たーさんブログ

自分の人生を再構築したがっているおっさんのつぶやき

何故に高齢者は熱中症になりやすいのか?~その原因と初期症状~

こんにちは。

連日の猛暑も、週末の台風で一息いれるような感じになりそうですね。

恵みの雨というか、恵の台風!?

 

ただ、まだ7月。これから夏本番の8月がくるわけで、台風が来ない西日本は引き続き暑い暑い日々が続くという予報です。

とにかくみなさん、熱中症には気をつけてください。

 

消防庁は7月16日から22日までの1週間に救急搬送された人数が全国で22,647人にのぼったと発表しました。これは1週間分の集計を始めた2008年以降では最多の数字です。ものすごい人数ですし、ほんと救急隊員のみなさん、お疲れ様です。

その年齢構成ですが、実は65歳以上の高齢者が10,525人で、全体の46.5%を占めているとされています。いかに高齢者が熱に対して弱いかということです。

 

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なぜ、高齢者は熱中症になりやすいのか?

高齢者が熱中症になりやすいのには、いろんな要素があります。

高齢者は皮膚での温度センサーが鈍くなっている

私たちは皮膚の表面の末梢受容器で温度を感じるのですが、高齢者の場合はその温度センサーである受容器の感度が鈍くなっています。外に出ていて日差しを浴びると、視覚的に「熱い」ということを意識できるのですが、家に閉じこもっているとなかなか気づかないのです。気づいたときは、すでに熱中症の初期症状になっていることがあります。高齢者の場合、室内発症が多い原因はそこにあります。

高齢者は熱を放散する力が弱い

以前にも書きましたが、高齢者の場合は動脈硬化により末梢血管(皮膚血管)の弾力性が減っていることもあり、皮膚の血管が広がらないために皮膚表面から熱を放散する力が弱くなっています。また汗をかきにくくなっていることもあり、皮膚表面から熱を発散することも難しくなっています。そのために、脳や心臓のある体の深部(コア)の体温がどんどん上昇してしまい、熱中症になりやすくなっています。

特に脳は40℃を超えると働きが極端に鈍くなることが知られています。意識をなくす前に早め早めに手をうっていくことが大事です。

高齢者は体内の水分量が少ない

これは体の大きさによって個人差がありますが、高齢者は体内の水分量(血液も含む)が若年者に比較して少ないのです。水分は汗をかくためにも必要なのですが、高齢者の場合は若年者よりも少ないのです。しわのある手背の皮膚を持ち上げると分かりますが、水分が十分にあると皮膚をつまみ上げてもすぐに元に戻ります(2秒以内に戻るのが正常)が、水分が少ないと持ち上げた状態のまま、なかなか皮膚が元に戻りません(ツルゴール反応と言います)。高齢者の場合は、この反応が低下している(つまり水分が少ない)ことが多いのです。

 

 

 

 今のところまでは一般論として言われていることですが、ここからは私自身の経験から熱中症にかかってしまう原因をあげてみたいと思います。

暑くても手足の末梢が冷たく感じてしまう

高齢者の中には脊髄神経や末梢神経が圧迫される病気になっていることがあります。そのときには、手足の神経がしびれるので、冷たく感じることがあるのです。実際冷たいと感じる手足を触ってみると温かいのですが、神経的に冷たく感じてしまうのです。

一方、動脈硬化が進行して手足の末梢に十分に温かい血液が流れにくくなっている人もいます。其の場合は実際に触っても感じても冷たいのです。

このような末梢が冷たく感じる病気のために、夏の暑い時期でも靴下を何枚か重ね着して履いている人がいます。エアコンの冷気がますます手足を冷やしてしまうので、エアコンをつけることを嫌がります。

そもそもエアコンは体に悪い

これはいまだに高齢者の間で言われている都市伝説みたいなものです。

たしかに昔の冷房機は、温度調節が「弱」と「強」(時に「中」や「最強」「微弱」)ぐらいしかありませんでした。今のように細かく温度調節ができるようなものではなかったのです。だから冷えるときはガンガンに冷えてしまいました。

そのガンガンに冷えた部屋から一歩外に出ると、すごく暑い!

昔の冷房機は床に設置する形だったので、冷却された風は足から腰にかけて大部分滞留し、必要あらば扇風機で拡散しておりました。さらにパワーとしても弱いので、常に部屋を閉めておかないとなかなか冷えてくれませんでした。

ですので、長時間部屋にいると足腰ばかり冷えて、部屋を一歩外に出るとモワッと暑いのです。体が一気に熱くなり、こういった状態が体の体温を調節する自律神経を障害していくなんて言われていました。

ただ今のエアコンの性能は全然違うのはおわかりでしょう。

みなさん、エアコンを使いましょう!!

