たーさんブログ

自分の人生を再構築したがっているおっさんのつぶやき

TRI4THに最近はまっています~今年のサマソニに登場~

こんにちは。

 

実は30年近く前ですが、中学のときに吹奏楽部、いわゆるブラスバンドに入部していました。楽器はトランペットをやっていました。

練習嫌いであまり指の動きは速くありませんでしたが、どちらかというとクラシック志向なのか音色を気にするタイプでした。なので、結構ロングトーンはできていましたが、なぜか健康診断で肺活量は必要最低限でした。

演奏ではそういうわけであまり目立つことが好きでなく、ソロがあったりする1番よりも2番とか3番吹くことが多かったように思います。

そういえば、今の仕事でもあまりガンガン先頭立ってリーダーシップをとるというよりは、そのリーダーを支えていくことに重きを置いています。悪く言うと尻ぬぐい系なのでしょう。

 

さて、長い前置きはこれくらいにして、そういう自分の歴史もあって、ホーンセクションのあるバンドが好きです。

ストレスが溜まって派手に暴れたいときは「東京スカパラダイスオーケストラ」、おじさんっぽくシックに決めたいときは「勝手にしやがれ」。これらのバンドについてはまた後日記事に挙げるようにしますが、今日は特にここ最近ヘビーローテションしているバンドを紹介したいと思います。

 

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TRI4TH(トライフォース

メンバーは5人。

伊藤隆郎(いとうたかお、ドラム担当)

織田祐亮(おりたゆうすけ、トランペット担当)

藤田淳之介(ふじたじゅんのすけ、サックス担当)

竹内大輔(たけうちだいすけ、ピアノ担当)

関谷友貴(せきやともたか、ベース担当)

全員30代後半。

2006年に結成し、2009年にデビュー、すでに10年選手なんですよね。

コンセプトは踊れるジャズ。もちろん、ジャズだけでなく、スカとかロックもあります。

そんなことをウダウダ説明しても仕方ありません。

とにかく、一度でいいので耳にしてください。聞かず嫌いは非常にもったいない。

 

自分が最初に知ったのはほんの少し前になりますが、2017年にジャズバンド「Calmera」とのコラボで出した「Horns Riot」からです。

 

www.taosanblog.com

 

かっこいい帽子をかぶってものすごい存在感を出して観てて飽きさせないドラマーと自分とそっくりの体型で、それに和服が合うことを教えてくれたトランペッターにMVで目を奪われたのが最初でした。もちろん、見かけ倒しではありませんでした。

その後、「Guns of Saxophone」で出だしからの主張の激しいかっこいいサックスに惚れ、MV「Freeway」でのピアノの「どうだ」と言わんばかりの超絶技巧に見とれ、MV「Sand Castle」での途中のベースソロでのあの苦悶と快楽に満ちたSとMが隣り合わせの顔を好きになり(自分は男ですが)、ますますはまっていったのです。


Guns Of Saxophone / TRI4TH


Freeway / TRI4TH

今では前述の「Sand Castle」は、ジムでランニングマシン上で思い切り走るときに流しています。それから「Full Drive」という曲を流しながら買い物に行くと、なぜか買いすぎてしまうので最近はやめています。(相方に2度注意されてしまいましたw)


TRI4TH / Sand Castle


TRI4TH / FULL DRIVE -Hybrid ROOTS ver.

 

 

とにかく、今年のサマソニになんと登場するということで、どんなパフォーマンスを見せてくれるのか今から楽しみです。

同じ日にステージに立つスカパラさんと「MONSTER  ROCK」をコラボしてくれると嬉しかったりするんですが...

もちろん、その前に4月29日のインスト・フェスにも行きますが。

 

以上たーさんでした(終わり)

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BiSHから演歌まで、すべてが日本の文化~第60回日本レコード大賞を観て~

こんにちは。

いよいよ今日は大みそか

泣いても笑っても、今年最後の1日となりました。

今年できなかったことは、今日もできない。

だから、潔くあきらめて、来年に向けてフライングスタートしてしまいましょう。

 

昨日のレコード大賞はどうでしたか?

