こんにちは。
新年最初の週末を迎えました。
・今年は早起きして朝活しながら、時間を効率よく使っていこう。
・できる限り仕事は職場で終わらせて、定時上がりをめざしていこう。
・帰ってからは、自分の自由時間をなるべく作るようにしよう。
それで週末は、、、
・自分の時間を作り出してやりたいことをしよう。
・子どもと遊んで、彼らの得意なものを見つけ出して自信をつけさせてあげよう。
そんな感じで、昨年末に今年の1年間通しての過ごし方を考えました。
ところが2019年出だしより、週末の時間の使い方につまづいたような気がします。
子どもはインフルエンザにかかってしまい、熱を出して寝込んでいたので、子どもと遊ぶ時間はすべて自分の自由時間にまわせるはずだったのですが、、、
なんだか結局無駄な過ごし方が多かったような気がします。昨日はあまり充実した一日ではなかったと反省しているところです。
では、昨日土曜日を振り返って自分はどのように過ごしたのでしょうか?
昨日あったことを日記に書き出してみました。大まかですが、こんな感じになります。
- 朝5時に起床
- ブログを書く
- 筋トレに行って、30kgのバーベルをもってスクワット
- 朝食を食べる
- 相方が下の子どもを病院に連れて行っている間、上の子どもとレゴで宇宙船を作る
- 車検を出しに行く
- 実家に寄って親と話す
- 電車に乗って、初めて行くカレー屋さんで食べる
- デパートに行って、テイスティングして新しいオリーブオイルを購入
- 夕食はサラダにたっぷオリーブオイルをかけて味わう
- 部屋の汚れ方がひどいので、子どもに片づけるように説教する
- 子どもがYouTubeを長時間観てるので起こる
- 読書する
- 夜23時就寝
全部で14項目あり、このように項目を書き出すと意外に新しいことも含めてやっていました。昨年までの平均的な土曜日と比べると、結構多様にやっていると思います。
しかし、昨日1日を充実した1日と感じられなかったのはなぜでしょうか?
「なんか突出した楽しい体験がなかったよね」
「子どもの説教2連チャンはまずかったなあ」
自問自答していると、その2つのために充実度が低かったのではないかと分かってきました。
ピークエンドの法則(peak-end rule(peak-end theory))というのがあります。
これは経済学者で心理学者でもあるDaniel KahnemanとBarbara Fredricksonが提唱した考え方で、
ものごとの(印象の)良し悪しはその全体で判断されるわけでなく、その中で経験した最も良かったこと(もしくは悪かったこと)(ピーク)と最後の印象で決まる
というものです。
冷水の実験
1993年にKahnemanとFredricksonはある実験を行いました。
被験者数人に
A. 14度の冷水に手を60秒浸ける
B. 14度の冷水に手を60秒浸けたあとに、15度にした水に30秒浸ける
このAとBの実験を繰り返し行いました。その後、被験者にどちらの方が良かったかということを聞いたのです。
普通15度言えども冷水ですから、辛いことに変わらないので、Aの方を選択すると思いますが、実際はBの方が良いという結果だったのです。
大腸内視鏡の実験
1996年にKahnemanはDonald Redelmeierと不快な大腸内視鏡の検査における実験を行いました。内視鏡を施行されている間数分間の間リアルタイムに不快感を被検者に評価させて数値化しました。その結果、被検者は検査そのものの良し悪しを検査中最も痛みを感じたとき(ピーク)と検査終わりの状態(エンド)で判断しているということがわかりました。つまり、検査の時間がどれだけかかったかということではなく、またその間何度痛い目にあったかということではなく、最悪点(最高点)と最後の点ですべてが決まってしまうのです。
じゃあ、こんな場合も?
例えば、結婚式でスピーチを頼まれたとします。ダラダラなんかよくわからんエピソードをいくつも話してちょこちょこ新郎をほめているけど、結局何だったのというような上司の話が一番苦痛ですよね。こんなときも盛り上がるエピソード1つでガツンとピークにもっていって、最後(エンド)は感動的にうまくまとめることができれば、同じくらいの時間がかかったとしても最高のスピーチになるんです。
これは1日の充実度を評価するにおいても、同じだと思います。
では、自分の昨日1日の中のピークはどこにあったでしょうか?
おそらく、初めて入るカレー屋でポークカレーを食べた時間帯でしょう。
何事も初めての経験というのはピーク値が高い方なんですが、
カレーを食べたという体験は、やはりショボいですよね。
では昨日の締めくくり、エンドはどうだったでしょうか?
最悪にも子どもにどなりちらした2連チャン、、、
ということで、カレーを食べてちょこっと至福を味わったけど、最終的にはバッドエンド2連発で、トータルは平均よりも下がってしまったのでしょう。
だから、昨日1日全体の評価も自分の中では低いのです。
(なるほど)
でも、これは子どもにとってもあまりよくないことなのかもしれません。
怒られて、その感覚を心に上つけた状態で1日を終えるというのはかわいそうなことをしたなというのは、今ブログを書いていて思いました。
怒ったうえで、何かフォローしてあげることが必要なのでしょう。
今回は、自分の1日の充実度、満足感を上げるためには、ピークとエンドを大事にしないといけないということがわかりました。
この1年間、何か新しいことを始めてみる!
これがキーワードです。
今日は日曜日、何か盛り上がるようなイベントを考えないといけませんね。
子どもに対してもフォローが大切、そして1日の終わりに自分にも楽しいことがあるようにしたいと思います。
仕事終わりに飲みたくなるのも、そのせいなのかな?!
ピークとエンドをまとめて感じる瞬間ですからね!
以上たーさんでした(終)