 

熱中症を予防するために

とにかく、この夏は暑いので、自宅全体をエアコンをつけてマイルドに冷やしてあげてください。出かけるときも、可能ならば日差しが弱い早朝や夕方にした方がいいと思います。水分補給はこまめに、それも緑茶ではなく麦茶やほうじ茶などのカフェインレスのものを摂るようにしましょう。スポーツドリンクもいいと思いますし、お水だけの場合は塩キャラメルなどと一緒に塩分も体にいれてください。入浴中も就寝中も汗をかいているので、その前後には水分補給を。また汗をかいたらしっかり拭くか、着替えるかしましょう。

熱中症の初期症状

そして熱中症の初期症状が出て、水分補給や体を冷やすことで改善しない場合は早めに病院を受診しましょう。どこでも点滴くらいはしてくれると思います。

体がだるい、食欲がわかない、吐き気がする、めまいがする、頭痛がおきている、手足がしびれたりつったりするなどのいくつかの項目がある場合や、水分摂取が自力しづらい場合には受診してください。

 

というわけで、まだまだ7月。週末はいったん気温が下がるだろうと言われていますが、それでも西日本はまだまだ暑いとの予防です。

みなさん、本当に気をつけてくださいね。

以上たーさんでした(終)

 

熱中症は何でなるの?~こんなときは注意!~

こんにちは。

いやあ、それにしても暑い!

仕事の合間に食べようと思って冷蔵庫から出しておいたアーモンドチョコが、ちょっと

別件で20分程度外に出しっぱなしにしていたら、もうドロドロ!

そんなに暑いんです。

つうか、誰だ?

窓を開けて換気をするにしても、机の上に俺のチョコがあるのに気づいたら冷蔵庫にし

まうか、換気するのをあきらめるかしてくれよ!!

 

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畑仕事の途中で...

さて、今日も畑仕事中に倒れられたおばあさんが救急搬送されてきました。診断は熱中

症。点滴をしてちょっとずつ意識が回復してきていますが、まだまだ予断は許されない

状況です。入院して数日間は様子をみるといったところでしょうか?

一緒に作業していた家族の話では、こまめにペットボトルのお茶を飲んでいたとのこ

と。ですが、やはりちびちび飲んでは量が少なすぎて水分補給としては足りないんで

すよ。あとお茶の中のカフェインは利尿作用があるので逆効果になってしまうんです。

飲むなら、カフェイン抜きでミネラルの入っている麦茶やスポーツドリンクの方が全然

いいというお話を家族にしました。

このところ、私自身も大塚製薬にはものすごくお世話になっております。本当にありが

とうございます!

 

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熱中症とはどういう状態?体の仕組みを理解する

では、熱中症というのはどういう状態のときに起こるのでしょうか?

体温調節中枢とは?

まずそのために、人間の体温調節の仕組みを簡単に説明したいと思います。

ヘビやカエルなどの気温の上り下がりとともに体温が変化する「変温動

物」に対して、私たち人間はどんな気象条件においても体温を一定に保とうとする「恒

温動物」です。それは、私たちの体の中での代謝と関連している酵素が37℃前後でもっ

ともしっかり働いてくれることと関係しています。酵素はタンパクですから、一定以上

に温度が上昇すると固まってしまいますし、逆に体温が下がりすぎてしまうと働きが弱

まってしまうのです。

ですから、体の中で常に食事からエネルギー(熱量)を摂取したら、その60~75%分

を体温を上げるために使っています。

一方で体が熱くなってくると体温調節中枢でそれを感じとって、体の各方面に指示を出

していきます。この体温調節中枢というのは脳の視床下部というところにあります。こ

視床下部には満腹中枢と言われる摂食中枢やそのすぐ下にある下垂体からホルモンを

分泌するためのホルモンを出すところであります。

 

さて、体温調節中枢からの各方面への指示としてはどんなものがあるのでしょうか?