新人賞でBiSHが出てたのでちょこっと観たのですが、やはりかなり緊張していたのでしょうか?知らない人たちへのアピールは難しかったでしょうかね。


BiSH / PAiNT it BLACK[OFFICIAL VIDEO]

彼女たちのあの独特の世界観は、テレビ画面を通してでは伝わりにくいものがあり、直接ライブ会場に行って体感するものだからです。テレビではどうしても音程をはずしたかどうか、かわいく映っていたかどうかで判断されてしまいます。しかし、ライブ会場に行って、その場の雰囲気を味わうと音やビジュアルだけでなく、会場全体が一つの作品となり、それがライブの進行とともに変化していく。そして、その作品の中に自分も溶け込んで、その作品を作り出している一つの欠片となっていることに感動を覚えるはずです。

わかりやすく言うと、居酒屋で飲んでいて料理や酒はありきたりだけど、楽しい仲間と飲んでいるとすごく楽しいし、そこに隣の席で飲んでいた人たちと仲良くなって乾杯なんぞしようもんなら、最高にテンションあげあげという感じです。

 

んで、レコード大賞に話を戻しますと、歴代の新人賞受賞式なんぞ画面に映し出して時間稼ぎしたのちに、最優秀新人賞の発表!

「辰巳ゆうと」

(たつみゆうと?)

(誰?)

すみません、正直知りませんでした。

大学生であり、演歌歌手であります。デビュー前はストリートライブを行いながら歌の勉強をしてきた苦労人だそうです。

Twitterからの薄っぺらい情報からです、すみません)

今の演歌の世界というのは、大御所がかなりの年齢になってしまっているので、あとを盛り上げていく人達がやはり大事なのです。ある意味日本の伝統芸能でありますから、日本人として守っていくべきなのですよ。

たしかにラップやダンスなどの流行りものを取り入れていくのも大事ですが、あの演歌ならではのメロディラインは、私たち日本人の心に刻まれたもの。前の音を聞けば、そのあとに続くメロディがだいたい予測できる、つまり過去と現在と未来が音を通してつながっているこの音の流れというのは日本の文化なのです。

あのメガデスマーティ・フリードマンでさえ、メガデスをやめて日本に活動の場を移したのは、演歌が要因の一つだったのです。彼の美しいギターソロを聞けば、日本人ならわかります。これは演歌だって!!

自分なりのおすすめは、アルバム「Rust in Peace」に入っている「Tornado of Soul」です。このギターソロは、自分の今まで耳にしたギターソロの中のベスト5に入ります。

今だからいいますが、学生時代に夜自分の部屋にこもって、何度もエアーギターをひいていました。


Megadeth - Tornado Of Souls (Live In London 1992) [HD]

若者にとって演歌のイメージというのは、なんとなくダサいというのがあると思います。場末のスナックでBGMとして流れているような感じなのでしょうか?

だから、演歌はおじさんやおばさんの世界のもので、若者の曲ではないと。

自分の人生の中で残された将来よりも、今まで歩いてきた過去の方が長くなってくると

そこで体験した喜びや哀しみ、そういった言葉にできないような感情を代弁してくれているのが演歌なのでしょう。おじさんやおばさん一人ひとりが自分の好きな曲があるようで、それらはその人たちのテーマ曲、応援歌なのです。

 

自分の今まではアイドルからJPOP、洋楽、メタルにクラシック、ジャズと聞いてきましたが、いまいち演歌の世界に足を踏み入れることができませんでした。

でも、ハンバーガーが好きだった若者が年取って、日本酒片手に鮭とばをつまむようになると、

「演歌もいいなあ」

と思うようになるのです。

日本の文化、そして私たち中年、壮年の心の癒しどころである演歌を絶やしてはならぬという思いがあって、そして残念ながら声量の衰えを隠すことはできなかったが、それでも「北の大地」をうたい上げたサブちゃんをみて、今回最優秀新人に輝いた辰巳ゆうとさんを応援していきたいなと思った次第です。

 

さあ、今日の紅白を楽しみにしましょう。

以上たーさんでした(終)

 

 

永遠のロックンロール、音楽はいつまでも心に刻まれている~トム・ペティを偲ぶ~

こんにちは。

 

この歳になってくると、新しい出会いよりも悲しい別れの方が多くなってくるんです。長年表舞台に出ていた人が、しばらく音沙汰ないなと思っていたら、急にYAHOO!ニュースに訃報が流れて、、、

 

10月2日にアメリカの偉大なるロックスター、トム・ペティが亡くなったんです。67歳という若さで、自宅で心臓発作で倒れているところを見つかってそのまま搬送先の病院で帰らぬ人になりました。その前の週末にバンド40周年ライブで、熱唱したばかりだというのに。

ラジオでは先週は彼の曲が結構な頻度でかかっていましたね。

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80年代半ばから洋楽を聞き始めた自分にとって、当時トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズというバンドの存在は、ブルース・スプリングスティーン(ボーン・イン・ザ・USAを歌っていた人)と同様にいかにもアメリカ的な、特に中西部、南部の砂ぼこりくさいテイストの曲を歌っていたイメージがありました。

(勝手なイメージですいません。繰り返しますが、若造の勝手なイメージです!)

