たーさんブログ

自分の人生を再構築したがっているおっさんのつぶやき

お昼ごはんの後に眠くなるのはなんで?~原因と解決方法~

腹いっぱい食べた後は眠くなる

というのは、みなさんの一般常識みたいになっていますよね。

 

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お昼に定食ランチをしっかりと平らげると、その後は昼寝モードに入ってしまいます。

 

眠くて眠くて、定食屋の机に突っ伏してそのまま仮眠をとりたいくらいだし、

あわよくば仕事を部下に丸投げして自分は早退し、サウナでリラックスしたいもんだ

なんてちょっとでも思ったことはあるでしょう。

(つうか、仕事したくないだけだろ!)

(当たり前だろっ!!)

 

いやいや、昼飯食べて眠くなったら、今日のお仕事は終わりという働き方改革ってないもんかね?!

テレワークが多くなってきた昨今、自分の家で仕事をしていて、がっつり昼飯を食ってしまうとその後ベッドがすごく恋しくなってしまいませんか?

ソファに座ってテレビをつけていても「科捜研の女」を見ながらいつの間にか寝てしまっているのもよくある話だと思います。

(よくある話?)

 

勝手なイメージですが、 

イタリア人は、お昼ごはんでさえワインを飲みながら2時間以上レストランで雑談しているらしいですね。

スペイン人はお昼ごはんが終わったら、布団にもぐって昼寝(シエスタ)をするらしいというのを聞いたことがあります。

んで、みんな寝て元気になったらまた仕事を少しだけして、今日1日のお仕事はおしまいにするんです。

グーグルなどの外資系の会社は仮眠室がきちんと準備されていて、しっかり寝ることも仕事のうちとされています。

昼寝に投資をする企業も珍しくない時代なのです。

いかに眠いのを我慢しながら仕事をすることが効率悪いことか、ということに世界はすでに気づいているのです。

 

なんで日本人だけ、30分でご飯を口にかきこんで、急いでデスクに戻り、缶コーヒーをがぶ飲みして眠い目をこすりながら夜遅くまで仕事しているんでしょうか。

そんな働き方、生産性が低いに決まっているやん。

 

そもそも何で眠くなるんだろう

それにはいくつかの理由があるみたいです。

 

食べて消化するのに、ものすごくエネルギーを使う

1日3食しっかり食べると、その消化エネルギーはフルマラソン(42.195km)を走ったときに消費するエネルギー量と一緒らしいのです。

つまり、単純計算で1食あたり14km走って消費するエネルギー量となるわけです。

新宿駅から総武線小岩駅くらいだろうか...軽く山手線を横断できます)

(そんな情報いらんわい!)

 

だから、食べる量が多ければそれだけ消化に使うエネルギー量は多くなってしまい、バテバテになってしまうんです。

 

それに関連することとして

胃で消化するのに血液が必要とされる

というのがあります。

胃の周りにはたくさんの血管があり、消化の際には胃の動きに合わせて大量の血液が導入されます。

脳への血液量が消化の間に少し減ることになるので、その分だけ脳を休ませることが必要になるんです。

だから、脳への血流量が減っている間は無理して脳を働かせるよりは、素直に脳の為を思って寝てしまった方が言いわけなんです。

 

食後血糖スパイクにより、急激に血糖が下がるため

脳を動かすにはブドウ糖が必要になります。

それもかなりの量のブドウ糖です。

体の臓器全体が必要とするブドウ糖の約20%は脳で消費されています。

食事をすると、1時間くらいして血糖が上がってきます。

それに反応する膵臓インスリンという血糖を下げるホルモンを分泌するので、食後2時間くらいから血糖が急激に下がってきます。

このとき、がっつり食べた人の場合、思い切り高くなった血糖を思い切り下げなければいけないので、大量のインスリンが分泌されて血糖も急降下するんです。

そのために脳にまわされるはずのブドウ糖が足りなくなって、脳は一時的にブドウ糖不足に陥り、休む必要があります。つまり眠くなるんです。

 

以上をまとめると、脳の栄養となる血液、あるいはその中に含まれるブドウ糖が減ることにより食後は眠くなるというメカニズムなんですね。

 

では、その食後の眠気に対抗するためにはどうすればいいでしょう?