汗をかくということ

まず体温調節中枢から指示を出す皮膚温度調節では、体温の調節を汗をかくことでおこ

なっております。水分と塩分を含んだ汗が皮膚の汗腺から分泌されて、皮膚の表面から

気化(蒸発)する際に熱を奪っていき、体を冷やしていきます。

ここで汗をかきすぎると、水分が奪われて脱水傾向になるとともに、体内に塩分も多量

に出てしまうのでナトリウムが体内から欠乏してしまいます。この状態を低ナトリウム

血症と言いますが、意識障害になったり不穏状態や興奮状態となったりして適切に治療

しないと命に関わる状態になってしまいます。ですので、汗をかいたら水分補給ととも

塩分補給が大切なのです。

汗をかくためには体内に十分水分がないといけません。ですので、極端な脱水状態にな

ると発汗ができなくなるので、ますます体の中に熱がこもってしまいます。

一方で、大量に汗をかいたときは皮膚の表面に塩分が残ったままになってしまいます。

体がべとつくのはそのためなのですが、それを放置すると今度は浸透圧の関係で汗が出

にくくなってしまいます。また風通しの悪い場所や閉め切った湿気の多い部屋での作業

の場合は汗が蒸発しにくく、やはり汗がかきにくくなって熱中症になりやすいのです。

汗をたっぷりかいたら、シャワーで皮膚についた塩分を流して着替えることが大切なん

です。

皮膚の表面の血管が拡張する

体内の温度を深部体温と言いますが、それは主に脳や心臓をはじめとする内臓の温度を

表しています。私たちの体ではこれらの臓器が一定の温度のもとで、ベストの働きをし

てくれるように常にこの深部体温を調節しています。その調節のおおもとが体温調節中

なのです。体温があがると、脳や心臓の働きが低下しないように体温を下げる機構が

働きます。これが自律性体温調節と呼ばれるものであり、自律神経の働きにより主に

膚の血管が拡張して、温まった血液の熱を皮膚のところで逃がしてあげるという仕組み

になっています。

ですので、皮膚がすぐに温まるような環境下では、この調節がうまくいかなくなるので

す。帽子もかぶらずに強い日差しの中にいたり、キッチンやボイラーの近くでの作業

皮膚の表面が温まりすぎなので、熱中症になりやすいのです。

歳をとって動脈硬化が進行していると、硬くなった血管はうまく拡張しないためにこの

調節機構が働きにくくなっていることもあり、体内の余剰水分がもともと減っている高

齢者は、とくに熱中症に注意しなければいけません。

 

行動にも十分注意を!

人は寒いところにいると、手をさすったり足踏みをしたりして体を動かすことで温まろ

うとします。これが行動性体温調節です。暑いときは、薄着をしてエアコンの前で涼ん

でいるのが一番なのです。

でも世の中にはそれが許されない人もいるのです(これもおかしな話だが...)。炎

天下の中の部活、制服姿(消防士や警察官など)での仕事などがそうです。体を激しく

動かしていると体内で熱が発生してしまい、この暑さの中では、水分補給も間に合わず

に体内に熱がこもってしまいます。

また子どもは身長が低いので、都会のアスファルトからの照り返しがきつく大人以上に

熱中症になりやすいとされています。

血糖の高い人もデブも!

俺のことだ!

この方々はさまざまな意味で熱中症になりやすいとされています。脂肪は筋肉よりも熱

を体にためやすいのです。たしかに太っていると真冬でもTシャツで過ごせます。血管

の豊富な筋肉の方が熱発散作用があるので、筋肉が少なくそれ以上に脂肪の多い人は熱

中症になりやすいということになります。また血糖値が高い人、特に糖尿病が進行して

いる人や尿糖が出るような糖尿病薬を飲んでいる人は、尿糖にひっぱられて体の水分が

尿として排泄されやすいので脱水傾向に傾きやすく、病気ゆえに自律神経系の機能低下

に伴い体温調節機能が低下しているので、これも熱中症になりやすいので注意です。

そして糖尿病、肥満で共通しているのはあまり運動をしないので、もともと汗をかきに

くい体質になっている可能性が高く、そういう意味でも体内に熱を閉じ込めがちでもあ

るのです。

 

さて、熱中症について長々と書いてしまいましたが、要するに熱中症を防ぐためには

  1. 水分補給と塩分補給
  2. シャワーで汗を流して、着替えをこまめに
  3. 帽子をかぶる、風通しの良い服装をする
  4. 熱いところでの仕事やフル装備の制服での仕事に注意
  5. 子どもや高齢者は熱中症になりやすい
  6. 暑い日は激しい運動は避けるように
  7. 太った人、糖尿病の人は気をつけて
  8. 涼しい季節から運動して汗をかく習慣を身につける

ということで、まとめさせていただきます。みなさんも気をつけてくださいね!

以上たーさんでした(終)

 

 

 

 

 

 

 

 

熱中症を甘くみないでほしい~突然死の原因にもなる~

こんにちは。

今日も猛暑です。これだけ暑いと、外に出る気が全く失せますね。

1日中エアコンをガンガンに利かせた部屋でのんびりしているのが、一番幸せなんで

しょうけど、残念ながら家族に飯を食わせるためにはそうはいかないのです。

暑いけど、がんばるしかないんです。

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こんな暑い日くらい仕事を休んでいいような法律を作ってほしいもんです。

*ちなみにドイツでは気温が25℃以上になると「Hitzefrei(ヒッツェフライ)」と言っ

て、学校が休みになったり授業が打ち切りになったりする仕組みがありました。

なんて、人間に優しい国なんだ!日本はおかしいよ!

 

熱中症が怖いのは突然死

連日報道されている熱中症。この数日間で1日あたりの救急出動件数が過去最高記録が

次々に更新されています。昨日もうちの近くの商店街で夏祭りだったのですが、女性が

倒れて救急車が来てました。

特に高齢の方というわけではなかったのですが、それでもこの暑さにやられてしまうの

でしょう。明日は我が身ですね!

熱中症は英語では「heat stroke」と言います。strokeとは一撃、衝突という意味で、ま

さにその瞬間にドンとやられてしまう状態のときに用いられます。熱中症は暑さで脱水

になってジワジワやられていくというイメージがみなさんあるのではないでしょうか?