洋楽に入門したばかりの中学生にとって、ビルボードでどんなにチャート上位に食い込んでもメッセージ色の強い彼らの歌よりも、ハワード・ジョーンズとかスターシップ、a-haといった明るい分かりやすい曲の方に耳がいってしまっていました。

だから、FMステーションという雑誌を買って、隔週で楽しみにチャートを見るんですが、ブルース・スプリングスティーンの5枚組ライブアルバムが初登場1位になっても、トム・ペティの「パック・アップ・ザ・プランテーションーライブ」アルバムが上位に食い込んできても、なんか残念な気持ちが優先していたように思います。

(なんというか、かつてのプロ野球オールスターゲームパ・リーグセ・リーグに勝ってしまったときの気分と言いましょうか)

 

さて、自分とトム・ペティとの接点が近くなったのはいつ頃からだったんでしょうか?

1976年にデビューした彼のバンドが、1986年にはノーベル文学賞を昨年受賞したボブ・ディランのバックバンドとして活動をし、そして来日もしました。その流れかどうかわかりませんが、ジョージ・ハリソン(元ビートルズ)、ロイ・オービソン(プリティウーマンを歌った人)、ジェフ・リン(電車男の主題歌でおなじみエレクトリック・ライト・オーケストラのボーカル)と5人でトラベリング・ウィルベリーズを結成して、そのアルバムがめちゃくちゃポップで良くて聞きまくったのが、多分トム・ペティに興味をもった始まりだったと思います。

 

その後1989年にトム・ペティのソロ名義の最高傑作「Full Moon Fever」、1991年にハートブレイカーズとしてのアルバム「Into the Great Wide Open」が世に出て、レコード屋で試聴して即買いしたのを覚えています。

 

そこで、私の個人的な趣味でトム・ペティ様に敬意を表してベスト5を選んでみました。

第5位 Running Down a Dream 「Full Moon Fever」

ソロアルバムからのヒット曲で、ノリノリのロックンロール!ELOのジェフ・リンとハートブレイカーズのギタリスト、マイク・キャンベルとともに書いた曲で、単純な旋律の中に哀愁を感じさせるナンバーで、特に最後のギターソロでのフェイドアウトは今となっては寂しさのあまり泣いてしまいます。


Tom Petty And The Heartbreakers - Runnin' Down A Dream

第4位 American Girl 「American Girl」

1976年のデビューアルバムからのタイトルチューンで、おそらくトム・ペティ自身が一番ライブで歌った曲だと思います。この曲は1993年に出た「グレイテスト・ヒッツ」ではじめてCDで聞いたわけですが、実はその前に映画で使われていて知っていました。ジョディ・フォスター主演の「羊たちの沈黙」で、誘拐された上院議員の娘が誘拐される直前に車を運転しながら、ラジオから流れてくるこの曲で熱唱していたのです。この声はトム・ペティではと思いながら、好きなこの映画を何度も観返していたのを思い出します。

(決して自分はサイコパスではありません!)


Tom Petty & The Heartbreakers -- "American Girl"

第3位 Learning to Fly 「Into the Great Wide Open」

名盤と勝手に思っているが、このアルバムの1曲目を飾るこのナンバー。この歳になって自分の歩いてきた道を振り返ると、この歌詞を聞いているうちに涙が出てきます。「空を飛びたいんだ、でも翼がないんだ」

トム・ペティ湾岸戦争からこの歌詞のインスピレーションを得たそうです。歩き出した人生はどこへ向かうかは誰も分からない、だから空を飛んでどこにたどり着くのか、そしてそこに着いたらすべてわかるのだから。でもそれができない。的な感じのイメージの歌だと勝手に思っています。


