たーさんブログ

自分の人生を再構築したがっているおっさんのつぶやき

コロナ禍で友達と飲んで学んだこと

おはようございます、たーさんです。

 

去年のことだったか、緊急事態宣言が解除されて、それでいてまん防に突入する前の

短い時間とは言えお酒を飲めるようになっていたとある日。

銀座のある店で、高校時代の友人と短い時間でしたが、

久々に会ってお酒を飲むことがありました。

お互いマスクをしながら、口に物を入れるときだけそれをぎこちなくはずしての

会話でしたが、それでもいろいろと現況の報告から昔話、そして将来的なビジョンまで

話に花を咲かせることができました。

その中で、現在起業家として成功している彼の話を聞いていて、

「なるほど」と思えるようなことがありました。

 

彼が言うのは、世の中には学生から社会人になっていく過程で、

3つのタイプの人間がいると言うのです。

①何が何でもトップに立とうという人

②自分はマイペースにやっていきますので、ほどほどで十分ですという人

③自分はダメな人間なので、がんばってもたかが知れていますので

ほっといてくださいという人

正直③については、少し社会に出てつぶされてしまうぞ感があるのは否めません。

 

自分の場合、どれに当てはまるのか?

と考えると、自分の場合は、②なのかな。

もちろん、高校時代は運動はだめでも学業でトップをとりたいと思っていた時期も

あり、実際にトップをとった時もありました。

しかし、歳をとっていくとともに、

「自分はこんなもんでいいや」

と思ってしまうようになり、今は

「人生楽しければいいや、これぐらいが自分にはちょうどいいだろ」

と思うようになっていました。

そんなことを口にしたときに、友人は私に向かって真面目な顔して答えたのです。

 

「自分に対して、「こんなもんでいいや」とあきらめてしまうようになったら、

それは負け惜しみであり、老いた証拠でもあるぞ」

だって。

 

その友人はまさにトップをとってやろうという気持ちのみなぎっている人でした。

昔から何かをやるなら絶対に一番と目をギラギラさせていたような人。

そして、そのトップをとるためにめちゃくちゃ努力をしていたのを私は知っています。

 

彼は、高校時代はもちろん成績は常にトップクラスでしたし、

運動もずば抜けてできていました。

大学は日本で一番のところに入り、大企業に就職しています。

そんな彼も優秀な人材が集まった職場では中の上レベルだったそうです。

そんな彼が起業するために会社を辞めることになったときに、

職場の同僚や上司たちには、

「お前は無理だ」

「そんなの夢物語はやめておけ」

「もっと堅実に生きろ」

と好き放題言われたそうです。

起業のためにいろんな勉強をしてその努力しているのを聞いていた私は、

「その言い方はあんまりだ」

と思いましたが、まあ周りの反応もある意味当然かもしれないなと思いました。

だって、その当時今の時代と違って彼が起業して成功するかどうかわかりませんし、

起業という言葉すらなじみがありませんでした。

ましてやトップクラスになる保証なんてありませんでしたので。

あのホリエモンでさえ、思い切り杭を打たれました、そんな時代です。

 

ただ、結果今の彼は社会での成功者としてトップクラスで間違いありません。

 

みんなが競えば、誰かはトップになりますが、

それはたった一人に与えられる栄光で、

残りの人は二番、三番になれてもトップはとれません。

 

「別にトップをとらなくてもいいや」と言っている人は、努力しているのでしょうか?

おそらく彼のようにトップをとろうとしている人に比べたら、

努力をしていたとしてもたかが知れているでしょう。

自分はほどほどでいいやと思っている人は、自分で勝手に自分自身に

制限をかけてしまっているのです。

 

一方、トップをとろうと思っている人は、

トップをとるために自分にできることは何か、

自分にとっての課題、問題点はどこにあるのか、

どのように改善すべきなのだろうか

と、常に自分を向上させるために、自分に真剣に向き合っているのです。

「別にいいや」

と思っている人は、自分のやるべきことに真正面から向き合わずに、

改善すべきことも放置しています。

ましてや、自分はダメな人間と思っている人は楽な自分否定に走って、

自分の悪い点を全く見直さずに、人生そのものを放棄しているのです。

 

そして、自分に向き合わない人たちは、

がんばっている人たちをダメな自分のレベルにまで引きずり下ろそうとするのです。

結果を出している人をねたんで、悪口を言ったり、

酷い人は手を出して妨害しようとしたりします。

 

気づいたら、私自身は挑戦者ではなく、批評家になっていました。

もう一度、自分と向き合い、自分に必要なことは何か考えなおすことにしました。

 

あれから数か月が経ちましたが、

少しは変わることができたのかな。

 

ではまた、たーさんでした。