実際は、英語で表現されているように突然死の原因になっていることも多くあります。

2014年のイスラエルからの論文で、

10kmレースに出場したランナー137,580人の中で心臓が原因で重症になっ

た人は2人(心筋梗塞、致死的不整脈)に対して、熱中症で具合が悪く

なった人は21人(うち2人は死亡、12人は重体)もいたと報告されてお

り、熱中症の中には前触れもなく突然に倒れた方もいたとされています。

2014 Aug 5;64(5):463-9. doi: 10.1016/j.jacc.2014.05.025.

Life-threatening events during endurance sports: is heat stroke more prevalent than arrhythmic death?

Yankelson L1, Sadeh B1, Gershovitz L1, Werthein J2, Heller K2, Halpern P2, Halkin A1, Adler A1, Steinvil A1, Viskin S3.

もちろん、テルアビブ市(イスラエル)の暑い中でのレースでの話でかなりバイアス

(偏り)がかかっていると思われ、一般的にどのレースにも当てはまるというわけでは

ありません。

ただ大事なのは熱中症の場合、初期症状が出てから命に関わる状態になるまでアッと言

う間であることも少なくないということです。「体がだるいな」「喉がカラカラだな」

と思って我慢しているうちに、一大事になってしまうのです。

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症状が出たら、すぐに対処を!

とにかく初期症状が出たら、すぐに対処することが大事です。この暑さですから、症状

の進行はものすごく早いので、一刻の猶予もないと考えた方がいいでしょう。

めまいや立ちくらみ、頭痛、吐き気、全身の倦怠感・脱力感、熱感が出てきた場合には

すぐに水分と塩分を摂取して、涼しい場所に移動して服をゆるめて風通しをよくしま

しょう。なるべく安静にして、可能ならば氷嚢やアイスノン(冷えたペットボトルとか

でもいいです)とかで首まわり、わきの下や足の付け根(血管が体の表面にあるとこ

ろ、血液を冷やすということ)を冷やします。もし外でそのような状態になった場合

は、症状が落ち着いてから家に帰るようにしましょう。でないと、帰る途中で具合が悪

化してしまいます。

 

 

 

外でのイベントに特に注意!

暑い中連日いろいろとイベント(お祭り、フェスなど)があると思います。怖いのは、

お酒が入っている人たちです。お酒を飲むと、いろんな意味でこの時期危険なのです。

お酒には利尿作用がある

アルコールを摂取することにより、体から積極的に水分を尿として出すことになりま

す。つまり、この暑さの中の飲酒は極端な脱水状態を招く可能性があるのです。喉が渇

きやすくなるので、当然さらに飲酒が進むとますますそれに拍車がかかります。大事な

ことはアルコールでない水分(チェイサー)を必ず一緒にとるということです。

熱中症なのに、酔ったと勘違いしてしまう

ぼーっとしたり、吐いたり、あるいは頭痛があったりというのは、熱中症かもしれない

ということを常に念頭におきましょう。特にお酒をあまり飲んでいないのに、具合が悪

くなった場合は要注意です。酔ったときに水を飲む(お茶も利尿作用があるので、水か

麦茶、スポーツドリンクがいいです)ことはすると思いますが、それだけでそのまま暑

い中にさらされていると大変なことになってしまいます。必ず涼しいところに移動し、

体自体も冷やすことを心掛けてください。

友だちが意識もうろうとしている場合は、「飲み過ぎた」として放置しないでくださ

い。場合によっては救急車を呼んでもかまいません。悲惨な結果となる前に、手をうつ

ことが大事です。

 

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仕事に行かなくてはいけないので、今日はこの辺にしようと思います。救急の現場で、

熱中症の怖さは多少なりとも心得ているつもりなので、みなさんに少しでも役に立てば

と思います。

以上たーさんでした(終)

 

 

 

ワールドカップが終わってしまった!~日本代表にはティキタカができるのか~

おはようございます。

眠い目をこすりながら、今キーパットを叩いています。が、普段から働いていない脳みそがまだ覚醒していないせいもあって、なかなか気の利いた文章が浮かんできません。

みなさん、ワールドカップは終わってしまいましたね。決勝はフランス対クロアチア、前者は5大会ぶりに2回目の優勝をめざし、後者は初の栄冠を狙っていました。その白熱した試合を午前2時まで、テレビの前で観戦していました。そして今朝は休日なので、私が近所のパン屋さんにパンを買いに行く当番でした。

眠い!まぶたが重い!

 

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いやあ、それでも見る価値のある一戦でした。クロアチアにとっては、オウンゴールだったり、ハンドでのPKだったりとなんとも後味の悪い結果になってしまったけど、延長戦続きにも関わらず、ピッチを縦横無尽にかけめぐって試合巧者フランスに果敢に挑む姿はある意味感動さえ覚えました。次々につながるパス、そしてMVPにも選ばれたキャプテン・モドリッチからの絶妙なスルーパス、サイドのブルサリコからあげられるピンポイントのセンターリング、そして時にエリア外から打ち放たれるラキッチの強烈なミドル。そして、オウンゴールは献上してしまったが、なんとも泥臭いサッカーをするマンジュキッチ、ボールを追って追って最後はフランスの守護神ロリスのミスを誘ってゴール。残念ながら、巻き返すべく後半に疲労がピークにきてしまったのか、モドリッチマンジュキッチもこれまでの試合のようなキレがなくなっていましたね。しかし、それでもこのワールドカップ決勝にはじめて立ったとは思えない彼らのサッカーは面白かった!