Tom Petty - Learning To Fly

第2位 Into the Great Wide Open 「Into the Great Wide Open」

同じくタイトルチューンのこの曲のMVには、若きジョニー・デップと好きな女優の一人だったガブリエル・アンウォーが出ていて、よくビデオを再生していました。人生の浮き沈みを、やさしいメロディにのせて聞かしてくれます。ちょっとしたきっかけで人生の頂点へ上り詰めることができるけど、大事なこともあっという間に失ってしまうもんだよ、それが人生さ。というようなお話。


Tom Petty - Into the great wide open (with Johnny Depp)

第1位 Free Falling 「Full Moon Fever」

これぞ、トム・ペティの名曲中の名曲。ソロアルバムからのヒットシングルで、1990年にビルボード第7位を記録しています。スーパーボウルでもこの曲を演奏していましたね。

男っつうのはいつでも自由に漂いたいものです。


Tom Petty - Free Fallin'

 

いかがでしたでしょうか?

とにかくロックの殿堂入りしたトム・ペティに少しでも触れてみたい人は、バンドとしての「Into the Great Wide Open」、ソロとしての「Full Moon Fever」から聞き始めては。あるいは「Greatest Hits」でもいいかもしれません。

 

 

 

Full Moon Fever

Full Moon Fever

 

 

Greatest Hits

Greatest Hits

 

以上たーさんでした。(終)

この暑い季節でもかっこよくジャケットでビシッと決めて盛り上げてくれるおっさんホーンセクションバンドの自分勝手なベスト5

こんにちは。

 

暑いですね。

何もしていなくとも、自然に体がじめじめしてくる季節がやってきました。

そういう意味ではあまり好きな季節ではないんですが、

その一方でアウトドアに活動するには最高にいいのが夏であることは間違いありません。

 

今回は、「この暑い季節でもかっこよくジャケットでビシッと決めて盛り上げてくれるおっさんホーンセクションバンドの自分勝手なベスト5」を紹介しようかと思います!

(注)ジャケットで決めているのは一部ですけど

Pe'z

「侍ジャズ」と言われ、今風のジャズなんだけど昔の日本の古き良き時代の情景が浮かんでくる、どこか懐かしい匂いの曲を数々奏でてきました。


PE'Z - Hale no sola sita ~LA YELLOW SAMBA~

 

SOIL&"PIMP"SESSIONS

「爆音ジャズ」の異名をとり、当初はなんかかっこいいんだけどとっつきにくさがあったんですが、最近はやや角がとれてソフトになってきました。

今回は椎名林檎さんとのコラボバージョンで。


SOIL&"PIMP"SESSIONSと椎名林檎/殺し屋危機一髪

 

TRI4TH

結成10年を迎え、ますます乗ってきている最近一押しのバンドの一つ。5人から創り出す日常を越えたスリル感は、ありふれた通勤電車の風景をガラリと一変してくれます。


TRI4TH / Sand Castle

 

最近のカルメラとのコラボも面白い!


HORNS RIOT / TRI4TH & カルメラ

 

勝手にしやがれ

武藤昭平(vo, ds)率いるバンド。どこか場末的な、しなびた裏社会的な匂いをプンプンに感じるバンドで、ウイスキーのショットをカーッと飲み干したくなるような気持ちにさせます。


勝手にしやがれ-デヴィッドスター(MV)

 

東京スカパラダイスオーケストラ

夏のフェスにはかかせない存在。日本を代表する、そして自分の人生の中でも一番ライブに行って前の方で踊り狂っているバンド。かっこいいおっさんたちの極みであります。この歳になって、ライブで前の方に陣取っていると、周囲には同じ年代の者たちが、若いものに負けるもんかと言わんばかりにモッシュしています。


tokyo ska paradise orchestra--monster rock--

1990年代最初のころからライブに行っていたものとしては、いろいろと苦労していた時代を知っているので、おっさんたち(ほぼ同い年ですが!)が今日も頑張っているのを観て元気がもらえますし、ある意味感動すら覚えます。

6月、7月のホールツアーには参戦予定です。そして今年のサマソニはビーチステージでビールひっかぶります。

 

そして最後にちょっと嗜好が違いますが、ホーンが入っているということでこのバンドを挙げさせてください。

SAKEROCK

本当に楽しそうに演奏していると、こっちまで気持ちがワクワクしてきますね。

インストだけでも、まるで歌詞が聞こえてきそうな感動!


SAKEROCK / MUDA MusicVideo

もう1回再結成してほしいな、、、

 

さて、今年も暑い季節がやってきます。何もしないで部屋のすみっこでじめじめしているとカビが生えてきちゃいそうです。

外に飛び出して、ライブで踊りまくってギンギンに冷えたビールをがぶ飲みしちゃいましょう。それが幸せってやつでしょ!!

