たーさんブログ

自分の人生を再構築したがっているおっさんのつぶやき

スマホを見ない生活、そんなことがあってもいいのでは

最近スマホ(自分はiPhone)の画面を眺めていると、1日平均の画面を眺めていた時間が表示されてくる。

忘れたころに知らせてくれるのだが、そこでハッとすることがある。

 

先週は3時間19分だった。

その前の週との差は9%。

これが多いのか少ないのかは、わからない。

その内訳はエンターテイメント5時間43分とかSNS4時間48分とかって、ご丁寧にも解析してくれる。

 

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エンターテイメントはおそらく音楽を聴いていた時間。

車の中でBluetoothにつなげて運転中音楽を聴いていた時間だ。

画面は見ていない。

 

それにしても、SNSに4時間も割いているなんて多いかも。

その4時間で何か別のことに手を出した方が有意義だったかもしれない。

あとのまつりだ。

 

 

以前ガラ携を持っていたときは、iモードというのがあった。

正直ほぼ使ったことがなかった。

ほとんど電話として使い、時々ショートメッセージを打ち込んでいたくらいだ。

 

iPhoneを持つようになっても、使うのはもっぱら電話機能だけだろうと思っていた。

だから、ガラ携で十分だろうと考えて購入をしぶっていた時期があった。

 

しかし、いまやiPhoneを電話として使うことは皆無。

メッセージ、LINE、そしてSNSとしての利用がメインになってしまっている。

 

iPhoneが発売されたのが2008年7月のこと。

自分が購入したのはiPhone5が最初で、その後購入した6sをいまだに使っている。

最近電池の減りが早くて困っているのだが、なかなか買いかえる勇気がない。

この10年くらいの間で、世の中の景色が変わったように、自分の生活もスマホ中心にがらりと変わった。

その変化にまだついて行けていない自分がいる。

(年とったなあ、と思う)

 

去年暮れに立てた目標に、「スマホを見ない、手に取らない時間をつくろう」というのがある。

 

www.taosanblog.com

 

今でも、なるべく手に取らないように心がけている。

それでも仕事中でも、一度気になってしまうと、次から次へとアプリを立ち上げてスワイプしまくってしまう。

自分にとっては大した情報でもないのに、見入ってしまうのがよくない。

 

コロナの感染者数がどうなのか

総理大臣の支持率がどうなのか

芸能人の結婚だとか

 

正直自分の生活や仕事に全く関係ないのだが、一度目に飛び込んでくるとそのページを開いて記事を読んでしまう。

さらにはTwitterも。

命の大事な時間をこんなことに使ってはいけないことを分かっているつもりだけど。

 

最近、なんか知らんけどイライラすることも増えたように思う。

ちょっと電波が繋がりにくかったりすると、先日も知らんうちに舌打ちをしていて家族にとがめられた。

電波がつながるのが当たり前。

そういう頭にすでになっているのだ。

 

携帯電話のなかった頃は、渋谷駅で友達と待ち合わせしていて、相手が来なくても気長に本を読みながら待ったもの。

だが、今やその忍耐力はどこにいったのか。

 

スマホ文化になってから、ちょっとしたことでもがまんできず、すぐにイライラするようになったような気がする。

(この歳になって、小便もがまんできなくなってしまっているが...(笑))

 

もちろん、スマホになってからすぐにわからないことを検索できるようになって、便利になったことは皆さんもご承知だろう。

その一方でその情報が本当か嘘か、自分の目で確認することは減った。

わざわざその現場まで足を運んで自分の目で確認したり、正確なことが書かれている本を図書館や本屋に探しに行ったりすることは格段に少なくなった。

人の話を聞きに行くこともなくなった。

せいぜいメールやLINEで済ましてしまう。

人と直接触れあうことも減っている。

動かなくなっているので、運動不足にもなっているだろう。

 

結果、今や頭の中は不確かな情報とどうでもいい情報であふれていて、さらにはイライラ感とストレスで充満。

体は慢性的な運動不足に陥り、いろんな意味で悪い方向に向いている。

こんな状態では、健康に生きることは難しい。

1日数時間でも強制的にアナログ生活に戻すことがやはり大切かなと思う。

(デジタルデトックスというらしい)

 

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自分のようなおじさんは、そのような不便だけど健康なアナログ時代があったことを知っている。

でも、子どもたちはスマホがあって当たり前の時代に生まれてきた。

最初からある意味不健康なのだ。

彼らに、何が健康な生活なのかを教えることは自分たち親の大切な役割なのだろう。