こんにちは。
熱しやすく冷めやすい性格のたーさんです。
前の週に木場の「カマルプール」にお邪魔して、この1週間口の中にカレーの幸せ感が溢れかえっていました。
そこで今週もちょっと時間ができたので
「そうだ!カレーを食べよう!」
というわけで、またまた野暮用で下北沢駅に10年以上ぶりに下車。実は最初はカレーのことなんぞ考えていませんでしたが、北口から出て商店街を歩いていると、こんなチラシが!
「下北沢カレーフェスティバル2017」
意外にもここ下北沢はカレーのメッカだったのです。
そうと知った瞬間に口の中にカレーの幸せな記憶がよみがえってきました。
早々に野暮用を済まして、向かった先は行列のできるスープカレー屋
「Rojiura Curry SAMURAI.」
「1日分の野菜を食べる」をコンセプトに色とりどりの野菜と北海道産のブランド豚と鶏肉がふんだんに盛り付けられたスープカレーを食べることができるお店で、本拠地は札幌で、ここが東京1号店です。
(ちなみにホームページ上はスープカリィと表記されております)
ランチは11時半から15時半(LO15時)で、ディナーは17時半から22時半(LO22時)となっておりますが、私が到着したのはランチの後半戦の14時20分。ほぼおやつの時間にもかかわらず、自分の前に10組の行列が。
カレーだから回転は早いだろうと安易な予想を立てて待っていたのですが、意外にも入店できたのは1時間後!
(全然意外じゃねえだろ!)
お店の前の看板には、「本日の野菜」と題して8品目、13品目そして20品目をオーダーしたときの野菜の種類が書き出されていました。
「これだけ野菜を体に取り込めれば、そりゃ健康になるだろう。ならば、この際血糖のことは考えずにライスも多めにしちゃおかな!」
というとんでもない理屈でメニューを選択。
店内に椅子が4脚、店の外に6脚あり、行列の先頭がそこに達すると、きれいなお姉さんがメニューをもってオーダーをとる仕組み。
自分のオーダーは
チキン1/2&豚角煮と野菜13品目のレギュラーで辛さは3(辛め)。ライスはLサイズ。
*スープのレギュラーとは、基本の味で野菜ベースの濃厚スープというようにメニューに書かれていました。そのほかにも和風だしと豆乳が入ったマイルド、ココナッツミルクの入ったココナッツ、マイルドココナッツの全4種類。
*辛さは辛みなしの0から相当辛いだろう10まであり、辛口を超えた5以上は有料となっています。
*さらに女性客が多いお店ならではのライスの量の選択ができます。ライスなしからSS(80g)、S(120g)、M(標準、180g)、L(350g),LL(500g)。さらにはおかわりもできます。要するに女性にもやさしいけど、デブにもやさしい。
そして、さらにワクワクしてくるのがトッピングの数々。特に焦がしチーズという響きがなんとも言えず、すでに食べる前から楽しいイメージが先行。それに北海道ならではのザンギがセットになった「焦がしチーズ&侍ザンギ」をオーダー。チーズはスープにいれるかライスにかけるかを選択できるのですが、純粋にスープをまずいただきたく、ライスの方にチーズのトッピングをお願いしました。
そしてカレーと言えばラッシー。酢豚のパイナップル、スイカの塩、そしてカレーのラッシーという重要な立場にあるこのヨーグルトドリンクを杏仁ココナツラッシーで注文して、準備完了。
15時20分、おやつの時間にカウンターに案内されました。4人が座れるカウンターはおひとり様か2人組専用。そのほかにテーブル席が7つと靴を脱いで上がる小あがりにテーブルが2つありました。カウンターの向こう側の一段高いところ、おそらくホールを見渡せるように厨房がありました。
間もなくスープカレーの盛り付けられたボウルとザンギがのったライスが運ばれてきました。そしてココナッツスライスが散りばめられたラッシー。
スパイシーな香りがスープから沸き立つ湯気と一緒に鼻の奥を刺激してきます。
まずはスプーンを手にとってひとすくい。舌に染み込む芳醇なスパイスと飲み込んだときに喉の奥に絡みつくスリリングな後味。普通のカレーライスを食べた時は口蓋垂(俗に言うノドチ〇コ)の前がゆっくり味わうステージなのですが、スープカレーの場合は口の中から喉の奥までで瞬間的に味を楽しむ、いわばカレーライスがメリーゴーランドならばスープカレーはジェットコースター。スープをゆっくり味わう場合には、十分に染み込んだ野菜たちとチキン、角煮を口に運べば、これまたいい。美味い!
ただ野菜をスプーンで口に持っていこうとすると、下手するとスープの中にチャポン!気づいたら、白いシャツにカレーの染みが、、、。そうなる前に紙エプロンも用意されているようですよ。
野菜のブイヨンが溶かされているので、最初の内はスパイス感が強いのですが、後半になると野菜の濃厚な甘みが出てきて違った味になってきます。
そして、焦がしチーズをかけられたライスをスープにひたして食べると、今度はまろやかな口当たりに。うちの子が毎朝ごはんにスライスチーズをのせて、レンジでチンしたものを食べているのを見て「うまいのかな?」と思っていましたが、これはうまかった!
ただ結構お腹にたまるので、350gのライスはちょっと多かったかも。と気づいたのは帰りの電車の中でしたが(笑)。
チーズのまったり感にアクセントとしてザンギのパリパリ食感がやはり最高。カレーと同じくらい唐揚げ好きにとって、このハーモニーは「由紀さおり・安田祥子」くらいの安心感。次の来た時も、この組み合わせを再現したい。
最後にラッシーを。実は途中でラッシーを飲みながらというのが、今までの常だったのです。ところがこのラッシー、濃厚すぎてストローで飲みづらく、しばらく氷が解けて薄まるのを待っていたら、カレーを食べるのに夢中になってしまい、結果最後になってしまいました。でもこれが正解。口の中から咽頭を介して食道、胃の中までスパイシーになってしまったところで、ラッシーの甘い液体が流れ込んで粘膜をコーティング。なんともさわやかな食後の時間となりました。
1750円を払い、カレーの斑点と滴り落ちる汗でぐしゃぐしゃになったシャツと膨らんだお腹をパーカーのジッパーを上げて隠したつもりになって、お店を後にしました。
今度はカレー好きの友だちの野菜不足を解消するために、またお邪魔したいものです。
以上たーさんでした(終)