 

以上たーさんでした(終)

 

 

 

秦基博 10周年記念ハマスタライブ~10th Anniversary LIVE AT YOKOHAMA STADIUMの余韻さめないうちに~

こんにちは。

 

昨日5月4日に聖地ハマスタこと横浜スタジアムに行ってきました!

ゴールデンウィークの真っ只中で、中華街やら山下公園やらで絶対に人混みの激しいそんなとこになぜ行ったのでしょうか?

答えはこれ!

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秦基博 10th Anniversary LIVE AT YOKOHAMA STADIUM」

シンガーソングライター秦基博さんのデビュー10周年記念のライブがハマスタで行われたのでした。

 

真っ青に晴れ渡った空の下、横浜ベイスターズのカラーである青のユニホームを着た人々がスタジアムから中華街まであちこちに。その背中には「HATA」と背番号「10」(10周年記念!)がプリントされており、すでに開場前のスタジアム周辺はちょっとした盛り上がりをみせておりました。

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15時開場でしたが、自分たちが入場したのは16時半すぎ。それでもまだまだ日がサンサンと照っており、1塁側内野席に座っていると西日がまぶしすぎ!日焼けしたくない人たちは、これも「HATA MOTOHIRO」とプリントされたタオルをみんな頭からかぶって日よけをしていました。

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17時ちょうどに野球の試合さながらにウグイス嬢のコールでバンドメンバーが入場。ドラムとギターが女性だったのでびっくりしましたが、これがまたかっこよかった!

そして真打のコール!

「4番、ピッチャー、、、失礼いたしました。ボーカル、ギター、秦基博

と茶目っ気たっぷりのアナウンスとともに秦基博さんが登場。人で埋め尽くされたスタジアムをゆっくり見回して、1曲目「今日もきっと」からスタート。

1曲目は全く予想していませんでした。挨拶も短めに「SEA」、「キミ、メグル、ボク」と演奏が進み、4曲目に5月3日にシングルカットされたばかりの「Girl」を演奏。 

Girl

Girl

  • 秦 基博
  • J-Pop
  • ¥250

  

アルバム「Signed POP」に収録されているこのさわやかな曲を、ドラマの主題歌として満を持してシングルカットし、晴れ渡る空の下でのびのびと歌ってくれました。「虹が消えた日」の後は、秦さんとピアノの2人で「水彩の月」。やっぱりという感じで、ピアノの前奏からすでに私は涙モード。

(第一部中盤で涙腺がユルユルとは、歳をとったのかな)

話せなかったことがたくさんあるんだ

言葉じゃ足りなくて

僕は君へのこの想いにかわる明日を

あてもなく空に探しているよ

そんな歌詞にあふれ出た涙も、この太陽のもとではすぐに乾いてしまいました。

引き続きバンドのメンバーと夏らしい「プール」、ベイスターズの「青」を空に向かって歌い上げ、そしてストリングスと合流しての「Halation」と続きます。ポップな「花咲きポプラ」で日が落ちて寒くなった客席を立たせて躍らせ、

さらに「スミレ」ではベイスターズのマスコットとともに振付のレッスンから入って、リリーフカーでグラウンドを一周する大サービス!

今朝のZIPでも早速やっていましたが、2万5000人との「スミレダンス」は一体感があって最高でした。

冷え込んできた体もこれで温まり、「スプリングハズカム」に続いて「言ノ葉」ストリングスバージョン、そして第一部最後は私も好きな「水無月」。これはみんなで歌おうということで、オーロラビジョンに歌詞が出てくるサービス付き。

 

完全に日が落ちた第二部は、19時ちょうどに照明が灯った中で秦さん一人が登場。まだ休憩から戻ってきつつあるお客さんがいる中で、いきなり「アイ」。バンドがあってもその歌声は半端なかったが、アコギ一本になったところでの秦さん独特ののびやかな歌声は完全に天まで届いていました。「シンクロ」をアコースティックバージョンでやったときはやはり鳥肌、「Sally」「嘘」と美声を余すところなくスタジアム中に響かせて、空に光る星たちもそれに呼応しているようでした。「(タイトルはわかりませんが)CMの曲」で一人ひとりの物語を奏でてくれました。自分ひとりだけでなく、たくさんの人にサポートされて私たちの幸せは成り立っているんだなってことをしみじみ認識。

