こんにちは。
みなさん、観ましたか?
いやー、もうすごい試合だった、感動したとしかいいようのない好ゲームでした。
つい先ほどBリーグのチャンピオンシップ決勝が国立代々木第一体育館で行われ、昨季NBLディフェンディングチャンピオンの川崎ブレイブサンダースを栃木ブレックスが85-79で破り、初代王者に輝きました。
実は、私はそれをテレビ観戦したく、家族で出かけるところを率先して留守番に手を挙げました。
すごかった試合経過
試合は、リーグ得点王元NBA・ファジーカスを筆頭に準決勝から好調のキャプテン・篠山、怪我から復帰した3点職人・辻を要する川崎がリーグ1位の得点力でゴールに迫ると、リーグ1のリバウンドを誇る栃木はウィスマンヘッドコーチの仕込んだ鉄壁のディフェンスでそれを防ぐ予想通りの展開でした。
前半はファジーカスが抑えられて攻撃陣が機能しない川崎に対して、日本人唯一のNBAプレイヤーだった田臥キャプテンを中心に、インからギブス、アウトから古川の攻撃で前半をリード。ところが、徐々にエンジンがかかった川崎がついに第3Qで逆転、白熱の第4Qに突入。何度もリードが入れ替わる好ゲームとなり、私はトイレのために席を立つこともできず。そして、ついに残り59秒、川崎ファウルからの栃木・遠藤のフリースローのときに満を持してトイレに。テレビのボリュームを大にしてトイレで栃木が6点差になったのを聞き、手も洗わずにテレビの前に戻った瞬間に歓喜の優勝決定の瞬間!
歓びに沸く黄色のブースター(テレビ画面で見る限り、代々木体育館は赤(川崎)よりも黄色(栃木)の方が目立っていました)、そして沈み込む川崎の面々。
いやー、それにしてもなんという好ゲーム、決勝は一発勝負ということでほんとにものすごい戦いになりましたね。終わった瞬間の戦い抜いた栃木ブレックスの選手やブースターのみなさんの歓喜の涙の姿を観ていたら、私も思わず涙してしまいました。
(手を洗っていないのもすっかり忘れて。)
苦難の道を歩いてきたバスケットボール
2014年にNBLとbjリーグの2リーグ併存からFIBA(国際バスケットボール連盟)から会員資格停止となり、オリンピックに出場できなかった日本代表。
2015年にJリーグを立ち上げた川淵チェアマンの就任からリーグ統合して、ついに昨年9月22日にBリーグとして開幕。苦難の道を歩いてきたバスケットボールは、まだまだ野球やサッカーほどの知名度はなく、新聞各紙での扱いも悲しいほどではありますが、今回フジテレビが完全中継してくれたのはうれしい一歩だと思います。
まだまだ解決すべき課題は山積み
第3戦ルール
チャンピオンシップでの「第3戦ルール」はbjリーグ時代に行われていたものですが、これは第3戦が行われなかった場合の会場キャンセルのリスクを回避するためのルールでした。第2戦を終えて1勝1敗だった場合に、第2戦終了後に15分間休憩をはさんで、さらに10分間で決着をつけるというものです。当然、勝ったチームにとっては良くても、負けたチームにとってはどうだろうかという疑問、不満を呈したルールでした。来シーズンはどうなるのでしょうか。
スマホチケット
マーケティングのための情報収集の一環としてスマホチケットについても、手軽さと若者受けというビジネスとしては有用だと思われましたが、不正アクセスによる個人情報の流出があったりして、今後の対策が非常に重要になってきます。
入場者数は増えつつありますが
入場者数は昨季の50%増と順調にブースターは増えつつありますが、まだチームごとに偏りがあります。それぞれのチームだけでなく、全体的な知名度をいかにあげていくかということも考えていかなければいけません。かつては深夜にNBAを民放テレビで放送していましたが、今はBSのみとなっており、まだまだ敷居の高さを感じます。
スポンサーの獲得
今回のチャンピオンシップの優勝賞金は5000万円でした。チームによっては市民レベルでのサポートしかまだできていないところもあるようです。格差をなくすべく今後の盛り上がりではスポンサーもどんどんついて、こういった賞金のグレードアップとともに選手の年棒も上がれば、子どもたちのバスケットボール熱も上がるんではないでしょうか。
とにかく、今日は久々にスポーツ観戦でテレビにかじりついた1日でした。中学のときにバスケットボール部にいたことでルールもわかっていたので、感動をダイレクトに胸に受け止めることができました。
すばらしい試合をありがとう!!
初代王者おめでとう、栃木ブレックス!
そして、
負けたけどナイスファイト、川崎ブレイブサンダース!
日本ダービーや大相撲に負けずに、明日の第一面を飾ってくれ!!
さて、手を洗いにでも行こうかな。
以上たーさんでした(終)