 

点差こそついたが王者フランスを上回るパスワークを魅せたクロアチアのサッカーを、同じパスサッカーをめざしている日本代表ができたら、絶対に面白いと思います。今大会前に、「パスを受けたら、いったんボールを足元で止める、そして次にパスを出す」というのはどうかというのが議論されていました。日本代表がワールドクラスに通用するには、スピード感あふれるパスサッカーをしなければいけないし、そのためには足元でいったんボールを止める癖をやめた方がいいと、いろんな解説者が言っていました。ただ幼少のころからそのように教えられているので、仕方がない、もし変革を求めるならば幼少のサッカー教育から変えなければいけないという意見もありました。

 

華麗なるパスワークを披露していたのは、リーガ・エスパニョーラ(スぺイン・リーグ)のバルセロナFC。その見事なパスさばきはみなさんもご存じのとおり「ティキ・タカ(tiki-taka)」という愛称がつけられています。この語源については、Wkipediaとかみるとその様子を擬声語で表した、あるいは当時発売されていたアメリカンクラッカーから名付けたとありますが、私自身は前者に近いことをあるドイツの友だちから聞いたことがあります。あれは「Tick tack(日本語だとチックタック)」という時計の振り子の音からきている、つまり振り子みたいにボールが行ったり来たりする様子をそのように描写しているのだそうです。そして、時計の振り子は一瞬たりとも止まることはなく常に動き続けているのと同様に、「ティキタカ」では常にボールは足元で止まることはなく、常に味方から味方にボールは華麗にまわっていくんだと。

なるほど!

ただし、信じるかどうかはあなた次第です!

 

 

 

さて、話を元に戻すことに。日本でそのようなパス教育をちびっこのころからやるべきだという意見があった中で、実際に海外ではどのように幼少のころから練習してるんだろうという疑問をもつのは当然でしょう。実は自分の場合、幼少のころにドイツ・ベルリンに住んでいて、幼稚園、小学校とサッカークラブに入っていました。小学校低学年だったこともあり、授業は朝8時から始まって10時過ぎには終わっていました(早いのだ!)ので、家に帰って家族で昼食をとると、午後の早い時間からたいていサッカークラブで汗を流すようにしていました。ベルリンには「ヘルタ・ベルリン」というクラブチーム(かつてワールドカップで活躍した原口元気選手がいた)があり、そこの子供向けのスクールに在籍したので、そこでの練習を紹介します。そこでは、当然準備運動した後にまずリフティングの練習とか、コーンの周りを走るまわるドリブルの練習とかと同様に、二人一組もしくは三人一組でパス練習もやっていました。もちろん、ボールを受けたらきちんと足元でいったんボールを停止させて、それから次の人にパスを出すという練習もやっていました。ただ常にその後やっていたのは、止めずにパスをつなげる練習もしていたということ。一つ先の方を常に向いてボールを送り出す練習、それも徐々に距離を広げて、あるいはスピードアップして。最初は選手は足をとめてやっていましたが、そのうちに二人一組で自陣から相手のゴールまで走りながら、そして最後はセンタリングをあげて、もう一人がダイビングヘッドをするというようなことを小学校低学年でやっていた覚えがあります。つまり、日本戦におけるベルギーの最後の9秒間のカウンターはまさにその練習したことに似ていたし、あれは多分普段の練習通りのワザなんじゃないでしょうか。野球と違って、サッカーは常に選手もボールも動いているスポーツであることを、あらためて痛感した瞬間でした。キーパーがボールをキャッチしても、そこで終わりじゃない。ドイツでの練習でも、コーチが言っていたのは「どうしても攻撃を組み立てなおしたい、そのために仕方なくゲームをいったん切りたいのであれば、思い切りシュートして終われ」と。「ゴールをはずしてもゴールキックになるし、思い切りのシュートで相手のキーパーがセーブしても少し時間が稼げる」「もちろんボテボテのシュートだったら時間的に意味がないが、相手側はシュートされたことで気持ち的に押し込まれた感があるから、それでも十分」と。とにかく練習試合でも、ゴールしなくてもシュートをしたことにコーチや仲間にすごく褒められた記憶があります。

 

野球が主流の文化が発展してきた日本において、90分間動き続けるスポーツであるサッカーがしっかりと根差していくにはまだまだ時間がかかるでしょうけど、今回のワールドカップをみて世界レベルのサッカーを目に焼けつけたり、Jリーグでのイニエスタトーレスのワールドクラスのプレーをみて、そのイメージが我々に浸透してくればきっとそのようなサッカーも定着してくると思います。

素人ながらに偉そうなことを書いてしまいましたが、ただそれでも誰かさんみたいにわざと倒れて試合が止まるのは、なんとも切ないというのは異論はないと思います。

 

以上たーさんでした(終)

 

 