(みんな、ありがとう)

「Dear Mr. Tomorrow」に続いて、ストリングスがまた合流して、好きな「風景」。そして元気の出る「グッバイ・アイザック」では外野席にプロジェクションマッピングで幻想的な映像とともにスタジアムを盛り上げて、5月の夜空の下少し寒さを感じるようになった私たちもまた少し体が温まってきました。「Q&A」、「透明だった世界」そして「朝が来る前に」。この夢のような世界、時間にも終わりが来るのかと思うと、少し寂しくなったりもします。

そんな中での「ひまわりの約束」は圧巻でした。

「みんなと歌いたい曲」と秦さんが声をかけて、出だしが始まったら外野席一面にひまわり畑がマッピングで映し出され、そしてサビの部分は2万4999人の大合唱。不覚にも私は号泣してしまい、歌えませんでした!!

ひまわりの約束

ひまわりの約束

  • 秦 基博
  • J-Pop
  • ¥250

(どうしてこんな優しい詩が書けるんだろうか)

(こんな気持ち、あっても言葉として表現できないよな)

感動、感動、感動!

そして第二部最後に「鱗(うろこ)」。自分の日ごろのひねくれてへそ曲がりな世界観はまっすぐになり、洗い立ての白いTシャツのようにきれいに清められました。

(この曲、やっぱいいなあ)

 

www.taosanblog.com

 

アンコールにもこたえてくれて、野球選手が夢だったことを語った後に、「月に向かって打て」。ハマスタでのライブだからこそのこの歌。

そして、今のこの世の中だからこそ大切なことは何かということに気づかされた「70億のピース」。アリーナもスタンドもスマホのライトをつけて、みんなが手を挙げた瞬間に広がった光景は忘れられません。たとえ先の見えない未来が目の前にあっても、世界中の一人ひとりが心に明かりを灯して寄り添えば、大きな希望の光になり足元を照らしてくれる、そんな幻想的な光景でした。

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第一部はステージからボールを打ち込んだり、自分の小中学校時代のおちゃらけた写真を見せたりとサービス精神旺盛な面もみせた一方で、第二部ではハマスタでライブができるようになるまで裏方さんが日夜徹してステージを組み上げていく映像を流したり、そして寒さを気遣って何度もステージから「寒くない?大丈夫?」って声をかけてくれたり、本当に秦さんの優しさと人柄の良さがあふれて伝わってきました。何度も私たちに「ありがとう」って言ってくれたけど、歌で私たちの心を癒してくれた秦さんに、私たちこそ「ありがとう」と言いたい。

 

帰り道、階段のところで待機している大勢の裏方さんを見つけ、思わず心の中で「素敵な夜を、ありがとう」って叫んでしまいました。

ありがとう

いい言葉だな、、、

 

自分の今まで行ったライブの中でもBEST 3に入るものすごくいいライブでした。

素敵な夜を、ありがとう!!

*勝手に余韻に浸ってすみませんでした。

以上たーさんでした(終)(また泣けてきた、、、)

秦基博さんの曲はおっさんの心にも響く~勝手なBEST5~

こんにちは。

 

今日からゴールデンウィーク本番!

どこも人、人、人!

高速で40km大渋滞なんてニュースでやっていると、「絶対、家から出るもんか」なんて思ってしまいます。

 

でも、明日は出かけてしまいます!

5月4日は横浜スタジアム秦基博さんのライブなんです。10周年記念ライブが聖地横浜スタジアムで行われるということで、人のたくさん集まるところにがんばって出動します。

もともと男性ボーカルは「ロッド・スチュワート」とか好きで、邦楽だと少し古くなりますが「LOOK」の鈴木トオルさん(知っていますか?)とかよく聴いていました。

ときどき男性ボーカルの曲を聴きたくなったとき、ちょうど10年前に秦基博さんの「僕らをつなぐもの」という曲で知ったのです。

「鋼と硝子でできた声」なんて言われているのですが、曲がかかった瞬間にラジオをザッピングする手が止まって、その歌声と曲に聴き入ってしまったのを覚えています。それからしばらく仕事の帰り道に、決まってこの曲をipodで聴きながら帰っていました。

 