もうみなさん、おわかりですね。

小食になる

答えは、「食べる量を減らす」ですね。

特に炭水化物です。

昼マックや昼どんぶりなんぞやってしもうたら、それはアカンです。

大量に胃に入った腹持ちのいい炭水化物を消化するために胃はがんばって動かなければいけません。

また当然のごとくブドウ糖は急上昇しますので、インスリンが大量に投入されることになります。

実は糖尿病の人はやや遅れて食後血糖が上がってきます。

普通の健常者のように2時間で血糖はもとの状態に戻りません。

インスリンは分泌されるのですが、血糖の下がりはやや悪い傾向にあるので、その分だけ眠くなる時間は通常より遅れてきて、それでいて長く眠い時間帯が続きます。

だから、仕事の効率が悪い時間が健康な人よりも長いんですね。

(糖尿病の人は、仕事ができないということではありません!)

(自分の場合は、たしかに効率が悪いことを自覚しています)

 

食べる量を減らせば、血糖は上がりにくくなります。

あるいは炭水化物を減らしたり、ベジファーストにすれば血糖は急激には上がりません。

そういう工夫をすることによって、眠気を抑えることができます。

 

眠いからと言って、大量の砂糖入りの缶コーヒーを飲むのは逆効果なんですね。

 

食後の運動 

食後の血糖を上げにくくする方法のもう一つは、「食後に運動をする」です。

食休みは大事ですが、遅くとも「ごちそうさま」をしてから15分後には、体を軽く動かすことが大事です。

運動をして筋肉を動かすことにより、ブドウ糖は筋肉の中に取り込まれますので、血糖は下がってその分だけインスリンの分泌は減ることになります。

血糖が高くならなければ、血糖が急降下することもありません。

 

三つ目の解決方法

ちなみに三つ目の解決方法は、私自身が考えてみました。

お昼の時間までに可能な限りクリエイティブな仕事あるいは重要案件を終わらせてしまい、食後にはボーっとしていてもできる仕事のみを少しやるようにすればいい。

欲を言えば、昼食後はもう仕事をしない。

イタリア人的な働き方はこうなのではないでしょうか?

 

そうすれば、お昼にゆっくり食事を楽しんでも、赤ワインのグラスを傾けても、多少はいいことになりますよね。

(勝手な決めつけですが...)

 

朝8時から午後2時くらいまで頑張って仕事をして、その後お昼の混雑を過ぎて少し空いたレストランに仲間で食事をしに行き、会話を楽しみながら美味しい料理に舌鼓を打ち、午後4時になったら職場にいったん戻ってちょこっと仕事の仕上げをして帰るという感じ。

なんとも優雅ではありませんか。

まあ、今の日本ではそんな働き方は叩かれると思いますが、理想的ですね。

 

自分が上司だったら

自分が職場の上司だったら、朝の時間も大事なので10時に始業とします。

その後13時まで密度濃く働き、2時間食事休憩とした後、15時すぎから2時間程度後半戦をがんばって17時半には家路につくというようなサイクルにしたいなと考えます。

もちろん、後半戦はゆるーい感じでの仕事になります。

まあ、トータル仕事時間は5時間くらいですけど、ノルマがその間で達成できればそれ以上は求めないつもりです。

このようにすれば効率よく仕事を進めることができるのかな、なんて甘い考え方を持っていますが、でもそれでも楽しく仕事をして、体に負担を与えず、それでいて一定のノルマをこなすことができればいいかなと思っています。

 

みなさんも、自分が上司やオーナーになって自由に仕事時間を決められる立場であれば、どのように就業時間を決めますか?