今朝目が覚めたら、昨夜の新幹線の事件を知った~日本はもはや安全な国はない~

こんにちは。

せっかくの日曜日なのに、早く目が覚めてしまいました。

どうもたーさんです。

 

さて、目が覚めてしまってスマホのニュースを検索していたら、真っ先に目に飛び込んできたのが、昨日の新幹線でのニュース。

ぼーっとしていた頭も完全に交感神経ビンビンでさえてしまいました。

(こんなことってひどい)

ソース画像を表示

 

9日午後9時50分ごろ、神奈川県内を走行中の東京発新大阪行きの東海道新幹線「のぞみ265号」(16両編成)内の男性乗客から「包丁を持った男がいる。1人がけがをしている」との110番があった。新幹線は緊急に小田原駅で停車し、駆けつけた県警小田原署の署員が、切りつけたとみられる男を殺人未遂容疑で現行犯逮捕した。3人が刺されて小田原市内の病院に運ばれ、男性1人が首の右側を切られて死亡し、20代とみられる女性2人が頭や肩に重傷を負った。

「むしゃくしゃしていた」

 男は自称・愛知県岡崎市蓑川町、無職、小島一朗容疑者(22)で、小田原署の調べに「むしゃくしゃしていた。誰でもよかった」と容疑を認めているという。

 JR東海によると、のぞみ265号は新横浜駅を出発した直後の午後9時47分ごろ、車内の非常ブザーが鳴り、神奈川県綾瀬市落合南付近で緊急停車。その後、小田原駅に移動した。この列車は新大阪に向かう最終列車で、約880人が乗車していた。10日午前0時50分過ぎ、小田原駅を離れた。

 現場は12号車とみられる。上り列車の乗客によると、県警は新幹線の12号車の乗客を11号車と13号車に移動させ、12号車を調べていたという。

 東海道新幹線では2015年6月30日、神奈川県の新横浜-小田原間を走行していた東京発新大阪行きのぞみ225号の車内で、男(当時71歳)がガソリンをかぶって自ら火をつけ、約43平方メートルを焼損。男を含む乗客2人が死亡、28人が重軽傷を負った。

                            毎日新聞記事より

 

亡くなった男性のご冥福をお祈り申し上げます。そして、お怪我をされた女性方の一刻も早いご回復をお祈り申し上げます。

 

それにしても「むしゃくしゃしてやった。誰でもよかった」という自分勝手な理由で、巻き込まれた方はたまったもんじゃないでしょう。

亡くなられた方にも当然ご家族がいたわけですし、さぞや無念だと思います。

お怪我をされた方も、命は助かっても傷は体に残りますし、それ以上に心の傷が大きいと思います。周りの方のケアが必要になるというのは言うまでもありません。

 

「新幹線は安全だ」「日本は安心して生活できる国だ」とかつて言われていたことは、もはや神話になってしまいましたね。

それでも、海外の友人に聞くと、テロで揺れているヨーロッパよりもまだ日本は安全なイメージが強いそうです。その一方で彼が言うには、観光でパリに来ている日本人(特に女性)は「自分たちの国が安全だから、パリも安全だろう」とたかをくくっているのか、かばんを開けっ放しにして歩いていたり、カフェで食事中もテーブルの上に無造作に財布を置きっぱなしにしていたりと、あまりの無防備さにあきれ果てることもしばしばあるのだそうです。

そんな彼にも、日本ももはや安全な国とは言えなくなったと報告しなければいけないのでしょう。

 

財布をすられないようにするためには自分で注意すればいいのですが、さすがに新幹線の中で襲われないように気をつけるといっても無理があります。常に周囲の人の動きに気を配ることはできませんし、そんなんではお酒を飲んで眠ることもできません。

 

 

 

鉄道でのテロ事件が起こっているヨーロッパでは、国境を越えることもあるので改札口で手荷物検査をしているところもあります。ただヨーロッパの鉄道駅は日本のようにホームと駅構外とが改札で厳密に区切られていないので、徹底して行うことも難しいそうです。徹底しているところでは、特に旅行者が多いためか、うんざりするほど時間がかかることもあるので、相当早めに駅に着いていないと列車に乗り遅れてしまう恐れがあります。

 

日本では今回の事件を踏まえて何か対策が取られるのでしょうか。

実際に改札口で手荷物検査を導入されたら、気軽に通勤通学で鉄道を利用することができなくなってしまいます。朝の急いでいる時間に手荷物検査はいくら安全のためとは言え、利用する側にとってはやはりストレスです。

X線手荷物検査にAI(人工知能)技術を導入して、今年中に実用化するという記事を読んだことがあります。待ち時間短縮になりますし、今後オリンピックを控えている日本としては空港、駅以外にもイベント会場など人が大勢集まる場所においては絶対に需要があるでしょう。そのような方法で、我々庶民の安全を守ってくれるのであれば、多少税金や利用料を投資してもいいのではと考えます。

 

あと大事なことは、自分の身は自分で守るということ。事件に巻き込まれないように最低限気を遣うことも必要です。大金を持ち歩かない、泥酔して歩かない、夜道には注意する、、、

知り合いのお酒の好きな友達の身を私は常に案じてしまいます。

 

最後に、ここ数日は例の秋葉原大量殺傷事件から10年になるとのことで、連日メディアがとりあげています。個人的な見解ですが、今回の犯人もひょっとしたらその報道に感化されて、行動に踏み切ったのかもしれません。事件を風化しないようにすることも大切ですが、ワイドショーとかで安易に視聴率アップをめざして垂れ流すのもどうかと思います。

 

以上たーさんでした(終)

 

 

 

子どもの頃の時間間隔を決めていたものは?