しばらくして、職場をいくつか変わり、通勤の仕方も電車になったり車になったりして、その都度聴く曲も変わっていき、秦さんの曲を聴くことも少なくなっていました。

それが1年前くらいに、今とは違う前の職場にいたときに秦基博さんが好きという人がいて、そこで「鱗(うろこ)」「グッバイ・アイザック」をすすめられたことから再び秦基博さんの曲を聞き出すきっかけになりました。

「鋼と硝子でできた」という意味が素人にはわかりませんが、ややハスキーがかかった柔らかい声と音域の広さ、表声と裏声の展開がなんとも心地のいい包容感を聴いていると感じます。

(表現が難しい、、、)

徳永英明さんの歌い方がシャープペンで字を書いているような感じであるのに対して、秦基博さんの場合は水彩絵の具で描いているような感じなんですよ。

(ますますややこしいか?、、、)

とにかく聴いてみてください。

 

さて、明日のライブでやるかどうかはわかりませんが、自分の好きな曲BEST5を挙げてみたいと思います。

あくまでも、私の勝手なBEST5なので読み流してくださいね。

 

メトロ・フィルム(アルバム「Documentary」収録) 
メトロ・フィルム

メトロ・フィルム

  • 秦 基博
  • J-Pop
  • ¥250

 

アルバムラストの曲。たまたま仕事でないときに郊外に向かう電車の中で、一人で車窓を眺めながらこの曲がかかったときは、こみ上げてくるものがありました。今までの人生の分岐点が走馬燈のように思い出されてきて、いろいろと考えていたらまさに、、、。

イヤホンの中の音楽は

とうに途切れてしまったのに

それに気づかないくらい

僕の中の僕と話した

アルバムのラストにあるべきこの曲が、壮大な余韻とともに秦基博さんの音楽と自分の時間をリンクした瞬間でした。

 

Documentary

Documentary

  • 秦 基博
  • J-Pop
  • ¥2500

 

鱗(うろこ)(アルバム「コントラスト」収録) 
鱗(うろこ)

鱗(うろこ)

  • 秦 基博
  • J-Pop
  • ¥250

 

やわらかくも力強い秦基博さんの声がさわやかな曲調に気持ちよくのっている曲です。曲のメロディアスな雰囲気から「好きな人に会いに行こう」とストレートに純粋な愛を訴えているように聴こえるのですが、そうなんでしょうか?

「鱗」という言葉にあまり清いイメージがない自分は、全く別の解釈をしてしまいます。言葉を大事にする秦基博さんだからこその曲で、単純な解釈では済まないような気がします。私がヘソ曲がりでひねくれているせいなのでしょうか?

とにもかくにも好きな曲です。

僕らをつなぐもの(アルバム「コントラスト」収録) 
僕らをつなぐもの

僕らをつなぐもの

  • 秦 基博
  • J-Pop
  • ¥250

 

この曲を繰り返し繰り返し聴くと、胸がものすごく痛くなってきます。

(決して心臓の病気ではありません)

この歌はこの歳になって聴いても、涙があふれてきます。これほどリアルなシチュエーションと心の描写を制限された字数の中で、クリアに表現されると泣くしかないのです。

僕らをつないでいるもの

二人同じ明日を描いているのかな

「ねぇ この先もずっとあの花を見れるよね?」君が言う

今はうなずくことしかできなくて

盛り上がりの2番のこの歌詞の直前で「あれ?」ってなり、この歌詞で心を鷲掴みにされて激しく揺さぶられて、せつなさのあまり泣いてしまうのです。

 

Contrast

Contrast

  • 秦 基博
  • J-Pop
  • ¥2500

 

水無月(アルバム「Signed POP」収録)
水無月

水無月

  • 秦 基博
  • J-Pop
  • ¥250

 

6月の別名であるタイトルですが、夏の歌が比較的多い中で特に好きな歌です。出だしがJ-walkの「何も言えなくて、、、夏」になんとなく似ているこの曲(勝手な印象ですが)、恋愛応援歌です。好きな人を助手席に乗せて海沿いの道を車で走るときに聴きたいなと思う曲です。学生時代だったら、自転車の二人乗りをしながら夏の坂道を下っていく、そんなイメージでしょうか。

こんな恋愛は、この歳になっても許されるのでしょうか?

