をひねって水を飲むだろう。
机の上のキットカットは戸棚にしまい、完全に視界から遠ざけるようにし、どうしてもお腹が空いていればみかんかバナナを手にとるようにする。
時間があったら、ストレッチをするか、少し散歩に出かけて体を動かすようにするのがいい。
これだけ健康に良い選択をすれば、結果が良くなるに決まっている。
つまり、運動が習慣になるし、食事量も抑えられる。
やせるし、血糖のコントロールも一定水準を保つことができる。
このことから、とにかく無意識にやっている悪しき習慣を自分であぶり出して、良い習慣に切り替えていくことが非常に大事だということがわかる。
毎日どのタイミングで、悪い習慣を行ってしまいやすいか。
おそらく先ほど挙げたコーラやキットカットの例でも分かるように、視界にそれが入った瞬間にその悪いスイッチが入ってしまうのだ。
喉が渇いている→何か飲みたい→目の前にコーラ→飲む
お腹が空いている→何かを食べたい→目の前にキットカット→食べる
それだけではない。
疲れている→少し時間がある→休めるソファがある→座って眠りにつく
おそらく、このときに休む場所がなければ、起きて他のことをしているだろう。
そう考えると、オフィスに椅子がなく、立って仕事をする場所があることも納得である。
とにかく視界から悪い習慣の原因となるものをまず排除することから始めよう。
そう考えたが、世の中普通に生活していると、なんとデブへの悪い誘いの多いことか。
街のいたるところにコンビニがあるではないか?
コンビニに陳列されている商品の中で、健康にいい物と悪い物果たしてどっちが多いか。
この質問に間違える人はまずいないだろう。
マクドナルドなどのファーストフード店、ラーメン屋、たこ焼き屋など、炭水化物が主体のお店がどれだけ多いことか?
ちょうどお腹が空いたときに、そのお店のどれかの前を通ったら、それは吸い込まれるに決まっているだろう。
そして、コンビニを通り過ぎても自販機があったら、何か買ってしまうだろう。
珍しくドクターペッパーがあったら、そりゃボタンをポチっといってしまうよね。
(いかないって。そりゃ、あんただけだろ!)
どうしたら、それらの誘惑に負けないでいられるか。
その結論はまだ出ていない。
ただ昨年からの目標で、一つ確実に継続していることがある。
それは、マックのドライブスルーにあれ以来1回も寄っていないことだ。
(すごい、パチパチ)
完全にスルーしている。
だから、車の中がマックの袋で汚れることがなくなった。
シートの横の隙間にポテトが1本も落ちていない。
それって、すごいよね!
それに車に乗った瞬間、謎の食べ物の異臭がすることもなくなった。
ひょっとしたら、これを継続できていることに何かヒントがあるのかもしれない。
自分の悪しき習慣をまずは意識することから始めてみようと思う。