こんにちは。

 

「1日ってなんで24時間しかないんだろう?」

「1日って短いな」

と、考えたことが今まで何回かありませんか?

 

自分の場合は子どもの頃です。

多分小学校くらいだったと思うのですが、遊びたい盛りのとき。

夕方5時になると、「夕焼け小焼け」のチャイムが町に鳴り響いて、子どもは帰らないといけないという一種の決まりみたいなものがありました。

近くの空き地や公園で野球をしたり、缶蹴り、高鬼をしたりしてすごく楽しくても、

そのチャイムが響いてくると、「仕方がない、帰るか」と誰もがなっていました。

チャイムをきっかけに、夜が来るんだという意識がなんとなくあったのです。

「1日がもう少し長ければなあ」

と感じたのがそんな時。

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家に帰って夕食を食べてから部屋で遊ぶ時間も楽しい時間でした。

親は夕食の後片付けなどで忙しいので、当然子どもたちだけの時間です。

(宿題は、学校から帰ってすぐに遊ぶ前に済ましています!)

自分で好きなようにプラレールや絵を描いたりして遊んでいたのを覚えています。

 

そんな遊びの時間を寝る時間に切り替えていったのがお風呂の時間でした。

うちの場合は寝る前にお風呂に入る習慣があり、風呂から出て湯冷めしないうちにパジャマを着て布団に入るというのが普段の儀式でしたの。ですので、

「お風呂よ」

という母親の声掛けがある意味1日の終わりの合図でした。

その声掛けがいつ聞こえてくるか、そわそわしながら遊んでいたように思います。

「1日がもう少し長ければなあ」

お風呂の声を聞いて、弟とともに遊びを切り上げるときもそんなことを考えていたことを覚えています。

ただし、土曜日だけは入浴後にパジャマに着替えてもすぐに寝なくていい日でした。

翌日は日曜日なので、「8時だよ!全員集合」を観てから寝るというのが習慣になっていました。

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いつもは寝る時間が大体夜8時だったのが、土曜日だけは1時間延びて9時でした。

 

 

子どもが寝た後は、大人の時間。

子どもがいることに気を遣うことなく、酒を飲んで大人どうしの会話をする時間だったのでしょう。

自分も弟も子どもながらに就寝時間から先は「未知の時間領域」というイメージがあって、なんだか眠れない日があっても、起きて部屋からは出てはいけないような気がしていました。

ですので、万一喉が渇いた場合は、あえて「今目が覚めてしまいました、今までしっかり寝ていましたよ。起きてしまったのは不可抗力です」みたいな感じで、目をこするフリをして起きたばかりの顔を作り、「牛乳~」って言いながら親のいるリビングに顔を出していました。

親としては分かっていたのかもしれません。今では下手な芝居をしていたなと思います。

そんな親もそれから1,2時間すると床についていました。たまたま本当に夜11時ごろに目が覚めてしまったときには、家中が真っ暗だったことを覚えています。

 

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子どもの頃は「1日が長ければ」という漠然とした願望がありましたが、正直24時間という正確な時間概念はなかったと思います。チャイムや親の声掛けなどが自分にとっては時間の区切り(時計の役割)だったのでしょう。

チャイムは当然ですけど、親の声掛けもある程度時間に正確だったように思います。布団に入る時間は大体夜8時ごろでした。つまり、時計ほど正確でなくとも、親が時間を考えて毎日を過ごしていたおかげでその言動が時計代わりになり、なんとなく自分の生活習慣も整っていたように思います。

 

今の子どもたち(うちの子も例外に漏れず)は、遅くまで起きている子が多いようです。テレビやスマホなども原因ですし、コンビニや飲み屋が遅くまで開いていることで親の寝るのが遅いというのも理由だそうです。幼児の半数以上は夜10時以降も起きているというデータがあります。当然この時期から夜更かしをしていれば、小学校、中学校に上がるにしたがって、もっと起きている時間は後ろにずれこんでいくのでしょう。

子どもの頃から早く寝る習慣をつけることが当然大事なのですが、そのためには親が毎日時間通りにルーチンワークをこなして、決まった時間に「終わり」という区切りをつけるようにすることが大事なのでしょう。親も夜更かしせずに早く寝ることが大事なのです。

 

町で夕方5時のチャイムもあまり最近は聞かれなくなってきました。仕事で残業したりして遅くなったりすると、当然そう言った声掛けはできません。親も皿洗いなどせずに夕食の時間からテレビに夢中になったりすると、自然と子どもも夜更かしするようになってしまいます。

 

親がきちんとした生活習慣を身につけることがまずは大事だということを最近ひしひしと感じます。

 

以上たーさんでした(終)

 

 

40代の今、自分の時間を作ることの難しさ

こんにちは。

今年の4月も例年にもれず忙しく、なかなか自分のやりたいことができませんでした。

おそらく皆さんも同様だったのではないでしょうか?