 

Signed Pop

Signed Pop

  • 秦 基博
  • J-Pop
  • ¥2100

 

水彩の月(アルバム「青の光景」収録)
水彩の月

水彩の月

  • 秦 基博
  • J-Pop
  • ¥250

 

ピアノで始まる寂しげなメロディに、いきなり悲しい言葉が重ねられていきます。

柴田淳さんの「君へ」(アルバム「親愛なる君へ」収録)も同じようにせつない曲ですが、この歌では違って「悲しい瞬間」から少し時間が経過しています。なのに、時間は解決になっておらず、いまだに「僕の」心は欠けた一部分を取り戻そうとしてさまよっているのです。

映画「あん」の主題歌です。別の映画を見に行って、本編が始まる前の予告でこの曲が流れた瞬間に不覚にも泣いてしまいました。

 

Ao No Koukei

Ao No Koukei

  • 秦 基博
  • J-Pop
  • ¥2100

 

さて、このままでは明日のライブは泣きっぱなしになりそうです。

自分の勝手な秦基博BEST5を挙げさせていただきました。もちろん、それ以外にも挙げたい曲はいっぱいあります。

とにかくみなさんも一度秦基博さんの声、曲そして歌詞をじっくり味わってみてください。

以上たーさんでした(終)

 

 

 

断捨離をさぼって音楽を聴く~おっさんのCDコレクション・INXS「LISTEN LIKE THIEVES」~

こんにちは。

人間ドックに備えて、少しずつダイエットをしているたーさんです。

 

冬が近づいてくると、いつも家を出る時間なのにまだ空が暗いなんてことがあります。

朝だなんて、当然頭では分かっていても体が起きてくれていないので、武井壮さんみたいに駐車場に向かって全力ダッシュしようもんなら、アキレス腱を切るかひどい肉離れを脚に起こす最悪の結末が待っているだけです。

まずは入念に準備運動することが必要なんですが、ついつい怠ってしまいます。

 

さて、そんな毎朝にかつてミニコンポにタイマーをかけて、目覚ましとして朝一番にかけていた曲がありました。

INXS「LISTEN LIKE THIEVES」

Listen Like Thieves (Remastered)

Listen Like Thieves (Remastered)

  • INXS
  • ロック
  • ¥1300

 

80年代洋楽シーンを語るにあたって、絶対にはずすことのできないバンドの一つです。

オージーバンド特有の乾いた感じの正統派ロックに、時代に合わせたポップセンスを取り入れて、80年後半に盛り上がりをみせていました。

ボーカルがかっこよすぎ!

INXS(インエクセス)は、ボーカルのマイケル・ハッチェンスを中心にファリス三兄弟のアンドリュー・ファリス(Key)、ジョン・ファリス(Dr)、ティム・ファリス(G)、ギャリー・ゲイリー・ビアーズ(B)、そして眼鏡がチャームポイントのカーク・ペンギリー(Sax)の6人構成です。

マイケルは世界で最もセクシーな男として、卓越したステージパフォーマンスで一世風靡し、今もロック界における伝説としてその名を残しております。

 

その中でも特に好きなのが、1986年4月にビルボードで最高位5位までのぼった”WHAT YOU NEED"。

 


INXS - What You Need

 

What You Need

What You Need

  • INXS
  • ロック
  • ¥250

 

1985年にリリースしたアルバム「LISTEN LIKE THIEVES」からの一曲で、彼らの世界進出を果たす足がかりとなった曲です。

中学生だった私は、このかっこいいPVをみて渋谷にジージャンを買いに行ったのを覚えています。

(結局もっぱら学生服だったので、あまり着る機会はありませんでしたが)

ギターの鋭さとそれにサックスのいい味がINXSらしさを醸し出しており、そのリズムが当時の自分の歩くスピードを定めていたと言っても過言ではありません。

(学校内を学生服のツメをはずして、仲間でこの曲を口ずさみながら歩調をそろえて歩いていたもんです)

この曲はマイケルたった5分で作ったというから、「すげえ」の一言です。

残念ながら

バンドは90年代に入ると徐々に落ち目になり、マイケルはカイリー・ミノーグとの交際で注目を集めたり、香港に移住したり、そしてドラッグに染まって1997年に自らの命を絶ってしまいます。

それからも新しいボーカリストを迎えて、なんとかバンドを立て直そうとしますが、結局2012年にかつてのような日の目を見ずにバンドは解散してしまいます。

 

美人薄命とはいいますが、男の彼にもそれが当てはまるのでしょうか。

 

ここまで生きてこれた自分は決してセクシーでもかっこよくもありませんが、でも長生きできているのであればそれでいいや、なんて負け惜しみっぽく言っているたーさんでした(終)