たーさんブログ

自分の人生を再構築したがっているおっさんのつぶやき

雪がきっかけで相手とキャッチボール

おはようございます、たーさんです。

 

今朝も雪がしんしんと降っております。

都内は前回ほど降り積もることはないという予報になっていますけど。

 

雪が降ると、普段は騒がしい都内でも

音が雪に吸収されるのか、いつもより辺りが静かに感じます。

雪そのものは、寒いですし、路面も凍結するので

やはり仕事を考えるとあまり好きでなくなりましたが、

ただそういった普段と違った景色を見せてくれるところは好きですね。

 

さて、昨日は日曜日でしたが、

仕事の関係で多くの方をお会いする日でした。

ほぼ初対面の方々で、名前以外はその人のパーソナリティについて

全く知りません。

 

初対面の方とはじめてお話をする場合に、

かつては人見知り感が多少あったため、あいさつした後に

相手が何か話し始めるのを待つことが常でした。

緊張から笑顔を作ることができず、やたらと相手を凝視することで

変な威圧感を与えていたようです。

自分としては、

「何を話してくるのかな」

と、相手の出かたに身構えていたように思います。

 

もちろん、こっちが黙っているので、向こうがしびれを切らして

何か話しかけてくることが大半でしたが、

たまたま横に別の人がいたりすると、私よりもそっちの人と先に話し始めて

結局そこで盛り上がってしまうことがかなりありました。

 

自分のこの性格のせいで、ひょっとしたら大事なビジネスチャンスを逸してしまう

かもしれない。

これは絶対に自分にとってマイナスになる。

そう考えた私は、なんとか改善しようと本を読んだり、セミナーに参加したり

するようにしたんです。

 

本を読んで雑談の仕かたを覚えたり表情をつくることを学んだりしました。

セミナーに参加して、同じような悩みを持っている方が大勢いることを知り、

その会場で隣どうしで会話をしたりして打ち解けたりすることができました。

 

セミナーの一つに、YouTube講演家の鴨頭嘉人さんのセミナーがありました。

(ええ、大丈夫なの、それ?)

たしかになんとなく胡散臭い感じはありました。

値段がやや高めで、それでいてエンターテイメントのような感じで

きっちりと勉強できる場所なのか、という疑問いっぱいのドキドキの参加でした。

たしかに宗教じみた感じはあり、熱心なお弟子さんが大学の新入生勧誘のときの

ように強引な笑顔と叫び声で迎え入れてくれます。

(まずったな)

それが第一印象でした。

その場で帰ろうともしましたが、お金が高かったので

ひとまず着席しよう、そしてどんな人が来ているのか観察しよう。

(ええい、社会勉強だぁ)

 

来ている人はみなまともに見えました。

魂が抜けたような人たちではありませんでした。

まあ、いわゆる体験学習会的なセミナーでしたが、

不思議な感じの2時間だったように思います。

鴨頭さんの話の内容が面白いだけでなく、顔の表情だったり身振り手振りだったり

あるいは声の抑揚、時折混ぜてくる寸劇のようなたとえ話。

そして、受講生への話しかけやそのレスポンスの受け方、そしてたわいもない話を

盛大に盛り上げてトークするという技術。

別に最初はファンでもなかったんですが、最後にはなんかまた機会があれば話を

聞きたいと思うようになっていて、そして自分自身もそうなれるような気がして

いました。

「(S)そう(O)思えば、(S)そう」

頭文字をとって「SOS」と、何度か話していましたっけ。

自分でこうなりたいとイメージし続けることで、そういうようになれる

ということだそうです。

 

セミナーの途中で何度かとなりの方と話すワーキングがありました。

みんなベクトルは同じ方向を向いているので、話はじめもスムーズでした。

そうなんです。

共通の話題を見つければいいんです。

相手と自分のベクトルを共通にすればいいんです。

天気でも、最近のニュースでも、服装でも...

話しやすい話題、誰でも話ができる事、そこにベクトルを合わせていきます。

なんならそこに少しフィクションをいれて、面白く味つけしても構いません。

そして、そこから自分はこんな人ですよっていうアピールを少し入れていくんです。

そんなことをセミナーで学びました。

もともとできる人にとっては当たり前のことかもしれませんが、

何もできなかった自分にとっては正直、役に立ちました。

たしかに、宗教っぽかったけど...

 

「雪が大変ですね、結構積もっていましたか?」

「すべりやすくて、怖いですよね?」

相手とのキャッチボール開始です。

そしてさらにこう付け加えてみます。

「さっきもそこの路面ですべりそうになって、危なく転びそうになりましたよ」

(本当は全然そんなことはないんだけど)

「都内出身なので、少しの雪でももう一大事ですよ。出身はどちらですか?」

みたいな感じですかね。

 

昨日の集まりでも、こんな感じで会話を切り出しました。

いっぱいキャッチボールできましたし、その中でいくつかビジネスになりそうな

関係になった方もいらっしゃいました。

 

昨今メールやらチャットやらLINEやら、

実際の会話よりもそっちの方が多かったりします。

でもこうやって、相手の顔をみて表情や身振り手振りを確認して、

その反応をみながら、せいいっぱい自分の言葉と体をつかって相手に自分を

ぶつけていく。

そういう方が人間的なつながりができるし、

信頼関係を結ぶことに直接つながりやすいような気がしました。

そして、結果として自分を育てていくきっかけになっていくような気がします。

 

こういう時代であるからこそ、コミュニケーション能力を大事にすることが

必要なんですね。

 

ではまた、たーさんでした。