たーさんブログ

自分の人生を再構築したがっているおっさんのつぶやき

今朝目が覚めたら、昨夜の新幹線の事件を知った~日本はもはや安全な国はない~

こんにちは。

せっかくの日曜日なのに、早く目が覚めてしまいました。

どうもたーさんです。

 

さて、目が覚めてしまってスマホのニュースを検索していたら、真っ先に目に飛び込んできたのが、昨日の新幹線でのニュース。

ぼーっとしていた頭も完全に交感神経ビンビンでさえてしまいました。

(こんなことってひどい)

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9日午後9時50分ごろ、神奈川県内を走行中の東京発新大阪行きの東海道新幹線「のぞみ265号」(16両編成)内の男性乗客から「包丁を持った男がいる。1人がけがをしている」との110番があった。新幹線は緊急に小田原駅で停車し、駆けつけた県警小田原署の署員が、切りつけたとみられる男を殺人未遂容疑で現行犯逮捕した。3人が刺されて小田原市内の病院に運ばれ、男性1人が首の右側を切られて死亡し、20代とみられる女性2人が頭や肩に重傷を負った。

「むしゃくしゃしていた」

 男は自称・愛知県岡崎市蓑川町、無職、小島一朗容疑者(22)で、小田原署の調べに「むしゃくしゃしていた。誰でもよかった」と容疑を認めているという。

 JR東海によると、のぞみ265号は新横浜駅を出発した直後の午後9時47分ごろ、車内の非常ブザーが鳴り、神奈川県綾瀬市落合南付近で緊急停車。その後、小田原駅に移動した。この列車は新大阪に向かう最終列車で、約880人が乗車していた。10日午前0時50分過ぎ、小田原駅を離れた。

 現場は12号車とみられる。上り列車の乗客によると、県警は新幹線の12号車の乗客を11号車と13号車に移動させ、12号車を調べていたという。

 東海道新幹線では2015年6月30日、神奈川県の新横浜-小田原間を走行していた東京発新大阪行きのぞみ225号の車内で、男(当時71歳)がガソリンをかぶって自ら火をつけ、約43平方メートルを焼損。男を含む乗客2人が死亡、28人が重軽傷を負った。

                            毎日新聞記事より

 

亡くなった男性のご冥福をお祈り申し上げます。そして、お怪我をされた女性方の一刻も早いご回復をお祈り申し上げます。

 

それにしても「むしゃくしゃしてやった。誰でもよかった」という自分勝手な理由で、巻き込まれた方はたまったもんじゃないでしょう。

亡くなられた方にも当然ご家族がいたわけですし、さぞや無念だと思います。

お怪我をされた方も、命は助かっても傷は体に残りますし、それ以上に心の傷が大きいと思います。周りの方のケアが必要になるというのは言うまでもありません。

 

「新幹線は安全だ」「日本は安心して生活できる国だ」とかつて言われていたことは、もはや神話になってしまいましたね。

それでも、海外の友人に聞くと、テロで揺れているヨーロッパよりもまだ日本は安全なイメージが強いそうです。その一方で彼が言うには、観光でパリに来ている日本人(特に女性)は「自分たちの国が安全だから、パリも安全だろう」とたかをくくっているのか、かばんを開けっ放しにして歩いていたり、カフェで食事中もテーブルの上に無造作に財布を置きっぱなしにしていたりと、あまりの無防備さにあきれ果てることもしばしばあるのだそうです。

そんな彼にも、日本ももはや安全な国とは言えなくなったと報告しなければいけないのでしょう。

 

財布をすられないようにするためには自分で注意すればいいのですが、さすがに新幹線の中で襲われないように気をつけるといっても無理があります。常に周囲の人の動きに気を配ることはできませんし、そんなんではお酒を飲んで眠ることもできません。

 

 

 

鉄道でのテロ事件が起こっているヨーロッパでは、国境を越えることもあるので改札口で手荷物検査をしているところもあります。ただヨーロッパの鉄道駅は日本のようにホームと駅構外とが改札で厳密に区切られていないので、徹底して行うことも難しいそうです。徹底しているところでは、特に旅行者が多いためか、うんざりするほど時間がかかることもあるので、相当早めに駅に着いていないと列車に乗り遅れてしまう恐れがあります。

 

日本では今回の事件を踏まえて何か対策が取られるのでしょうか。

実際に改札口で手荷物検査を導入されたら、気軽に通勤通学で鉄道を利用することができなくなってしまいます。朝の急いでいる時間に手荷物検査はいくら安全のためとは言え、利用する側にとってはやはりストレスです。

X線手荷物検査にAI(人工知能)技術を導入して、今年中に実用化するという記事を読んだことがあります。待ち時間短縮になりますし、今後オリンピックを控えている日本としては空港、駅以外にもイベント会場など人が大勢集まる場所においては絶対に需要があるでしょう。そのような方法で、我々庶民の安全を守ってくれるのであれば、多少税金や利用料を投資してもいいのではと考えます。

 

あと大事なことは、自分の身は自分で守るということ。事件に巻き込まれないように最低限気を遣うことも必要です。大金を持ち歩かない、泥酔して歩かない、夜道には注意する、、、

知り合いのお酒の好きな友達の身を私は常に案じてしまいます。

 

最後に、ここ数日は例の秋葉原大量殺傷事件から10年になるとのことで、連日メディアがとりあげています。個人的な見解ですが、今回の犯人もひょっとしたらその報道に感化されて、行動に踏み切ったのかもしれません。事件を風化しないようにすることも大切ですが、ワイドショーとかで安易に視聴率アップをめざして垂れ流すのもどうかと思います。

 

以上たーさんでした(終)