新しく着いた役職関連の仕事、新人さんの教育係としての仕事、前役職でやり残した仕事、そして4月から始まった大学院の講義の出席やゼミでの仕事などなど

まだ一向にこれらが片付く様子はないのですが、少しずつこなしていくしかありませんよね。

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1日24時間は大昔から変わっていません。

なのに自分の体力は少しずつ衰えていっています。夜10時をすぎると眠くなってきて、明らかに仕事の効率が落ちてきます。無理してコーヒーをがぶ飲みして起きていようもんなら、翌日眠くて仕方がないか、すごい胃もたれしているかです。

自分の体力劣化については、自分の健康管理にも問題があり、その改善については時間ができたところで着手しようと思っているのですが、その自分のための時間がなかなか作れないというのが大問題!

 

40歳過ぎると、時間経過がとにかく早い。

そのいくつかの原因を挙げてみたいと思います。

40歳すぎてから職場で責任ある立場になったこと

40歳をすぎてから、実力に関係なく年功序列でいろんな役職をもらい、責任ある立場に自動的になってしまいました。20代、30代のときは会議なんて全く出る必要がなく、そこで討議をした結果を自分たちの部署に報告して意見をまとめるなんていう仕事とは一切無縁でした。

ところがこの歳になると、会議から抜け出したがっている上司(50代)より、「後進に道を譲るべきだろう」というもっともらしい理由から嫌でもいろんな役職をもらうことになります。拒否することができないんです。

結果、今まで聞いたことがないような委員会、ワーキンググループへの出席が求められるようになってきます。当然メールも増えてきて、この4月で1日平均20通くらいドバっと返信を要求されてきます。会議への出席だけでなく、こういったメールの返信、会議開催までに資料を読み込んでおく、アンケートに答えるなどの宿題が山のように押し寄せてきます。

その都度「クソっ」と内心でつぶやくしかないのですが、、、

(最近周りの人に、舌打ちが増えたことを指摘されました!)

物事の全体を観れるようになったこと

過去に様々な経験をすると、大きなことでも小さなことでもその先を予測することができるようになってきます。

このような経過をたどっているのであれば、この問題はこのように対処すればいいだろう。この問題はここで手を打っておかなければ、危険なことになりそうだ。

この歳になると諸問題を直接対処しているのは部下なのですが、経験の浅い彼らは物事の全体を把握することができていません。毎日の数値やその場の変化のみで物事を判断して修正しようとしています。ところが、それまでの経過をじっくりみると、それが一時的な当然の変化であったり、もう少し様子をみるべきことであったりするのですが、そこをいじってしまうために悪い方に向かってしまいます。小さな問題であれば、そこで一言部下に言って修正してもらえばいいのですが(その修正も面倒!)、大きな問題であれば最初から誤りのないようにしなければいけないので、直接自分が手出しするしかないのです。

物事を俯瞰できるようになると、そのようないろんな問題が目の前に浮かび上がってきます。早く手を打つためには、部下が他の仕事を終わらせてから手をつけるのを待つよりは、自分でやっておくしかないのです。

 

 

 

体力の衰えを感じること

気持ちは当然まだ30代です。でも体が30代のときのように動いてくれません。

体重が大幅に増えたことも原因です。運動をしていないということで体が硬くなっているのも原因です。

血圧が高い、血糖値が高い、コレステロール値が上がっているというのも原因でしょう。

40代前半と後半に突入した現在でも、やはり大きな差を感じてしまいます。かつては、いろんな飲み会でも朝までカラオケに行って、そのまま仕事モードに移行することが平気でできました。

今は絶対に無理です。夜10時をまわると眠くなって、そこから行動を起こすのはまずダメ!

(シンデレラかいっ!)

とにかく健康管理が非常に大切になってきます。それは今を大切に過ごすためにも、そしてこれから迎える50代、60代をしっかり過ごすためにも重要なことなんです。平均寿命やら健康寿命やら言われていますが、まずはそこまでに命を落とさないようにしなければいけません。

 

やるべきことはわかっています。

 

いや、問題はそこなんです。健康管理のためにやらなければいけないことがあるという時点で、自分の時間をロスしていますよね。普段から食事、睡眠、運動をチェックしていれば、わざわざジムに通ったりする必要はないのです。

 

というわけで、40代は人生半ば、ここからが新たな船出なんて書かれている本を読んだりしますが、とにかく現時点では過去の遺物を背負っていて、リセットなんぞできる状態ではありませんし、人生まだまだという気持ちでいると気づいたときには老年期に差し掛かっているということもあり得る話です。

この次は、どのようにしたら自分の時間を作れるか、今年度なりの自分の考えを書いてみたいと思います。

 

以上たーさんでした(終)